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kishi wa migawari ni ouji ni chuuai wo sasagu
ダグラスが村に来てから一ヶ月後。
毎朝レニが起きると、もう朝ごはんの良い匂いがして、料理も飲み物の用意も終わって、さらには家畜の餌やりまで終わっていて。
急いで食堂に向かうと洗い物までダグラスがやってしまい、せめてとレニが牛乳を注ごうとするとダグラスに重いだろうとピッチャーを取られてしまって…。
ダグラスさんは真面目すぎますと不満をもらすレニ。
なんて素敵な旦那さまなの!
世の旦那さん、貴方が早起きして掃除して朝ごはんを用意しても全然いいんですよ!待ってなくていいんですよ!と言いたい。
なぜならレニがダグラスの作った料理をとっても幸せそうに食べる顔が見たいからって!その顔を見る為ならなんだってしたいって。
これからは君だけの騎士だって!
甘いっ!手でバンバン手元を叩きたくなりました。