「教えてきみが女装をするワケ」
というキャッチで話題を集めている松下キック先生の「野ばらと恋のはじまり」（一迅社）です。
ここ一ヶ月でいろいろな雑誌を読みあさって
ナント「男の娘」「女装男子」作品が多いことよ！と、いまさら気がついたわけですが、
本作は、そのどれともテイストがちがぁ～います。どんなジャンルも強欲に飲み込んでしまうBL恐るべし！
こ、これはどうやって読むのが正解なのか…
セリフを読む時、男の娘はかわいい萌え声、女装男子は女性声優の少年用ボイスに自動変換されるのですが
これはどのように変換したらいいのか…？　これがストンと落ちるとまた作品の景色がかわるにちがいありません。

女装男子・江戸川ひなたのモノローグが魅せます、息苦しくなります。高度5,000メートルぐらいの感覚（？）。
この作品も読者を選ぶ１作ですが、読後感がじんわりあふれる作品です！