てんてん
datenshi wa makai de aegu
本品は『堕天使は魔界で喘ぐ』のコミコミ特典ペーパーです。
本編後、聖が里帰りするお話です。
天野聖が魔界の大公爵であるアスタロトの恋人になって3ケ月。
大学の春休み中に聖は実家に里帰りしますが、アスタロトには
「そうか」と言われただけで少々拍子抜けします。
バイトのシフトをやりくりして1週間は帰るつもりでしたが、
帰省期間も実家の場所もきかれず、もしかして自分がいない間
に他の人と・・・等々、あれこれ考えてしまいます。
しかし実家についた初日、夕食後にゆっくり湯船であたたまり、
自室のドアを開けた聖は、目の前に広がる藍色の空間に思わず
足を止めます。
さっきパジャマを取りに来た時は懐かしい自分の部屋だったは
ずです。びっくりしていると床がするする動いて、部屋の中央
で何やら紙の束に目を落としていたアスタロトの真横まで運ば
れてしまいます。
聖はどうして実家の場所が分かったのかと訝しみますが、アス
タロトは呆れた様子で・・・
B5サイズ4つ折り両面にて恋人になった2人のらぶいちゃ後日
談になります♪
おまえは自分の恋人が誰なのかわかっていない
おまえが人間界でどこに移動しようとすぐわかるし、
会いにくるなど造作もない事だ
と言われてしまうのです。
聖の8畳間にはアスタロトの藍色の部屋へのドアがつけられて
いたので「ドアの向こうにアスタロトの部屋がある」ような
気になっていたのです。
アスタロトは聖の行き先が南極でも宇宙でも、自分から逃げる
ことなどできないと言いますが、そもそも聖にはアスタロトか
ら逃げるつもりはありません。
そんな聖にアスタロトはたびたび「魔界でともに暮らそう」と
言ってくれますが、元天使で神様からもじきじきに「ずっと
見守っている」と言われた人間が魔界の住人になってもいい
のか、今でも聖の精気で増大するアスタロトの魔力がどんな
ことになるのか、色々と問題が有り過ぎると思うのです。
アスタロトは楽観的ですが、危険な目にあって欲しくありませ
ん。そんな聖の気持ちをアスタロトは大事にしてくれて、優し
い表情で見守ってくれるのです。
今も蕩けそうな瞳で見つめられ、低く甘い声を掛けられると、
全身からふにゃふにゃと力が抜けそうになります。それでも
恋人の柔らかなキスが唇に落とされれば聖の理性は蕩けてし
まい、アスタロトと甘い夜を過ごす
・・・というラブラブな後日談でした♪
実家でも魔界のアスタロトの部屋なら声も音も響かないよう
ですので存分にいちゃいちゃしそうな感じです♡
聖は神様と言葉を交わしたことで淫らな熱が上がるままに
快楽に流される自分を許せるようになったので、今夜の2人も
濃厚そうですよ (^_-)