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isekaitensei sitakedo nanagoume mobu dattanode futuuni ikiru
アルフレッドが今日もお仕事で早退で近道の南門のそばのとっておきの花畑で、迎えの馬車が来るまでのひとときを過ごして…。
隠れた場所のきれいなネモフィラ畑と青いベンチは一休みするのにちょうどいいオアシス。
そして馬車の音が聞こえてきたので出ていくと、学院の職員さんとすれ違い穏やかに挨拶をするアルフレッド。
職員さんがその場所を見つけてしまい、たまらず趣味のスケッチをして、家に帰ってから色をつけると…。とても素敵な絵に仕上がり。
それを見つけた彼の姉が、将来開く王都一番のカフェはこのイメージでいくわ!
一番良い場所にこの絵を飾るわ!と鼻息荒く。
それってもしかして1巻でアルフレッドとギルバートが王子のデートの下調べで訪れたあのカフェだったりして?
そしてアルフレッドが高等部へ進学し南門も工事されあの場所もベンチがなくなり、そんなところへ通りかかるギルバート。
僕の知らない場所が学院にあるなんて。高等部に入ったら敷地の隅々まで調べるぞ!と決意します。
それって、隠し部屋をつきとめる布石かしら…?