てんてん
ryukishi wa saiai wo sasageru
本品は『竜騎士は最愛を捧げる 』のコミコミ特典ペーパーです。
本編後、生真面目なアルヴィンが初半休を取った日の出来事です。
リクが家にやってきた翌日、アルヴィンは騎士団に入団してから初めて
半休を取り、昼過ぎに家に帰る事にします。昨夜は父や弟達が大騒ぎで
リクも疲れていたようですぐ眠ってしました。
自分だけのユニノの民を得られたブルードレイクは高速で飛びながら、
うっとりと目を瞑ります。今日は早めにベットに入って甘い夜を過ごし
たい♡
空中で人型になって全身を駆け巡る喜びを三回転捻りで発散(笑)させな
がら、玄関ポーチに降り立ったアルヴィンが居間へと駆け込むと、リク
は4人掛けのソファーで、肩にはガリュー、膝にはミーケル、左隣に
ビリエル、そして右隣にはここにはいないはずの姉アンナが座ってい
てひっくりしてしまいます。
どうやらアンナと仲の良いビリエルが、アルヴィンは絶対にリクがくる
日をアンナに言ってないはずとわざわざ伝えに行ってようなのです。
アルヴィンとしては心の準備をしてからと思っていたのに、内心ニガニ
がしく思いますが、アンナの前では防御本能で作ってしまう笑顔で、
とりあえず弟達をリクから剥がしにかかります。
そんなアルヴィンにアンナは呆れている様子を隠そうともしませんが、
とりあえずはリクと話せたことで満足したようです。しかしこれから
4人も増える赤ん坊の世話のため、子育ての先輩として毎日やってくる
というアルヴィンにとっては爆弾級の発言をされてしまうのです。
理久はアンナをアルヴィンと顔がそっくりでかっこよくて綺麗な人で
神々しい感じと証しますが、アルヴィンにとって姉は禍々しい存在で
しかなく、これから毎日凝るなんて憂うつすぎます。
思わず溜息をつくアルヴィンでしたが・・・
B5サイズ4つ折り両面にてリクに興味津々のアルヴィンの姉アンナの
お話になります♪
リクはアンナがアルヴィンを心配しているのだといい、アンナが置き
土産に差し出しオイルでガサガサしているアルヴィンの手をマッサー
ジしてくれます。
前にくれたオイルは身体の疲労に効くらしいと別の瓶も手にしたリク
に、アルヴィンは「実は最近背中が凝っている気がしていた」と背中
を向けます。リクの滑らかな手のマッサージはあまりの気持ちよく、
アルヴィンは「ぐるるる」と唸ってしまいます。
アルヴィンはリクにも気持ちよさを味わってほしいから塗りあおうと
"リクの体にオイルを塗って自分が抱き締める"方法を提案します。
どう見てもリクに触りたいだけ(笑)な提案ですが、純なリクは恥ずかし
がりながらも言う通りにしてくれて、興奮と癒しが一緒にやって来た
アルヴィンは幸せ過ぎて大興奮♡
生まれて初めて姉に心から感謝しつつ、陸と熱い口づけを交わす
・・・というラブイチャなお話でした♪
アルヴィンの姉弟達のヒエラルキーが一発で判る楽しいお話でした。
生真面目×ピュアなカプなのに、結構エロくなるのはアルヴィンの
本性が竜(ケダモノ)だから!?
アンナにとって堅物すぎる弟はいくつになっても心配の種であると
同時に揶揄いの対象なのもかなりMYツボで面白かったです。