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kegasareta seiiki
ビーエルの聖女陵辱系ゲームの理不尽さをしみじみ考える神代。
こんな人が転生したら絶対面白くなるのに!
この人を主役にしてみたらどうだったんだろう。
聖女は体力が全くなく少し話すだけでフラつくような、陵辱されるかただ教会で祈っていればいいだけの存在。そんな設定を覆し神代は体を鍛え教会の神官たちを掌握し実権を握る。
浄化の力があっても、そもそも病気にならないほうがずっといいと、上下水道を整備し衛生面を改善しようと。
そして唯一の後悔であるリュカ。巻き添えで死なせ転生までさせて、自分のかわりに皇帝に陵辱させて…。ひどいな…。
彼が幸せでいてくれるよう願う神代はちょくちょく水鏡でリュカの様子を見ていて。
ちょうどその日は皇帝と庭園を散歩してるようで、皇帝から草むらに押し倒されるリュカ。人の睦み合いを見る趣味はないのでそっと閉じる神代でした。