「人生七周目の予言者は王弟殿下の寵愛を回避したい」コミコミ特典SS小冊子「しあわせは右手の中」

望んだのは共に歩く未来

本品は『人生七周目の予言者は王弟殿下の寵愛を回避したい』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。

本編後、ウィルフレッドの過去回想を含む後日談です。

無形の魔女との戦いで負傷した
ウィルフレッドを助けてくれた修道士は不思議な男でした。

自分に対しては軽快な調子でポンポンと言い返すのに
町に住む若い男達から露骨に迫られると
借りてきた猫のようにおとなしいのです。

繊細な美貌を曇らせる様が
余計に男達の本能を煽るのにも気づかないようで
奉仕活動の手助けをしていたウィルフレッドは
ルカを救うべく男の会話に割って入り･･･

A5サイズカラー表紙(カバー同イラストト)2段組12頁の
大ボリュームにてルカの誕生日をから1カ月後のお話です。

食事に誘っていた男を追い払い
淡々とした調子で別の仕事に移動するように促しますが
ルカが縋るように上衣を引いてきて
ルカの言動に特別な意味が有ったらどれほどいいだろう

隣に婚約者の眠る寝台で目覚めたウィルフレッドは
婚約者と寝起きするようになって以来
150年前の記憶を思い出すようになっていたのです。

7回の記憶を持つルカの苦労を思うと愛しさが増し
150年前の自分が願ながらできなかった事を
ルカと実現したいと思います。

目覚めたルカもやりたい事を告げると
ルカはにかみながらウィルフレッドの願いに
寄り添ってくれる

･･･という幸せな朝の風景でした。

25才の誕生日を超えてしっかりラブラブです。

150年前に望んだ未来をルカも同じく望んでくれて
ウィルフレッドもるかもとても幸せそうでした。