「星見の皇子とかりそめの狐妻」コミコミ特典SS小冊子「子狐と蹴鞠」

hoshi no ouji to karisome no kitsune tsuma

「星見の皇子とかりそめの狐妻」コミコミ特典SS小冊子「子狐と蹴鞠」
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
星見の皇子とかりそめの狐妻(コミコミのみ)

商品説明

ノベルズ発刊記念・コミコミスタジオ購入限定特典書き下ろし小冊子
A5サイズ全12頁(内小説7頁)
子狐たちの間ではやっている遊びのお話です。

レビュー投稿数2

宮様の特技

本品は『星見の皇子とかりそめの狐妻』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。

本編後、二ノ宮が蹴鞠をするお話です。

行親が内裏から戻ると
庭の松の下で星見の宮が白い丸いものを
蹴り上げていました。


蹴鞠は若い殿上人が好む遊びですが
行親は遠くから見た事しかなく

彼が蹴鞠をしている姿を見るのは初めてて
行親は高覧から身を乗り出しました。

星の観察以外には何事も無関心で
雅な遊びを好むように見えない人ですが
なかなかの腕前です。

行親はうっとりと眺めていましたが
白い鞠が高々と空に上り、丸い形がふとほどけると
尻尾が見えてびっくりします!!

宮が蹴り続けていたのは子狐の笹丸!?

A5判カラー表紙(カバー同イラスト)12頁の
ボリュームにて子狐たちが夢中になる遊びのお話です。

行親の声に驚いた宮が動きを止めて鞠を受け止めると
鞠は宮の腕の中で子狐の形になります。

それはやはり笹丸で行親は宮に非難の声をあげますが
宮は得意そうに笑い、笹丸も得意そうに
蹴鞠ごっこは楽しいと言うのです。

鞠だし、宮の蹴りは痛くないし
高く上がる時も落ちる時も楽しいと言うのですよ♪

行親は呆れますが
宮が子狐たちの中で蹴鞠ごっこは人気だと
言っている間に子狐たちが寄ってきて
自分達も蹴って欲しいとせがんできたのです。

宮に誘われて行親も子狐蹴鞠をしますが
行親はうまく蹴れません。

今度は「痛いの痛いの飛んでけ」のおまじないを
することになりますが、それも子狐たちに気に入られ
一通り子供達と遊ぶことになる

・・・というコミカルな小話でした♪

子狐たちの変化能力と行親の蹴鞠力が
シーソーぽくて楽しいお話です。

子狐たちが親に引き取られた後には
ラブラブムードにもなるのですが
今度は精霊たちに覗き見されて落ち着かず
奥に逃げる行親が微笑ましいです。

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蹴鞠

めっちゃ可愛かったので萌にしました。ええええー?!と思うんですけど、小狐たちには良いらしい(笑)

++

陰陽寮での勤めを終えて一条の邸に戻ってみたら、庭に蹴鞠を楽しむ星見の宮の姿。上手だなあと見ていたのですが、蹴っている白い鞠から見えたのは、しっぽ。

なんと笹丸が蹴鞠に変身していたのですが、曰く「ぽーんと上がるのもおっこちるときもたのしい」とのこと。
他の子狐たちも「ぼくもはやくなりたい」「おれがさきだ」と大賑わい。木にぶつけて「いたいのいたいの飛んでいけー」とおまじないしてあげれば、それをしてほしいと最初から頼む子もいたり。

子狐たちや、妖たちと仲良く暮らしている様子が楽しい小冊子でした!

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