てんてん
ougon narumono, ten yori ochi
本品は『黄金なるもの、天より堕ち』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
本編後、ユーニスが領主となって2年後のお話です。
ユーニスが元ロマニアの帝都周辺の領主となって2年、
ユーニスは現ルウム王国アウリス自治領となった地で
街の治安の回復と更なる発展のために努力を続けています。
そんな彼とアウリスの地を守るのは
王国の盾と呼ばれる将軍グイードであり
彼は2.3ケ月に1度、新しい国境の砦から
ユーシスの元にやってきます。
次年度の小麦の割合を思案していたユーシスは
街で1年に1度の豊穣際に訪れたグイードに
「今のあなたに必要なのは休息と冒険だ」と
ニヤリと笑って書類を押しのけられ!?
A5サイズカラー表紙(カバー同イラスト)12頁の
ボリュームにてユーニスがグイードに攫われるお話です。
「あんたは今からこの俺に攫われるんだ」というグイードに
ユーシスの胸はドキンと跳ねます。
側仕えであるギュレムは彼に従ってユーシスに身軽な服を着せ
グイードはユーシスの印章指輪を抜いて革紐に通して首に掛け、
芝居がかった仕草でユーシスの手を取り口づけます。
「では行こうか、我が主よ」と数年前のロマニアでの日々を
思い出させる呼び方をされたユーシスはにっこりと微笑んで
「すべてを任せよう、頼もしきわがしもべよ」と答え
街に繰り出す
・・・というほのぼのした日常が描かれていました。
とは言え、街を歩いても珍しい布を吟味したり
民の暮らしぶりに想いを馳せたりと
ユーシスからお仕事は切り離せていないのですが
それをグイードがさりげなく引き戻しているのが
2人の関係性を感じさせて良かったです。