てんてん
kin no koutei to shirogane no kouhi no junai
本品は『黄金の皇帝と白銀の皇妃の純愛』のコミコミ特典小冊子です。
本編後、皇子の1才の誕生日が近づいた頃のお話です。
皇帝イシュクと皇后ニルファの間に生まれた皇子サラールは
間もなく1才になろうとしていました。
サラールが生まれてからの胎后宮は育児を中心とした場所に
変わりました。
イシュクにそっくりな黒髪のサラールは、
むっちりとした腕とまるまるとした太腿が露わになった
サラールは、離乳食を食べきれなくて
口の周りがでろでろになってしまっても可愛く思えます。
両手をばたつかせて次の一口をねだるサラールに
野菜をに潰したものをひとさじ掬って口元に寄せると
サラールは顔を顰めて唇を引き結んでしまいます。
ほうれん草が嫌いなサラールは
果物をすりつぶしたペーストを指さします。
偏食癖をつけてしまってはよくないと
ニルファは「美味しいのだぞ」と自分が食べて見せると
ラサールはあんぐりと口を開けて見上げて来て・・・
A5判カラー表紙(カバー同イラスト)12頁のボリュームにて
子供の成長を見守る2人のお話です♪
つられてくれるかと思ったニルファでしたが
サラールが見ていたのはニルファの背後だったようで
「ほう、どれくらい美味いんだ」という言葉と共に
あごを掴まれ、上向かされた唇をイシュクの肉厚な唇で
覆われてしまいます。
イシュクは満足げに笑って「うん、美味いな」と言って
とぼけた顔でサラールのほうに微笑みかけて気を引き
ニルファはイシュクに抗議するよりも
サラールの気が逸れないうちにと食べさせますが
盛大に吹き出してしまいます。
イシュクは味覚は年と共に育つというから
とりあえず食べるなら何でもいいだろうと大らかです。
成長の為にはバランスよく食べないととニルファは
納得しがたい気持ちですが、
イシュクはニンジンが嫌いだったけれども育ったし
そこそこの年になれば見栄を張って食べるようになる
と言うのです。
そんなイシュクですが、
夜には赤ん坊に妬くわけにはいかないけれど
「ラサールにばかりかまけるな」とニルファを抱きしめる
・・・という昼間と夜は違う顔な2人が楽しいお話でした♪
何事にも真面目に取り組むニルファと柔軟なイシュクの
イイ所が上手く交わっているような子育てに
ほのぼのされられたのに、
夜は子供に嫉妬しそうになるイシュクにそうじゃなくちゃ♡ と
萌えるのは私だけではないはずです (^m^)