狼王の思し召し 発売記念ペーパー

ookamiou no oboshimeshi

狼王の思し召し 発売記念ペーパー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
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  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
狼王の思し召し(フェア対象店のみ)

商品説明

文庫発刊記念・フェア店舗限定特典書き下ろしSSペーパー
B5版4つ折り片面にてイラスト1頁+小説3頁
魁視点で妃として迎えた乃亜の様子を見守るお話です。

レビュー投稿数1

嫉妬深いと嫌われそうですが(笑)

本品は『狼王の思し召し』のフェア書店限定特典ペーパーです。

本編後、魁視点で乃亜の様子が語られるお話です。

狼王が人間の、それも雄を妃として迎えたという事実は近隣諸国
の間でも有名な事実です。いずれ之亜は魁の后となる予定である
し、魁も当然そのつもりです。

そうなると次代の王は王弟である理央か、もしくは魁が養子を取
るかのどちらかになります。結婚式を終えたあとからあらゆる貴
族や豪族に養子の話を持ちかけられますが、今のところは考えて
はいません。

正午を知らせる鐘が鳴り、魁は執務室にでて真っ直ぐに講堂に
向かうと中庭に向かって十数名の生徒が歩いている所に出くわし
ます。全員が乃亜に教えを請うている生徒で、明るくやる気に満
ちた彼らの表情に魁は自然に笑みがこぼれます。

10年以上前に乃亜の父親に願った願いが、今は之亜が叶えてくれ
ています。今は週に2度、講堂で財務官候補の養成学校を開いて
いるのです。

そろそろ生徒達は皆出払った頃かと魁が行動の扉を開くと・・・

A4サイズ(書店により版違い)片面にて、魁視点で本編裏事情的な
お話になります。

こちらに気付いた乃亜の顔がパッと明るくなりますが、乃亜の前
に1人の生徒が立っていることに気付きます。彼は魁の視線に気
づくとはっとして息を呑み、床に膝をつきました。

そしてガタガタと震えながら退出の挨拶をしたと思ったら、脱兎
のごとく逃げていきました。魁はふんと鼻を鳴らして乃亜を抱き
寄せました。

乃亜は王を畏怖していると思ったようですが、魁は牽制まがいの
睨みを効かせたのです。下心がなければ逃げる必要などないはず
と思う傍ら、魁は己がこんなに嫉妬不かい男だとは思っていませ
んでした。

忙しいのはお互い様だが、寂しいなどと言ったら乃亜に呆れられ
そうです。出会った時から乃亜は魁の耳を可愛いと言い、今も耳
を撫でていましたが、くすっと笑われてしまいます。

「何か今落ち込むようなことを考えていました?」と言い当てられ
てぎくりとした魁でしたが、理央にそっくりで分かったという乃
亜に魁は大人にしかできない事をして泣かせてやろうかと思う

・・・という少し不穏な雰囲気での幕引きでしたが、嫉妬する魁が
楽しいお話でした。

乃亜に他意はないと思いますが、魁の目が曇り過ぎとも言えない
感じが面白かったです (^-^)v

※他店舗特典(レビュー済)
アマゾン特典は理央視点のお話です。

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