2020/04/03【第11回BLアワード2020】
BEST ディープ 6位~10位
心に刺さる恋の苦しさ
勢いで体を重ねても、すれ違ってしまう二人がもどかしくて、切なくなります。でも、そこは大人の二人。夜の電車の中、誠実に言葉を尽くして、想いを通わせる場面に胸が熱くなります。人生は旅なんだなあ、と心に沁みる珠玉の作品です。
まりぽん812さん
大切な人の何気ない一言でとれない棘のように長く苦しむこともあれば、たった一人の小さなきっかけでふいに救われることもある。
加納さんの恐れは恋を知ればこそで、どこか自分自身共感してしまう主人公でした。
にゃんころ餅大佐さん
ゲイに対して寛容なようで傷つく言葉、態度など、加納の指摘する一言一言が深かったです。ただ楽しかっただけでは済まない、気持ちの奥底を掘り下げるような作品だと思います。
マリネコ3号さん
主人公は世の大多数であるヘテロセクシャルと同じように、出会いにワクワクしたりこの先を想像してドキドキしたり…恋する相手が異性でも同性でもなんら変わりはないんだよなぁ…とキュンキュンしました。でも、恋する相手が同性の場合、次の一歩を踏み出すハードルがこんなにも高いんだ…そうだよね…と新しい恋に飛び込めずにいる主人公の葛藤に胸が痛くなりました。ましてやお相手はノンケだし。でも(傷つくこと覚悟で)それでも好きな人と一緒にいたいって気持ちが、もう失いたくない、傷つきたくないという自己防衛を上回る恋のパワー素敵!!
asamiyさん
温かい筆致で男たちのリアルな人生を描く
この作品で「人生」を感じました。楽しいこともあって辛いこともある、だけど「生きて」いくんですよね。人生はできれば好きな人と一緒がいい!よく分かる。この作品は高校生の存在がすごく大きい。高校生と出会えたから加納くんは腐ることなく「生きて」いけるのかなーと。暖かい気持ちになる作品です。
はなかっぱちゃんさん
「ああ、こんな人たちが何処かにいるよね」と思うくらい日常的な設定だと感じました。人生で出逢う人たちを電車に乗り合わせた人になぞらえて。加納が諦めを抱きつつも、高校生と話してときめいたり、対象外と思っていた店長と近くなってどちらともなく身体を合わせたり。色気が有って、どこか哲学的な薫りがする映画みたいな作品です。
うーゆむさん
社会の中で生きる隣人のほんの数日を覗き見たような気持ちになりました。今後、彼等の人生がいずれ交わることはなくなるかもしれないというのが、なんとなく受け入れられる。それが当たり前だとも思う。まさにディープでした。
あさだ2枚さん
大人の価値観や時間軸に、ふと入り込んでくる若さにどれほど癒されるか。また、性格の違いや、必ずしも良いばかりではない印象も、恋へと変わっていくことなど、自分の日常にも照らし合わせてしまいました。こんな漫画を待っていました。
うらねこさん
まさに1人の人生をノンフィクションで読んでいるような気持ちでした。読み応えがすごく、読んだ後に感嘆いたしました。これ!こういうのが読みたかった…!と本をキャラクターごと抱きしめました。
三井寿さん
「ハッピーエンドでよかった」切ない作品
切なくも、登場人物それぞれの深い愛に心が揺さぶられギュッと掴まれる。累の心の闇が深い。それを助けたい八尋の想いも深い。幼少期の回想ストーリーも涙無しでは読めない。そして養父母の優しさが救いで、これもまた涙を誘う。ラストがハッピーエンドで良かったと心から思える作品。
いーゆさん
累を思う八尋の歪んだ愛情表現、累の痛々しいまでの自分の立場へのこだわり、切なくて切なくてずっと窒息しそうになりながら読み進めました。先生の表情の描き方が本当に繊細で、累のお母さんが累の苦しみを知って泣くときのあの口の歪みや、八尋に累が助けを求めたとき、もらい泣きしました。終わり方もとても幸せになりました。
キュウコさん
読んでる途中は感情をなんども握り潰されるような感覚になったりもしましたが、クライマックスに向かっての加速感でのゾクゾクする感じがたまらなかったです。
重いし闇も深いけど、そこに必ず光を見せてくれるというか、人のつながりの温かさを感じさせてくれる、暮田先生節全開の作品だなあと思いました。
とのせさん
八尋が大切な幼馴染の累を身体で繋ぎ止め、累は養子である事で家族になりきれない辛さを抱えてて、その辛さを紛らすように八尋と身体を繋げている…そんな関係が読んでいてしんどかったです(T-T)最後は幸せになったので良かったです^^
匿名さん
可愛らしいキャラ×ディープなストーリー
ちびっ子描写が抜群の可愛さでDKになったら攻めも受けも色気がある。仄暗い世界でしっとりした空気感には中毒性を感じます。累と過ごすデザインコンクリ壁に囲まれた八尋の部屋が、二人だけの秘密の隠れ家のようで、全て絵空事かと思わせる不思議な空間がとても印象的な内容の作品でした。新しい環境で溺愛されてもネグレクトの傷はなかなか癒えないという描写はリアルで、無償の愛を突きつける八尋を理解できなかった累ですが、八尋に溺愛されたからこそ助けを求める力が持てるようになったんだと感じさせる。
honobonoさん
八尋×累の歪んでいるようにみえる二人の関係がある出来事によって変わっていく。累の生い立ちからくる不安と理想に胸が張り裂けそうになりました。累の心の叫びを引き出した八尋。累を守りたいという一途な想いと行動力に痺れました。累への愛溢れる暮田マキネ先生の世界観を堪能できる作品です。
リュバンさん
至高のケモにモフキュンが止まらない!
