てんてん
isekai ni tenseishite tamashii no tsugai ni dekiaisareteimasu
本品は『異世界に転生して魂の番に溺愛されてます』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
本編後、メルギルウィラスの里でのお話です。
佑亜は午後のお茶をしていたエルフ達から
黄水晶の宮の最初の主で最後のエンシェントエルフの
絵姿が残っていると知り、果然興味を覚えます。
その絵は宝物殿の最奥の間に厳重に保管されているらしく
自分以外のエンシェントエルフを見た事がない佑亜は
見に行きたいと望みます。
エフィルリンドは二つ返事で「いつでも」と言いますが
シルヴァーノが護衛として同行すると言うと
露骨に嫌な顔をします。
その上で他種族には遠慮してもらっているけれど
佑亜に嫌われたくないから自分の権限で許可すると
かなり上から目線の塩対応で・・・
A5判カラー表紙(カバー同イラスト)2段組12頁の
大ボリュームでの後日談となります♪
佑亜は絶対的な強者である竜人に喧嘩を売るような
エルフにいつもハラハラさせられますが
シルヴァーノはいつもエルフ達の愚行を穏やかに受け流し
佑亜を惚れ直させるのです。
早速と案内された宝物殿で十数枚ある絵を
シルヴァーノとゆっくりと見て歩いた後、
シルヴァーノがいずれは佑亜の絵も飾られるのかと問うと
既に何名かの絵師が習作に取りかかっている事を知らされ
エフィルリンドの知人の絵師の館に向かいます。
佑亜の美しさを絶賛する絵師はまだまだと言いますが
シルヴァーノと共に描かれた絵を気に入り
個人的に描いてもらうことになります。
アトリエの絵をひとしきり見ていた一行でしたが
シルヴァーノが浴室での佑亜を描いたスケッチを
見つけて絵師が怒りを買ってしまいます。
佑亜の助けでなんとか想像で描いたものと納得した
シルヴァーノですが今後このような絵を描いたら
竜になって館を破壊すると宣言し、
エルフ達を震え上がらせる
・・・というコミカルで楽しい小話でした♪
本編でもエルフあるあるにニマっとしましたが
佑亜大好きなエルフ達がシルヴァーノに
対抗しようとするもの結果的にシルヴァーノの株を
爆上げしているのが笑えました。
佑亜もシルヴァーノもエルフ達も
ブレないのが良いですね (^-^)v
シルヴァーノ共々エルフの里に住んで少し落ち着いた頃のお話でした。
ちょっと執着要素が面白かった後日談なので、本編好きそうだなと思う方はご検討いただいた方がよいのではと思います。
++
最後のエンシェントエルフの絵姿が残っていると聞いたユーア。
シルヴァーノと二人、保管されているという宝物館を訪れます。そして聞きつけた(=盗聴した)ほかのエルフたちも続々宝物館へ。人気者のユーアは大変です。なんでも当初は寝室、浴室まで盗聴の魔法が仕掛けられていたのでシルヴァーノががっちり結界をはったとのこと。ユーア好き好きエルフたちにも困ったもんです。
で、宝物館で、エンシェントエルフの絵姿を拝んだシルヴァーノ、ユーアの姿も?と思ったら既に習作制作中とのこと。そちらも見せてもらったのですが・・・
ユーアを崇めるエルフたちの気持ちは分かるんだけど、この姿だけはやっぱ人に見せたくないだろとめちゃ思うのです。だから、それをしっかり自分のものとして取り込んじゃうシルヴァーノにちょっと嬉しい気持ちがしたお話でした!