はるのさくら
koijanai nara aikamone
本編終了後のお話かな。
大好きな攻め様視点で嬉しい。
ある日の休日、2人で映画鑑賞のお部屋デート。
だけど、2人とも寝てしまったようで、先に目を覚ました黒川は、自分の肩にもたれて寝ている桜庭を見つめる。
桜庭と恋人になってから、黒川は1人でいた時は知らなかった淋しさを知る事に。
他にも、今まで知らなかった感情を知ることになり、やっかいだけども、案外悪くない、なんて(*´∀`*)
情緒が確実に育ってきてるなぁ。
本編では黒川視点、なかったし、あんまり気持ちが分かりやすい人でもなかったしで、このSSは嬉しいものでした。
本品は『恋じゃないなら愛かもね』の
フェア店特典ペーパーです。
本編後、黒川の部屋での出来事になります。
波の音とも風の音ともつかない
ざらざらとした音の粒子が紡ぐ馴染んだメロディに
黒川の意識が浮上します。
目覚めたのは自室のソファーで
古いDVDの映画を見ているうちに眠ってしまったらしく
窓の外では雨が降っていて
視線を向けた反対側には黒川の方に頭を凭れかけて
寝息を立てている信彦の姿が目に入ります。
電気をつけてもテレビを消しても
信彦の眠りを妨げそうで
黒川は身動きが取れなくなってしまい・・・
B5サイズ片面にて黒川視点での後日談です。
黒川はうるさいのが苦手で
昔から友人も恋人も自宅に呼んだことがありません。
家では人で死す画に過ごしたいと思っていましたが
信彦の寝息すら雨音にかき消された部屋は静かですが
物足りなさを覚えてしまいます。
あんたと一緒に居ると
知らなくてもいいことばかり知る羽目になる
苦笑交じり呟きは信彦を起こしてしまい
信彦は黒川にしがみついて寝てしまった謝罪を
一生懸命してきて黒川はまた身動きができなくなる
・・・というシリアスなのにコミカルな小話でした。
黒川の日常を信彦は確実に変えていってますね。
信彦は無自覚なのでしょうけど
そんな関係ってイイですよね (^-^)