てんてん
kiss no mahou de ookamiouji to koihajimemasu
本品は『キスの魔法で狼王子と恋始めます』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
本編後、エヴァン討伐から3日後のお話です。
前々から言われていた事ではありますが
この国の冬は本当に厳しいものです。
エヴァンを討伐した翌日から王国は吹雪に見舞われ
せっかくエヴァンの脅威から解放されて
クライドの右手も戻ったというのに
クライドと透俐は家に缶詰状態になります。
そんな中、
クライドはひたすら絵を描いて過ごし
透俐はクライドが描く様さまをずっと眺めていて
全く苦にはなりませんでした。
数カ月ぶりに戻ってきた右手の感触と
また絵を描けるようになった歓びを噛みしめて
心底楽しそうに絵を描くクラウトを見ていると
透俐も嬉しくなりますし
とりとめもない話をしつつその情景を描いてくれて
とても嬉しかったのです。
そこに風呂の準備ができたとオズワルドがやってきて
クラウドは入浴しに行くのですが
テーブルの上に残された絵を見たオズワルドは
クラウドの絵を始めてみたと言い!?
A5判カラー表紙(カバー同イラスト)2段組12頁の
大ボリュームでクライドの絵についての小話です♪
透俐はオズワルドの言葉に首を傾げますが
今までのクラウドは幼い透俐に描いてくれた絵柄でしか
絵を描いた事がなかったというのです。
透俐の目の前にはあらゆるタッチの絵があり
クラウドは流れるようなペン裁きで
されらを描いていたのです。
今までかたくなに守ってきた画風を変えた原因を
オズワルドは判っているようでしたが
クラウドの心情には呆れているようです。
透俐はクラウドに
なぜ絵本風の画風でしか描かなかったのかを
たずねるのですが
まぁ、オズワルドが呆れるだけあって
完全な惚気なのですよ♡
クラウドにとって透俐が
それほど大事な存在という事なので
読者に言えるのは「御馳走様でした」って
感想に尽きるかな (^-^)v