表紙で既に心を鷲掴みされ、眼鏡がめっちゃ似合うウゥさんの紳士で格好良さに一目惚れ!!
かなり立派なモノをお持ちなので受け入れるの大変そうですが、ノダ先生の描くエッチシーンは濃厚で満足です!
ウゥさんの妄想シーンに二人の子供が出てくるので是非続きも描いて欲しいです!
あきさん
まさに獣人界のスパダリ!優しくて男らしくてイケメンなウゥさんが葵に絆されていく様にキュンキュンしちゃいますね。人種も言葉の壁も超えて2人が結ばれていく流れがスムーズで素晴らしい。もちろんエロも最高です!
Mintokoさん
オオカミーンとヒトの恋。受けの葵くんはウゥさんの言葉が分からないけど、優しさや視線、話し掛ける声など触れあっていく内に好きになっちゃう。後から分かるけどウゥさんも一目惚れ。言葉も大事だけど、分からないからこそ理解しようとしてより意識が相手に向いて全ての触れ合いを大切にしようとする感じがとても好きでした。
さささささなさん
フェチを撃ち抜かれる!まさにディープ!
純愛ラブラブとディープな拡張プレイの双方、メーター振り切ってます。このレベルを1つの作品にギュッと詰められる作者すごい。獣人の設定がしっかりとされてておもしろかったので、違う獣人と人間カップルも読みたくなりました!
きゃんきゃんさん
表題作含めて3カップリングのお話が入っている単行本でした。表題作は狼のウゥさんとアオくんのお話は種族も言葉も違う2人がラブラブなところがとっても可愛らしく、そしてエロも大変濃厚です。でも本当に可愛いカップル!という印象が強く、あと2つは捨てられない男の一夜の蔦とのエロ(このお話のエロはもちろん展開も大好きです)そして、ゲイとノンケの幼なじみモノというどれも違った大変味わい深いコミックでそしてドラマエロくて何回読んでも飽きない本だと思います。
あほこさん
オオカミでした。漫画っておもしろいなとつくづく実感しながらたまに再読しています。この攻めさんすごく良識あるいい社会人だし満月の夜に受けさんを守るため離れるという誠実さと鉢合わせて我を忘れる設定をフルにいかした振り切りも大変興味深いしなにせ二人がラブラブで読後感がとてもよいので大好きです。
この先生の作品で「毛」に対するフェティシズムを供給していただいていますが今作のように毛深い、どころではなくて言葉も別の言語という種族との愛というのが新鮮でまた新しい世界の扉が開けられた気がします。ありがとうございました。
わけりあさん
ここまで犬感をしっっかり感じる獣人BLはなかなかないっ!手袋をはめるシーンとても好きです♡
匿名さん
こんなに色っぽい獣人さんは初めて見ました!ゆっくりと流れる2人の空気感が大好きです!
かゆりさん
暴力表現の向こうにある深いストーリー
暴力はありますが、それだけではないです。暴力的表現が苦手で敬遠していていていたことを後悔しています。本当に本当に深い。胸を締め付けます。何度も何度も読み返しています。2人にはこれから2人なりに幸せでいて欲しいと思います。
そそさん
最終的にはハピエンとなりますが、過程を楽しむ作品かと思います。まさき、翼という人間、置かれた環境、そして2人の距離感と関係性を変化を眺めていく。相思相愛という幸せを願うだけではないと思います。
おおいさん
殴ったり痛めつけられたりするシーンが苦手な私でもとっても胸がキュンとして素晴らしい作品に出会えたと思わせてくれた作品です。僕のおにくちゃんのスピンオフですがより一層ディープで深く依存していく両者を楽しめることが出来ると思いました。
コトロさん
愛情表現の歪んだ二人が少しずつ寄り添おうと努めるけどなかなか上手くいかない、お互いの親との確執や今までの葛藤を経た今に出会ったからこそ起こる二人の感情の揺れ合いが、とても素晴らしく、悲しく、でも温かさを以て私の中に入ってきました。将輝が「もうこういう抱き方しかしない」と言ったシーンでは恥ずかしながら泣いてしまいました。
むらかみんごさん
愛と救済と共存、この三つの言葉が合う最高作でした。
あ〜ちゃんさん
無表情キャラの中に渦巻く感情が胸に来る!
