小説Dear+ Paper Collection vol.50 小林典雅

shousetsu dear plus collection paper

小説Dear+ Paper Collection vol.50 小林典雅
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
4
評価数
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平均
4 / 5
神率
0%
著者
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
「小説Dear+ vol.73 ハル号」読者プレゼントペーパー

商品説明

小説Dear+応募者全員サービスペーパーコレクション第50号
該当号の雑誌アンケート送付時に送付封筒同送でもらえる全サ品です。
掲載作「先輩、恋していいですか」後日談番外編で「目と目で通じあう(?)ふたり」。2人が 真中旬主演の映画を見に行くお話になります。

レビュー投稿数1

思い込みの会話も美味しい♡

本品は雑誌「小説Dear+2019ハル号」の読者プレゼントペーパーで
雑誌掲載の『先輩、恋していいですか』番外編です。

本編後、2人が映画を見に行くお話になります。

綾織村で十枝と恋人同士になった光矢ですが、週末には大会も控え
ており、両想いになれたとはいえ当分2人だけでのデートの機会に
は恵まれないかなと思っていました。

しかし、偶然同じ時間帯の講義が休講になったので、チア部の練習
次巻まで一緒に映画でも見て時間を潰そうかという事になり、突然
予想外のプチデートとなったのです。

上映時間だけで決めた映画は真中旬の主演映画でしたが、光矢は
真中の顔は知っていても名前を知らずに映画に臨み、映画の間中、
隣の十枝のことばかり気になって半分くらいしか内容が頭に入り
ませんでした。

好きな相手とつきあうことが初めてで、デートもなにもかも未経験
でしくじりたくなくて、とりあえず嬉しすぎてニヤニヤしないよう
に顔を引き締めながら観ていたのです。

なりたてほやほやでも恋人同士なのだから、映画中に無許可で手を
握る権利はある気がしても、暗闇をいい事にすぐ手を出すムッツリ
やろうと呆れられるかもしれず、ああだこうだと脳内問答していて
いるうちに、結局何もできずに映画は終わってしまいます。

その後は入ったファーストフード店でも、光矢はラージサイズの
セットをパクつく十枝をうっとりと見つめていましたが、十枝は
まだストーリーに浸っているようで・・・

A4サイズ片面横長3段組みというボリューミーな番外編は2人が
両想いになってから初めてデートするお話になります。

映画は人の心の声が聞こえる能力を持つ刑事の話で、特赦能力に
悩みながらもその力で犯人を追い詰めていくミステリーでしたが、
具体的なコメントが言えるほどちゃんと観ていない光矢はさりげ
なく話題を変換すべく、十枝限定なら能力が欲しいなと言います。

すると十枝は何でも思ったことが聞こえたら嫌だし、光矢の事なら
けっこうはっきり目に気持ちが表れて何となくわかる等と言い出し
光矢はアタフタしてしまいます。

それなら手を握らせて欲しいと言おうとした光矢でしたが、十枝に
ブルーベリー畑の続きがしたいのかと思われて部屋に誘われる

・・・という、なんとも光矢に美味しい幕引きまでたいへん楽しく
読ませて頂きました (≧◇≦)

もちろん、光矢は十枝の勘違いを訂正せずに棚ぼたのチャンスは
しっかり美味しく頂くのがすごくツボりました♪

本編では「藍苺畑でつかまえて」ともコラボしているのですが、
本作は名前のみ客演ですが「国民的スターに恋してしまいました」
とコラボしているのも美味しいです。

文庫化をワクワクして待っています♪

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