2020/04/03【第11回BLアワード2020】
BEST 小説 2位~3位
健気で素直な薄幸受けが再生していく、心温まるシンデレラストーリー!切なさとトキメキが押し寄せる、月村奎先生らしさ満点の一冊です。早くに両親を亡くし、苦労ばかりの日々を過ごしてきた葉。ビストロのオーナー・花井の包み込むような愛に触れ、幸せになっていく姿に、こちらまでハッピーな気持ちになります!
スパダリシェフの愛に包みこまれる♥
超王道シンデレラストーリーというかなんというか…こんな健気な受の子久しぶりだなと思うと同時にこんな紳士な足長おじさん的攻も久しぶりですごく好きな作品です。
あやってぃんさん
最初は不幸過ぎて胸グサグサになりながら読んでいましたけど葉くんが幸せへの階段を一歩ずつ登る姿に、自分の胸の傷が癒されていくような、そんな作品でした。瑠可さんがじっくりコトコト煮込んだスープのように優しく温かい人。読めば癒され満たされ心地良くて不眠で悩む方には最適かもです。セロトニン小説。
蘭々さん
不幸の連鎖でどん底にいた受けがスパダリな攻めに愛されて幸せになっていく、そんな王道なお話をこんなに色づいて書けるのはほんと月村マジックというしかないです。どん底の生活ながら善良で健気な葉に涙し、瑠可に拾われて餌付けされて愛されてだんだんキラキラしていく姿にまた涙。そして読み終わってから表紙を見て、幸せな二人の表情にまた涙です!瑠可が柿のフリットを指でつまんで食べさせてくれるシーンにキュンキュンします!
海菜さん
今まで辛い思いをしながら独りで頑張ってきたのに、決して不幸自慢をすることもなく、むしろ「自分ばかりが不幸だと思っていたのは、単なる想像力の欠如だったのかもしれない」と真摯に反省する葉。
その心根の素直さと純粋さは、読んでいて本当に気持ちがよかったです。葉のことが大好きになりました。
一方、そんな葉を救ってくれたスパダリ瑠可は、単なる王子様ではなく下心ありの策士というギャップがBL的に最高でした。
月村先生、じんわり心が温かくなるような物語を本当にありがとうございました!
はるつきさん
全てのキャラクターが優しさに満ちてて大好きです
ねこのしんさん
どん底からのハッピーエンド!
こんなに切なさ全開の物語はないと思いました。主人公が辛い思いをすればするほど涙が溢れてずっと見守っていたくなる。また攻めさんが抱擁力があっていい!
大好きな作品で何度も読み返しています。
みこもさん
一生懸命生きている人が報われて幸せになる物語は読んでいて優しい気分になります。不遇だった受が素敵な攻めと結ばれて末永く幸せに暮らしました、とシンプルに言ってしまえばそうなんですけど、その中で、主人公が今まで不運だと思っていた自分に欠けていたものに気づく、”気づき”の物語でもあるというところが、決して他力本願なエバーアフターはない、この物語の魅力だと思いました。
えすむらさん
冒頭でこれでもかというほどに泣かされましたが、瑠可さんの献身に葉くんの心が解けて笑顔がふえてゆくと共に、読み手のわたしまで気持ちが浄化されていくようでした。
飴矢とりさん
私がBL好きなのは、多分、少女小説が好きだからというのも一因なんだと知らしめてくれた一冊です。
もういい年なんですけれど、でも私の中には『小学生くらいの私』がずっと住んでいます。そしてその子は時折、私にこう言うんですよ。
「目立たなくても正しく生きていれば必ず幸せになれるよ」
確かに、全てがそんな風だと良いと思います。でも、そうじゃないものも沢山見てきてしまっている訳で。
だから、月村先生がこういう物語を書いてくださるのが嬉しいのです。
劇的なものではないのですけれども、でも確実に、私の『救い』になった一冊です。ありがとうございました。
fandesuさん
大好きで何度も読み返した作品。葉が不憫な過去のせいで終始ネガティブなんですが、それを広い器で受け止めている花井がかっこいいです。幸せな気持ちになる作品です。
くるみ3960さん
切なく優しい、月村先生らしさ溢れる作品
王道のシンデレラストーリーで、こんなにやさしくてかわいらしくてあったかいお話は、月村先生の右に出るものはない!と断言できます。木下先生とのタッグなんて最高に決まってます。先生の作品はどのお話も安心して読める。だいすきです。
高尾治さん
もう、何度も読み返しました。
この二人を見てると、ほんとに優しい気持ちになります。一生懸命に生きる受けとどこまでも受けを甘やかしたい優しい攻め。
ちょっと気持ちのすれ違いはあってもやっぱり安心して読める作品です。
毎度ながら月村先生のドキドキきゅんきゅんするストーリーに木下先生の挿し絵がどはまりしてたまりません。
高律さん
お話とイラストがほんとピッタリで、よりお話に入り込めました。優しく、可愛く、健気で、美味しそうで。浮き足立つような、それでいてほっこりさせられるお話でした。月村奎先生と木下けい子先生のタッグ最強すぎます。
Ricりくさん
月村先生も木下けい子先生も、かっこいい「シェフ」をお描きになる天才です!おぼつかない葉くんをがっしり支えて、優しく見えて結構グイグイいく瑠可が男前で素敵です!