キャラの表情がとても繊細で伝わってくる絵がとても良いです。
将輝が不器用でクールで少し切ない、、欠けた部分のある2人だけどそこが愛おしくて
最後は泣いてしまいました。
ぴかじろうさん
攻めの将輝が淡々としていて表情筋が硬くてすごく分かりにくいんだけど、ちゃんと翼のことを大事に思ってるんだなぁ…ってのが最後まで読んでじわじわ感じられたのが良かった。描き下ろしは嫉妬している将輝が可愛くって、2人が仲良くしてるのに萌えました…!
山田華子さん
共に自分の感情を素直に表し解放したことがない二人の恋を静かな筆致で描いた秀作。 常にほぼ無表情の下の将輝の心の動きがジリジリするくらい微かに波立ち、翼への感情が育まれていく様が暴力を間に挟みつつも切なく心に沁みていきます。
考えてみるとコーちゃんと千明はとにかく親の愛を受けて育った者同士。対して将輝と翼は十分に親の愛を感じられずに育った同士。それでもどちらのカプも相手との出会いで自分が変わるきっかけを掴めた。うーんやはりこれは前作のおにくちゃんも読んで欲しいですね。
海辺のふかふかさん
これぞ至高の黒髪美人受けだ!
黒髪美人受けは数あれど、私史上、こんなに色っぽくてミステリアスで美人な受けはいないと思います。そして、天然で可愛い。こんな受けの忍さん、百武先生じゃなくても好きになっちゃいます。ちょっと大人な恋愛の2人の物語、忍さんのお父さんがまたいい味を出していて最高です。ミステリアスな美人受けがちょっぴり野獣な作家先生を翻弄?しながらも、心の中にある厄介なしこりを2人で溶かしあっていく素敵な物語です。
Maimai000さん
表紙の美しいアップから、忍に魅了されました!色っぽくて、真面目で一途、勇虎先生が一目惚れするのがわかります。勇虎先生も、実はイケメンでこれまた内面が超男前!二人が両片想いしながら、一途に惹かれ合って、大ハッピーエンドになる、romantic満載の作品!
ねねむむやまこさん
忍さんステキです!! 見た目が雰囲気があって一癖ありそうですが一途で健気で真面目で控え目な性格が本当にステキです。破天荒な百武先生をメロメロにしつつ、ちゃんと手綱も握ってて、見習いたいです(笑)
天のパリパリさん
この作品はとにかくエロくて切なくて甘くてキュンキュンするすべての要素が詰め込まれた作品だと思います。とにかく受けの忍の色気が半端ない女性と間違えるぐらい綺麗で儚げで百武が初めて忍を見た時未亡人と思ったのも無理ないし納得です。
一見強引で無神経に見える百武も実はちゃんと人のこと見ていて、事故の後遺症で味覚障害になり和菓子屋の跡取り息子として不甲斐なく感じている忍の気持ちをちゃんと分かって欲しい言葉を言う百武は最高にカッコイイ男。忍が出会う前から惚れたのも読んでて納得です。
匿名さん
二人の関係性がいい!!
百武に本命がいると勘違いし、身体の関係を持ちながらも馴れ馴れしく恋人のような態度をとってはいけないと思っている忍の慎ましく、そして過去の出来事からの未亡人感のある色気が最高でした。そんな忍に夢中で、忍に惚れきってる百武の忍の溺愛っぷりも最高です。
きたもっちゃんさん
百武先生のわちゃわちゃしてるようで、核心突いてくる行動のおかげで、忍も救われたなと思います。父親との関係も前に進んだし、長く悩んできたことも百武がいたからこそ解決したんだと思いました。忍ちんのしおらしさがお気に入りです。とってもお似合いで好きな2人♪♪
おはぎ☆さん
本心をなかなか見せない忍に対して臆することなく接する百武さんだけど実はすごく忍のことを考えていてすごく優しい。外見とのギャップも素敵!心許して艶っぽくなった忍がとても可愛い。
うさぎ3さん