狼耳の魔王に求愛されています アマゾン限定ペーパー

側近エドワードの野望

本品は『険狼耳の魔王に求愛されています 』のアマゾン限定特典ペーパー
です。

本編後、側近エラード視点での魔王の日常になります。

エラードは現魔王テオドールを獣人姿すら保つことのできかった幼少期か
ら知っています。いつかこの男は当時の魔王バルナバスを倒して魔界の王
になるだろうと確信していたのです。

予想通り強く雄々しい魔族に成長したテオドールはバルナバスに3度挑み、
魔王の座に就いた時には真っ先に馳せ参じ服従を誓いました。以来ずっと
エラードは家臣として仕えています。

その時から彼の激しい気にたまらなく欲情していたエラードは、繁殖期を
迎えたあかつきには必ずや好みを差し出してタマゴを産みもう、彼の伴侶
になるのは自分だと信じて仕えてきたのです。

ところが繁殖期を迎えたテオドールは力ある魔族である自分ではなく、
半分人間の血を引くバルナバスの息子を伴侶にしてタマゴを産ませた時に
はテオドールを恨みましたが、伴侶の座は諦められてもタマゴを産むこと
はどうしても諦められません。

人間ごときにとの交合で繁殖期真っ盛りの劣情を抑え切れるわけがないと
エラードはテオドールに相手をしたいと申し出ますが･･･

A4版４つ折り片面にて本編でも登場した魔王の側近エラード視点での
後日談になります。

ぜひ純粋な魔族との間にタマゴをと訴えるエラードに魔王は律以外と交わ
る気がないし、長く使えてくれているエラードは詩文にとって身内同然で
性交相手として考えた事もないもないと言われてしまいます。

身内同然だと言われてはエラードには何も言えません。せめてタマゴを
というエラードの望みは儚く散ってしまい、がっくりと肩を落とします。

しかし、テオドールはそろそろ律とユーリウスを連れ帰るつもりらしく、
その時にはユーリウスの世話を任せたいと告げられるのです。

ユーリウスは幼体のテオドールによく似ています。あのまま育てば父親
によく似た雄々しい魔族になるだろうことは想像に難くありません。
テオドールは「頼んだぞ」と言い残して人間界に向かいますが、ユーリ
ウスにターゲットを移したエラードはにんまりと口角をあげる

･･･という側近エラード視点視点での後日談でした。魔族ならエラード
よりな考えが普通なのかなとは思いますが、エラードの息子なのですか
らそううまくは行かなそうじゃないですか?

まあ、いつまでも律が敵視されるよりはいいのかな!?

※他店舗特典(レビュー済)
フェア店特典はハロウィンのお話、
コミコミ特典はテオドール視点での律との出会い編です。

野望

本編の後日談。本編で出てきた銀髪の部下（エラードという名前だった）視点のお話です。

幼い頃、まだ獣人型を保つことも出来なかった頃のテオドールを知るエラード。「魔界の王になるだろう」と思っていたので、いざ魔王になった時、真っ先に服従を誓い、欲情を覚えていたのですが、テオドールは律を伴侶にしてしまい、エラードの想いは宙ぶらりんに。しかしテオドールが律と子供を魔界に連れてくると言い出し・・・

ちょっとおっかないです、この方。かなりテオドールに執着しているなと思っていたら、こんどはお子様狙いですか！！！！！なんという長期戦、執念！！！！
あまりにおっかなかったので、中立にしました・・・恐ろしや。