てんてん
sakurafubuki wa tsuki ni mau
本品は『桜吹雪は月に舞う (2) ~奉行と閻魔~』の
フェア店特典ペーパーです。
本編前日譚、好文が4才の頃のお話です。
その日初めて会う若い女性は
4才の好文に母がいないことを憐みます。
しかし好文は実醇がいるため
寂しいと思った事は有りません。
女性は女親は衣装の誂えや手料理などで
必要だと訴えるのですが
今好文の来ている小袖も三食の食事もおやつも
実醇が整えているモノで
実醇は好文を育てるにはそれできて当然という男なので
好文もそれを当然のことと捉えていましたが・・・
B5サイズ片面にて鷹文親子のお話になります。
実は女性は鷹文の上役の娘で後添えにと
話の合った女性なのですが好文が「私の実醇」という存在に
打ちのめされてしまいます。
その上、実醇本人が現れると
その美しさに目を奪われてしまうという状態で
屋敷を辞することになるのですが
好文第一の鷹文にも実醇にも
好文本人にも全く意に介さなれない
・・・というなんというか"いかにも"な小話でした。
誰にとって第一なのは好文であり
実醇にとって鷹文は好文の父でしかないというのが
すごかったです。