月村先生の作品には、木下けい子先生の絵がぴったりだなぁ、読めて幸せだなぁと、再認識しました!温かい、幸せをいただきました!
ねねむむやまこさん
一筋縄ではいかない展開と、怒涛のラストに心が震える第2巻。前作の結末では曖昧な関係に落ち着いた2人。再会から1年後、突如始まった同棲生活を通して2人の恋が確かなものになっていくのですが……。過去の自分と向き合い、やっと進みだした2人の進む道に、幸せを願わずにはいられません。
「人を好きになる」ことを改めて考える
苑くんのかたくなになってしまった心を明渡くんが少しずつはがしていく過程がとてもよかったです。この二人だけの唯一無二の物語だと思い、ずっと読んでいたい気持ちでした。バーで明渡くんを待つ夜の不安な気持ちや東京駅の実留くんとのお別れ、苑くんの気持ちが痛いほど伝わってきました。木戸さんや小山さんの距離感もほのかに暖かくてすきです。
みーくーさん
人を好きになるということを改めて考える1冊になりました!
AOIsanさん
1巻の終わりが完璧すぎてまさか2巻がでるとは思いませんでした✨
キス2では明渡の気持ちがクローズアップされて、読者が想像していたものとはいい意味で期待を裏切られる作品でした。
そして苑の恐らく見ないようにしていた過去の虐待について、自分と似た少年が現れることで無理やり向き合わされ、苦しくても苑なりに気持ちに整理をつけて前進する姿が見れてよかったです。
どんな道を通ってもやはり2人はずっと一緒にいるんでしょうね。彼らが彼らであるかぎり✨
1巻読後はこれからの彼らが同人誌などで知れたら嬉しいなと思ってましたが、ここまで掘り下げて書いていただけてうれしいです。
匿名さん
読後感がこんなに胸に残るBLはありませんでした。
Hachico88さん
『キス』から『ラブ』へ
『キス』は自分が一穂先生に出会った思い入れのある本で、『ラブ』が出た時もとても嬉しかったです。
『ラブ』の中で何度も、苑にとっての明渡の存在が書かれて、何も持たない苑にとって明渡だけが自分に"ある"ものだなと思いました。
『ラブ』は『キス』から続く疑問への答えと、『ラブ』って題名通り、愛することについて書かれてたなと思います。『キス』で「どこから来て、どこへ行くのか。」と問い続けて、『ラブ』で「明渡がいるところ」が答えだとわかりました。
苑にとって明渡は明るい道しるべで、でも周りには苑を想ってくれた人がたくさんいて、キスラブは苑が成長して、周りの人や明渡と向き合うことができた作品だと思います。
光と影は一体だから、どうあがいても結局苑と明渡は一緒にいるんだよ、よかったね!と思います。
ぐちお丸さん
どっぷりBL小説にはまることになったきっかけの『キス』。苑と明渡がどうなったか気になっていて、待ちに待った2巻でした。二人がまた愛を再確認し幸せになって感無量でした。
kaokenshiさん
正直、前作で終わっていても良いと思っていた自分を殴りたいくらい。痛みの先にある胸を打つ感動とはこのことよ…。前作と合わせてネタバレなしで読んで欲しい名作。
ゆのみんさん
前作はハピエンというには物足りない感じがあったのですが、ようやく苑が幸せになれたようで嬉しいです。ラストシーンがとにかく泣けます。
てんすいさん
キスが悲しかったので、ラブで続きが読めて本当に良かったです。一穂先生が書いた作品の中で今までで一番泣いたのはアイズオンリーでしたが、同じくらい感動しました。
りえぞうさん
やっとやっとやっと自分たちの幸せを見つけられた2人を密かに応援してます。
匿名さん