ちゅんちゅん
dog cafe de shiawase ouchi seikatsu
ポポによる『新品スリッパズタボロ事件』の顛末
雄大視点。
きちんと躾をしなければと思っている渚と可愛いポメを叱りたくない雄大。
ちょっと目を離した隙に新品のスリッパを噛んでズダボロにしてしまったポポ。
先に見つけた雄大が渚に見つからないよう処理しようとしたのですが、残念ながらみつかってしまいます。
雄大とのお揃いで気に入っていたスリッパをダメにされて怒る渚。
雄大はなんとか渚の怒りを抑えようとワタゲやローズと一緒に懇願します。
渚は自身の噛み癖についても絡められ赤面してしまいます。
渚はアノ時、いつも快感に我を忘れて雄大を噛んでしまうのです。
今までいろいろなことを我慢して来た渚には何一つ我慢して欲しくない雄大は噛まれるのもマーキングのようで嬉しい喜んでいるので問題ないのですが、渚は恥ずかしくてたまりません。
結局、渚もみんなの可愛さに陥落してしまいポポは無罪に。
雄大は、スリッパはポポとワタゲにプレゼントということで、せっかくだからローズと渚にも何か買ってあげると提案します。
躾に厳しくと思いながらも可愛いワンコ達には逆らえない渚です。
そして、渚が欲しいものとは‥
結局雄大のためにワッフルメーカーが欲しいと言う渚にいとしさ全開になる雄大でした。
家族がお互いにみんな大好きというのは読んでいてとても和めるものですね。
本品は『ドッグカフェで幸せおうち生活』のコミコミ特典小冊子です。
本編後、ポポの躾を巡っての一コマになります。
今日、ポポは買い替えたばかりの雄大のスリッパを齧って使用不能な
状態にし、お仕置きとしてゲージの中に入れられますが、全く反省し
た様子が見えません。
齧っている現場を押さえた現行犯なので冤罪の可能性は無いのに、
ポポは証拠品のスリッパを前にしても「知らないもん」とばかりに
目を逸らしているのです。
以前からポポはスリッパを噛むことがありましたが、せいぜい歯形を
つける程度でした。しかし、雄大の新しいスリッパは噛み心地が良か
ったのか、甲の部分が1部ちぎれるほど齧られていたです。
反省してない子は出してあげません
パパー、ごめんなさい。反省してるから出してー。
反省している態度じゃないでしょ。こんなにボロボロにして
だってふかふかして噛み応えがあったんですもん
・・・「ですもん」じゃないでしょう! 雄大さん
渚の後ろでポポのアフレコをしていた雄大を叱れば「怒られた」と裏声
ではしゃぎながらワタゲとローズのいるソファの後ろに駆け込みます。
そしてソファの背もたれの横から、雄大、ローズ、ワタゲの順に顔を覗
かせてジーとこちらを見ていて、渚は涙腺が緩みそうなほど可愛い光景
に心が震えてします。渚は心を鬼にして厳しく躾けているのに、雄大は
そんな渚の決意を全力で挫きにかかるのです。
被害者の雄大がまるで自分が叱られているように眉を下げ、ワタゲとロ
ーズまで自分が叱られているみたいにうるうるした目で渚を見ているの
も辛いのです。
しかも雄大は、いいスリッパだからポポも気に入ったのだろうと言い、
もう片方も齧ってもらおうかなとスリッパをふりふり降っていて呆れて
しまいます。渚がこれ以上噛み癖がひどくなったら困ると言うと、雄大
は意味ありげにまにま笑いだし!?
A5判カラー表紙(文庫カバー同イラスト)12頁のボリュームで、本編より
もますますラブラブになった2人と3匹のお話です♪
雄大は渚がエッチの際に我を忘れて噛みついてしまうことを揶揄してい
たのです(笑) 渚もソレを持ち出されたらぐうの音も出ません。昨日の夜
だって方に噛みついてしまったから跡がまだ残っているはずです。
痕がつくほど噛みつかれても「愛の証」だの「マーキング」だのと、お
おらかに許してくれる雄大には本当に感謝しかありません。自分にも犬
達にも優しい雄大は、渚の努力も認めて感謝してくれます。
「ワンコの可愛さに免じて寛大なご沙汰を」という雄大に負けてポポを
ゲージから出しますが、ポポはまだ齧っていない無傷なほうのスリッパ
を加えて強奪してリビングをぐるぐる走り始め、収拾がつかなくなりま
す。
そんなにスリッパが気に入っいるならポポとローズにあげるという雄大
に渚は思わず「お揃いだったのに」呟いてしまい、雄大をキュンキュン
させる
・・・というらぶらぶ♡な後日談でした♪
特典って本編では見えなかった話とか、より甘々な話が読めるのが嬉し
いのですけど、そういう意味ではあまり+@的な要素はなかったのが、
少し残念でしたけど、雄大も渚もワンコたちも幸せそうなお話です。
2人が恋人同士になっても雰囲気事態はなる前とそれほど変わず・・・と
いうか恋人関係になる前から渚が無自覚だっただけでハートは飛び交っ
ていたからこういう幸せオチしかないのかな (^_-)