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koisuru inu no shigusa zukan
とっても可愛いアフターストーリーでした。
とあるデートの帰り道。スーパーに寄って買い物をしてという平和な場面から。
直紀はずっと重倉を見てきたことが重倉に知られて、重倉も付き合ってやっと直紀の表情を見られるようになって笑顔が可愛いなんて思ったり。
普段無表情の重倉なのに直紀は耳やしっぽがなくても重倉のことがわかって。素敵だな。
無表情でも直紀には重倉が笑ったりするのがわかるようになったり、重倉も自分がしたいことをしてみたら直紀が喜んでくれたり。
お互いまだ自分に耳としっぽが出てて気持ちがバレてる?と不思議がる幸せなお話でした。
本品は『恋する犬のしぐさ図鑑』のアマゾン限定特典ペーパーです。
本編後、重倉視点でお家デート前の一コマになります。
高校時代の重倉は大食らいだった為、就職して1人暮らしを始めてか
らも、実家からたひだび米が送られてきますが、外食の多い重倉は
持て余し気味でした。そんな重倉にも最近、休日に食事を共にして
くれる恋人ができます。
土曜日も待ち合わせをしてショッピングモールで日用品を買い、
帰りに家の近くのスーパーに寄りました。総菜でも買って帰るつも
りで見ていると、直紀がカレールーが並んだ棚の前で足を止めます。
初めて重倉の家で食べたのがカレーだった事を思い出したようで、
それならと今夜はレトルトカレーにする事になります。直紀は嬉し
そうに物色し始めますが、辛い方が好みらしく重倉は内心途方に
くれてしまいます。
できたらパッケージにリンゴとはちみつの画かれたメーカーの甘口
が良いのですが、この流れで手にするには勇気がいります。諦めて
視線を巡らせていると、直紀がひょいと手にしたカレーは・・・
B5サイズ両面にて重倉と直紀のお買い物風景になります。
甘口のカレーで「これ?」と聞かれた重倉は驚いて声も出ませんでし
た。直紀は時々こんなふうに心を読むようなことをしてきます。
しかし直紀はそんな重倉の気持ちが判ったのか苦笑浮かべて種明か
しをしてくれます。ちらちらそのカレーを見ていたし、辛いモノが
苦手だと思ってとの事。
しかもかつて夜食に激辛ラーメンを買ってきた事を嫌がらせだった
と思っている様です。重倉は慌てて夜には激辛系のラーメンしか残
っていない事を知っているし、嬉しかったと伝えるとはにかんだよ
うな笑みを浮かべる直紀が可愛いらしく♡
ちょうどと追ったデザート売り場で三連のプリンを見かけて迷う
重倉でしたが、直紀は「プリンも買っていこうか」と手を伸ばし、
重倉は思わず腰の辺りに手を当ててしまいます。
そして直紀にどうしてカレーやプリンを買おうとしている事に
気付いたのか聞いてしまいますが、直紀は耳を赤くして「いつも
見てたから?」と小声で答えます。
そんなに熱心に見詰めてくれていたのかと思ったら重倉もじわっ
と頬が熱くなります。照れ隠しに「まだ耳と尻尾でもついたまま
なのかと思った」というと直紀は「まさか」と言いながらも目元
を染めます。
そんな直紀の指先がそわそわしていたのを見た重倉はそっと直紀
の手を取り、「僕こそまだ耳と尻尾が出てる?」とうろたえる
・・・というほのぼので微笑ましい恋人たちの一コマでした♪
お互いに思っている事を当てられて、耳と尻尾が!? って思うとこ
ろが可愛らしすぎるぅ (^・^)
重倉が甘党で直紀が辛いもの好きっていうギャップも可笑しく、
あまり表情に出ない重倉が内心でうろたえているって言うのが、
さらに面白みを増していて楽しかったです。
※他店舗特典(レビュー済)
コミコミ特典はちまきが再び現れるお話です。