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ossan dakedo seijo desu
「せめて少しは釣り合うように」
ゼフとヴィーラントが馬に乗り話に聞いた美しい池で休憩をとろうと。
相変わらずヴィーラントはいたれりつくせりで、こんなおっさんにこんなに過保護にしてくれなくてもというほどで。
そこでヴィーラントから貴方に渡してほしいと頼まれていて…と革袋を渡され。
中身はこれまでの報酬のほんの一部だという大金ですが、やっぱりゼフは受け取るようなことはしていないと断りそうに。
しかしヴィーラントに自分のために使って欲しいと見つめられ…。でもそもそもお金を使ったり買い物をしたこともないゼフ。
ふと池の水面に写った自分の姿を眺めたゼフは、俺の服を選んでくれと頼み…。
次の街でほくほくしながらゼフの服を選び値段交渉し買っていくヴィーラント。
日も暮れ食事に向かって歩いてるときに、ヴィーラントからなぜ服を買おうとしたのか聞かれたゼフは、超絶美形なヴィーラントに張り合おうとは思ってない。ただこれから並んで歩いていくのに少しは釣り合うようにと答え…。
感動でウルウルのヴィーラントの髪をグシャグシャっと撫でるゼフなのでした。