てんてん
ginro kizoku no dekiai hanayome
本品は『銀狼貴族の溺愛花嫁』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。
本編後、シュウショウ視点で
コウ家の面々がコウ家を訪れるお話です。
シュウシュウは救貧院を
院長として切り盛りしています。
救貧院を出て行った子供達の
暮らしぶりを気に掛ける事も
院長の役目であり
3ケ月前に貴族の屋敷に雇われて
救貧院から出て行ったユアンの事も
とても心配していました。
というのもユアンは3日に1度は
熱を出して倒れるような有様で
すぐ救貧院に戻ってくると
思っていたのです。
なのに
ユアンが暇を貰って帰ってくる
気配は全くありません。
ただのヒトが貴族の屋敷に
おいそれと足を運べるはずもなく
何より奉公人の家族(厳密には違っても
気持ちは身内の様なものなのです)
いちいち訪ねて行っては
ユアンの立場もありません。
シュウショウが院の仕事のついでに
ユアンに会えないかどうか
ライエンに訊いてみようと思っていると
改まった手紙でコウ家に
呼び出される事になります。
シュウショウとリオウを
待っていたのは…
B5版ペーパー両面で
7頁とボリューミーなSSは
本編中にランエイが約束した
コウ家にシュウショウとリオウが
招かれるお話になります。
獣人姿のユアンだったのです!!
長年ヒトとして接してきたのに
そんなことがあり得るのかと
呆気にとられるシュウショウでしたが
ユアンは獣の耳と尻尾が縮こめて
申し訳なさそうな顔をしており
その隣で相変わらず表情の読めない
コウ・ライエンが経緯を語ってくれます。
ユアンの生家の陰謀やヒトとなった理由は
シュウショウには別の世界の物語の様で
早々に考える事を放棄する
シュウシュウでしたが
ユアンの病弱体質が無くなったのだけは
喜ばしいと思っていました。
しかし、
リオウは以前となんら変わらない
気安さでユアンに接し
シュウシュウは息子の肝の太さに
呆気にとられつつもホッとするのですが
シュウショウはライエンにつれられ
別室へと移動するその途中で
リオウとユアンの仲の良さを
羨ましかる発言をするライエンに
新たな心配ごとを抱え込む
…という幕引きまで
シュウショウが始終ハラハラする様が
ほのぼのしつつもおかしさMAXなお話でした。
そしてリオウに焼きもちを焼く
ライエンがまたおかしいのですが
それを見たシュウシュウが
色々と思ってしまう様子が
またおかしいのですよ (^m^)
特典ペーパーですが
本作に入っても良かったかな
と思うくらいに良かったです♪