てんてん
hatsukoi loyal cruise akogare no ojisama to goukakyakusen de kosodate hajimemashita
本品は『初恋ロイヤルクルーズ』のコミコミ特典小冊子です。
本編後、ある雨の日のお話です。
あいにくの雨続きで
機関車が活躍する子供向け番組の主人公になっているレオは
元気いっぱいに部屋の仲を駆け回っています。
「イルカに会いにいく」夢をかなえたレオの
今の願いは「列車に乗る事」なのです。
結翔としても広々とした庭園の芝生の上を
走らせてあげたいと思うものの雨続きでは難しく
うっぷんが溜まっているらしいレオは
いつもにましてやんちゃになっています。
今も結翔に抱き留められられても
また逃げ出してぐるぐると室内を走り続けていましたが
物音に気付いた隣室のジェイクが様子を見に来ると・・・
A5サイズカラー表紙(カバー同イラストト)2段組12頁の
大ボリュームにての王国での日々が描かれています。
レオは勢いよくジェイクに突進し、ジェイクに
「速度を守って運行してください」と抱き上げられても
レオは「いはん、ないの!」と手足をバタバタして抗います。
結翔は庭園に機関車のミニチュアを走らせる、
遊園地を貸し切りにさせてもらう、
部屋の中でおもちゃの機関車を走らせる等
いろいろ代案を考えていると
ジェイクに結翔の部屋を遊び部屋にして
ジェイクの部屋で同棲してくれるのかと訊かれ
頬にキスされてしまいます。
結翔が「教育に悪い」と併せてふためくと
幼児のうちから多様性に触れて育てば
素晴らしい王になると言われとしまいます。
王室が変わっていっても国民に信じる宗教や信念と
異なる物事を受け入れてもらうには
まだまだ様々な努力が必要なのです。
それでも2人なら大丈夫と思っているとレオに
「おくちにちゅー、していいよ?」と言われ
戸惑いつつも受け入れる
・・・というラブラブな小話でした。
結翔とジェイクはもちろん、
レオにも多くの壁があると思われますが
大切な人のための努力なら必ず実ると信じられます。