「ふわふわ花神様、炎の皇帝に娶られる」Amazon限定SSペーパー「神の試練」

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「ふわふわ花神様、炎の皇帝に娶られる」Amazon限定SSペーパー「神の試練」
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
ふわふわ花神様、炎の皇帝に娶られる

商品説明

Amazonで購入すると貰える、特典SSペーパーです。
数量限定。B5サイズのペーパーに両面印刷。

内容:現世で100年の時を経て、緋皇が神となるための修行を行ってるお話です。

レビュー投稿数2

花神様は良き妻なのか!?

本品は『ふわふわ花神様、炎の皇帝に娶られる』のアマゾン限定特典ペー
パーです。

本編後、神様修行をする緋皇のお話です。

花神が現世に召喚されて早くも100年が過ぎ去りますが、花神の美貌に
一片の曇りもなく、ますます麗しく色っぽくなったと言われいます。
夫である緋皇は皇帝を引退し、崑崙山に構えた庵を拠点として神になる
ための修行を重ねていました。

今日も修行を終えた緋皇が庵に帰ると、料理を煮炊きする香ばしい匂い
が鼻腔をくすぐります。強くしがみついて出迎えてくれた花神を同じ強
さで抱き返して唇を重ね、花神の心尽くしの夕食に共に食して、共に
入浴し、蟠桃を食べさせてくれる花神の指を舐り、再び熱い接吻を交わ
して食ったりとした花神を布団に横たえて背後から抱きしめました。

そしてゆっくりと眠りに落ちていくはず・・・が!?

B5版4つ折り両面にて皇帝を退いた緋皇が崑崙山の庵で神様になる修行
をしている時のお話になります。

眠れるかああああ!

中途半端にあおられて花神はムラムラして眠れず大声を上げ、緋皇は思
わず跳ね起きてしまいます(笑) 花神としても夫が激しい修行に明け暮
れている事は重々承知ですが、禁欲しなくてはならない事が納得できま
せん。

僕と契ったら穢れになるとでも言いたいの?
神と交わったらむしろ浄化されるんじゃないの?
修行が持つと捗ると思うんだけど!

緋皇はあらゆる煩悩を捨て去らねばならず、花神に触れると浅ましい執
着心が首をもたげて煩悩の炎に身を焦がしてしまうからと打ち明けて、
花神も納得したかと緋皇が気を抜いた瞬間、花神が緋皇はじっとしてい
る修行だとにんまりとする

・・・という修行と称して花神に言い様にされる緋皇が楽しいお話でした♪

100年経っても花神の本質は相変わらずで緋皇が翻弄される毎日なのも変
わらないようです。花神から話を聞いたシエンも、緋皇を不憫に思いつつ
も、修行と思って耐えてもらうしかないと主の味方なのですよ (^-^;

昼も夜も修行する緋皇は大変そうですが、読者的には萌えさせて頂きま
した♡

※他店舗特典(レビュー済)
フェア店特典は花神の子供達のお話です。

2

そりゃ、眠れないよね!

Amazonで購入すると貰える、特典SSペーパーです。
2色刷りで両面印刷の所が、ちょっと得した気で嬉しかったりします。

で、本編はハッピーエンド。
とても素敵なラストですが、個人的にはなんか寂しいと言いますか、物悲しい気分になっちゃうんですよね。

このSSペーパーですが、本編終了後の元気な二人が読めます。
こう、カラッと明るく笑えてハッピーな感じでしょうか。
いや、「ふん、ふん」と読んでたら、次の瞬間「ブフッ!?」と吹いちゃいましたよ。
だよね!みたいな。

まぁそんな感じで、物悲しさを吹っ飛ばしてくれる上に、幸せでいかにも二人らしいその後を堪能出来るのです。
本編のラストを寂しいと感じるのは私だけかもしれないんですけど、ひょっとして同じように思われる方がおられたら、ぜひこのSSで笑顔になっていただきたい!

以下、内容です。
本編ラストのネタバレになるので、未読の方はご注意下さい。






緋皇の治世は百年続き、皇后花神との間に生まれた二人の子孫により、帝国は治められました。
2000年の時を経た今も、二人の伝説は古い文献や絵画に残され、花神の美しさに人々はため息をつくのです・・・。

で、時は遡り、現世で百年を経て皇帝を引退し、神になる為の修行を行っている緋皇と、妻として支える花神。
と言った所からスタート。

庵に帰ると、料理を煮炊きする香ばしい匂いが鼻腔をくすぐり、引き戸が勝手に開いて妻の花神が出迎えてくれます。
「お帰りなさい旦那様」

蟠桃の甘い匂いが漂い、花神に口付ける緋皇。
二人は軽いじゃれあいの後、花神特製の出来立ての料理を食べ始めます。

花神の心尽くしの料理に舌鼓をうち、全てを綺麗に平らげる緋皇。
片付けをしようとする妻を制し、自ら膳を台所に運びます。

「旦那様、沐浴の準備が整いました」

緋皇が庵の裏手に回ると、そこには檜で出来た浴槽が設置されていて、どんな仕組みか絶えず湯が溢れています。

「お背中流しますね」
既に浴衣に着替えた花神が、脱衣まで手伝ってくれます。

「おいで、花神」
緋皇の誘いに、共に湯に浸かる花神。
緋皇の膝の上で、甘い口付けにうっとり酔いしれます。

湯から上がると、今度は蟠桃を切り分けてくれる花神。
白く細い指先で、直接蟠桃を緋皇の口元に運んでくれます。

「あなたに食べさせて貰うと、殊更に美味い」
果実を運ぶ指ごとねぶると、あえかな声漏らし、身をおののかせる花神。

堪らない気持ちになって、口付けをかわします。
息が乱れるまで接吻を堪能し、ゆっくり身をはなす緋皇。
くったりと力の抜けきった花神を軽々と抱き上げ、布団へと運びます。

横向きに眠る花神後ろから抱き締め、目の前の匂い立つようなうなじに唇を押し当てます。
互いの身体を隙間ないほどぴったりと密着させ、鼻先を花神の耳朶に擦り付け、白い瞼がおののくのを眺めたあと、ゆっくり目を閉じる緋皇。
それからまもなく眠りにーーーー。


「眠れるかああああ!」


と言うお話。

えーと、神になるために修行中の緋皇は、禁欲しなきゃなんですよね。

ハアハアと息を荒げ、髪をかき乱しながら「ムラムラして眠れる訳ない!」と絶叫する花神に、リアルで吹きましたよ。
「あの、夜なので声を控えて・・・」と、毎度の如く花神に絶対服従・低姿勢の緋皇にも笑わせてもらいましたよ。

この後ですが、花神による、まさに壮絶な「修行」に緋皇がかせられます。
緋皇、かわいそう・・・。
また、オチでもう一回笑わせてもらえる感じでしょうか。
いや、最初からおかしいなとは思ったけど、百年たってるからこんな感じに落ち着いたんかなとも思ったんだよ。

とりあえず、二人が幸せそうで何よりですよ。
特典ペーパーでこんなに笑う事って、あまり無いですよね。

ところで、しつこいですが、本編ラストが寂しいんですよ。
こういう「緋皇の治世は100年続き~」みたいな過去の事として語られると、「あれ? 既に二人は存在してない?」と無性に寂しくなっちゃうんですよ。
アンニュイになっちゃうと言うか。
いや、神様だから、2000年後の今でも仲良く生きてそうだし、壮大な印象を与えてくれる素敵な終わり方ではあるんですけど。
これ、私だけなんですかね。

6