てんてん
isekaitensei! akuyaku ouji ha goei kishi ni dekiai sareru!!
本品は『王子と護衛~俺は貴方に縛られたい~』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
本編後、ラシードが帰国する日のお話です。
ラシードは今日
2週間滞在していた日本から帰国します。
在日中はアパレル企業や若手デザイナーと沢山の面談し、
職人たちからも興味深い話をきけたし、
懸念事項も払しょくできたことから
大手を振って国に帰れます。
と言いたいルシードでしたが
航空ラウンジでコーヒーを飲みながら
新たに生じた懸念に目を向けていました。
それはラウンジ全体を見渡せるテーブルに陣取り
猟犬のような目で辺りに目を配っている國行でした。
ラシードの視線に気づいた國行の目がこちらを向くも
ラシードの周囲に以上課内か確認すると
すぐ視線がそらされます。
ラシードが立ち上がって身をひるがえすと
國行があっという間に距離を詰めてきて・・・
A5判カラー表紙(カバー同イラスト)12頁のボリュームで
ラシード視点の後日談になります♪
「どちらへ?」と低く囁くと
ラシードの傍らにぴったりと張り付きます。
ラシードが國行の背に手を回し
「お前と二人で過ごしたい。ついてきてくれ」と言うと
わずかに緊張が走りますがラシードを伴い、
ラウンジを横切り始めます。
仕事中の國行は本当にストイックだと思いつつ
ルシードは本心を隠したまま國行のDomとして
Subの望む事を訊ねます。
國行が我慢して我慢した末に成長を認められ
褒められて甘やかされたいと思っている事が見て取れて
ひと時も話したくない國行を連れていく事はできません。
ラシードは次に再会する時には
際限なく甘やかしてやろうと計画する
・・・というラシードが日本穂離れるまでの
最後のひと時のお話でした。
本編では見え難かったラシードの思いが良くわかり
サブタイトル通りな展開でしたが
せっかくの攻様視点なので
もう少~し甘さが欲しかったかな (>_<)