てんてん
shiroi tora koushaku to ko ookami no shinai naru ga-dena-
本品は『白い虎侯爵と子狼の親愛なるガーデナー』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
本編後、新太郎が軽井沢の日本邸を訪れるお話です。
新太郎は軽井沢の日本邸の庭師として雇われ
雇い主である虎獣人のヒューゴと恋に落ち、
1年前から彼の息子となった狼獣人の理人とともに
英国で過ごしています。
現在は有名なバラの育種家の元で修行中ですが
ヒューゴが仕事で日本に滞在することになり
休みをもらい理人と同行することにします。
執事のロバートを始めとする日本邸の使用人たちとは
ビデオ会議システムで顔を合わせたりしますが
彼らに会うのは1年ぶりで
庭の植物たちがどこまで育っているのかが
楽しみでたまりません。
実は新太郎は2人に内緒である植物の種を
植えるように頼んでいて・・・
A5判カラー表紙(カバー同イラスト)2段組12頁の
大ボリュームにて1年ぶりの日本邸でのお話です。
車寄せに到着するなりナニーの美樹が理人に飛びつくと
理人も耳と尻尾を出してしがみつきます。
皆がにこやかに3人を迎えてくれましたが
新太郎は庭がどうなっているのか気になって
そのまま庭に向かうと
思い描いていた通りのバラの通路ができていて
アーチの入り口でうずうずそわさわしていると
背後から理人を抱いたヒューゴに声を掛けられます。
ヒューゴが立派に成長したアーチに関心しながら
理人を下ろすと理人は勢いよくかけていき
続いて新太郎もヒューゴとともにアーチをくぐると
胸がじんわりと熱くなりました。
満開のバラのドームでお茶をした後
3人は庭の奥の小さな菜園へと移動します。
野菜嫌いな理人のためにある作戦を立てていたのです。
採れたて野菜はまるで緑の宝石のようで
ヒューゴは新太郎を筋金入りのプランツマンだと評する
・・・という幸せ風味満点な番外編でした♪
植物を大切にする新太郎だからこそ
植物もそれに応えてくれているという素敵なお話で
新太郎が植物だけに向けた思いが
今はヒューゴや理人に向けられていて
ほっこり優しいお話でした。
本編後のお話です。
理人くん、ヒューゴと日本にある日本邸に1年ぶりに戻ることになった新太郎。
と言っても1週間だけなのですが…。
あの頃理人くんとヒューゴと埋めた植物たちは果たして…。
なんか胸が熱くなりました。
ここがあったからヒューゴと新太郎は出会って
理人くんも含めた家族になったんだなぁって…。
そして、理人くんの野菜嫌いのお話が
こちらに入っていたのですが
新太郎らしい克服のさせ方でした。
非常にほっこりとした内容です(*´ω`*)