蒼天の扉

souten no tobira

蒼天の扉
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
媒体
ゲーム
脚本
星咲史
オリジナル媒体
オリジナル
ゲーム発売会社
マリンハート
枚数
ふろく
発売日

あらすじ

僕はヘブン。この館に囚われている。
ヘブンという名を持つモノなのに、僕は生まれてこの方〝天〟というものを見たことがない。

近未来、科学という名の神の手で世界の全ては〝創られた〟―――。
それは、金を持ち、権力を手にした特権階級を頂とする弱肉強食の世界。
すべてが科学によって創りあげられた世の中。
そう、生命すらも金さえあれば思いのまま。

そんな、貧富の格差が極端に拡大した世の中に〝禁断の花〟が一輪咲いた。
名前を〝ヘブン〟と言う。
〝ヘブン〟は遺伝子操作の末に生まれ出でた、究極の生命体。
人間でありながら、人間でない存在。限りなくそれに近いものでありながらも、人間を超えられないもの。一部の特権階級にある人間達の欲望を満たすためだけに生まれた、悲しくも美しい花。差別を受け、人としての扱いを拒否される、生まれながらに人に従属する生物。

スラムの片隅にひっそりと建つ洋館の深閨に、一輪の禁断の花〝ヘブン〟が咲いた。
名はフブキ。
一度も天を見上げたことのない〝ヘブン〟。
それは狂った科学者、マツキの手によって生み出された。
館に閉じ込められて生きるフブキの希望はたった一人の親友で、兄とも慕うアマネのみ。一生をそこで過ごし、そしてマツキに隷属して生きる運命にあった。

そんなある日、フブキを所望する富豪が現れた。冷徹で、傲慢で、人を信じることを知らない〝時代の寵児〟、アヤト・マツイ――。“金さえあれば命だって買ってやる”それが口癖の巨万の富を手にする男にフブキは堕ちていく運命なのか。人に翻弄され、利用されるばかりの悲しい運命を背負って生きるフブキの未来は?

フブキは本当の〝天〟を見つけることができるのだろうか。
※ボイスなし

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