てんてん
goukakyakusen no oujisama
本品は
『豪華客船の王子様~初恋クルーズ~』の
初回特典ペーパーです。
本編幕間、ジークフリート視点で
歩途との出会いを描いたお話です。
空港の国際ロビーで
隣に座ったばかりのアジア系の少年に
Jが声を掛けたのは気まぐれでした。
その少年は降乗換便を求める長蛇の列で
最後の一席を見知らぬだろう老婆に譲り
列が解散後にふらふらと歩いてきて
Jの隣に座ったのです。
いつもなら無視するのですが
Jは妙に構いたくなって声をかけます。
自分で「いい人」だと思っているやつは
他人からすると「都合のいいひと」だぞ
すると彼は自分はいい人じゃないし
彼女の方が必要としていたからといい
Jの「偽善者」との言葉にも
善に偽物や本物ってあるのかなと
Jの思いもつかないような返しをしてきます。
これが噂の天然ボケという生き物か?
とJは俄然少年に興味が湧き
王家の力を使ってチャーター便の
席を確保してやると・・・
B6サイズペーパー両面中折り
2段組3頁と長めの番外編は
ジークフリートにとって
歩途との出会いがいかに衝撃だったのか
というお話になります。
少年がおもねってくると思ていたJですが
彼は感激はしたものの態度を変えず
意見は翻したものの、その理由はむしろ
Jの胸を打つものだったのです。
どんな育ちをすると
こんな面白い人間ができるのだと
日本という国にも興味が湧きます。
そしてこれこそがJが望まれた
「広告塔」という役目だと気づき
自分にない価値観を持った彼と
友人になりたいと思う
・・・という幕引きまで
短時間でジークフリートを変えた
歩途の凄さが面白かったです♪
本編でも歩途との出会いが
ジークフリートにはなり衝撃的だとは
描かれていますが
本人視点で衝撃度を現すと
"天使降臨"って凄すぎですよね。
まぁ、読者的には楽しいからいいか♪ (^m^)