てんてん
mushishitsuzuketa kyouseiryoku iwaku boku wa akuyakurashii
本品は『無視し続けた強制力曰く、僕は悪役らしい。下』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
本編後、テオドアが猫になるお話です。
今日の昼間、
魔術省では動物化魔術の実験が行われていました。
それは動物化魔術の有効性を探るための実験でしたが
誤って事故を起こし、周辺にいた魔術師全員を
動物に変えてしまったのです。
テオドアは運悪くその研究室の隣で
講義していたために巻き込まれてしまい
猫になってしまいます。
しかしながら、
鮮やかな濡れ羽色の毛並みに
吊り上がったアクアマリンの瞳が特徴的な猫は
びっくりするくらい不細工で
侍従が籠に入れて抱えてきた猫を見たマイナルス侯爵は
掴み上げた猫を見て吹き出しました。
お腹が痛い! 美男子テオドアも
動物に変化すると不細工になるんだね!
動物化魔法は性格が容姿に影響するっていうから
そういうことなんだろうけど、ぶははっ
動物化魔術をかけられた人間は
一時的に魔術が使えなくなるため
テオドアでも解除は不可能なのです。
ヒューベルトは
メンクイなアーシェルは見向きもしないだろうと
テオドアを脅しますが
帰宅したアーシェルは大喜びで
猫のテオドアに飛びついて抱き上げて
「お風呂もベツドも一緒に過ごそうね」と
テオドアと戯れ気満々で!?
A5判カラー表紙(カバー同イラスト)2段組12頁の
大ボリュームで猫になったテオの受難です♪
ヒューベルトの涙まじりの絶叫が響く中
アーシェルはシャンプーすると風呂に入ってしまい
目の前に広がる絶景に手出しできないテオドアが
生殺し気分を味わう事となります。
そしてベッドに入って腕枕をされて
額にキスされてなでなでされた挙句、
「テオドアが帰って来なくて嬉しさ半分」
などと言われてしまうのですよ(笑)
翌朝、目覚めたアーシェルは
昨夜の猫がテオドアだと知ってアワアワしますが
直後に猫にされてしまい、
1日テオドアに構い倒されてしまう
・・・という可愛いお話でした♪
それぞれが猫姿でもだえている姿が
絶対可愛いと思いました (^O^)v
無邪気なアーシェルがかわいそうな気もしますが
テオドアとしてはそれだけ悶々としたという事で
仕方ないのかな!?