BLアワード2019|ちるちる

BLアワード2019|ちるちる

ついに今年もランキング決定!!
商業BLの祭典BLアワード2019!!

BEST 小説 11位

「バースデー」

ポイント:
660pt
著  者:
安西リカ
出 版 社 :
新書館
シリーズ:
ディアプラス文庫
発 売 日 :
2018/2/10

ユーザーの声を紹介

すごく心が捕われたお話でした

読み終えて、タイトルの意味をしばらく考え込んでしまう。作品の中に息づく、三希の圧倒的な存在感。守る側から、守ってくれる人ができて三希は幸せになったよね、と自分にいい聞かせる。読み返してみて、透が新聞配達を選んだことも、会社を転々としたくなる意味も、滝本が引っ越した訳もストンと胸に落ちて、また三希の存在のを思い返す。すごく心が捕らわれたお話でした。
豊華さん

とにかく今まで読んだBL小説の中で一番大好き。
三希が遼一の本気の愛に触れて(三希とゆりのためなら人も殺せるってところ)、ついに消えちゃうところでは落涙でした。
希望のあるラストだったけど、もっと幸せな二人も読みたい!
遼一のお誕生日を祝うところや猫との生活とか、どうですかね?
nonokaさん

続きが気になって仕方ない

読了後は何もできなくなる程に心が揺さぶられた作品です。
三希も透もどちらも幸せになって欲しいと祈るように読みました。
なんだかうまく言葉にできませんが、今もずっとそう思ってます。
さーばるさん

大好きな安西先生。
作品は全部読んでいますが、これまでの作風とは違う、新境地となる一作だと思います。
多重人格となった壮絶な虐待、透には記憶のない三希としての遼一との過去、本当は消えずに復讐を果たすために眠っていた三希、
BLにはくくれないサスペンスの要素もあり、
まるで1本の映画を見たような気持ちになりました。
安西先生の組み立てや文章力が際立っていて、さすがです。
これからも絶対ついていく!
願わくば、短編でもいいので、その後の二人が読みたいです。
万里花さん

「続きが気になって仕方ない・読むのをやめられない」という感覚を久しぶりに持った小説です。
二転三転する先が読めない展開にハラハラドキドキし、恋愛描写は幸福感と同時に切なさがあり胸が詰まる思いでした。所々にある小さな伏線の意味がわかる度に心が揺さぶられます。読後は三人それぞれの気持ちを考えしばらく物語の世界から抜け出せず、また一から読み返しました。
これだけいろんな要素のあるお話をよく書き上げられたと作者には感心します。普段BLを読まない人にもぜひ勧めたい作品です。
soyさん

BEST 小説 12位

「騎士の誓い」

ポイント:
650pt
著  者:
夜光花
出 版 社 :
大洋図書
シリーズ:
SHYノベルス
発 売 日 :
2018/9/29

ユーザーの声を紹介

ワクワクと疾走感のあるストーリー展開

パラレルストーリーありがとうございます!
『少年は〜』の頃から、ランスロットかっこいいな〜。ランスロットに幸せになって欲しい、でも樹里以外とは想像できない。あー、ランスロット×樹里....だめだめ樹里にはアーサーがいるんだから。
といった様なことをずっと繰り返し考えてたのですごく嬉しいです!モルガンを倒してラブラブしてくれるのを楽しみにしてます!
リンナさん

正直小説カテというよりシリーズのカテゴリーで3馬身くらい離して1着と思ってます本年。。。
シリーズは大団円で完結さらにこの鬼スピンオフ、本物の未亡人BLときた日には脱帽興奮しかありません。
夜光先生は本物のエンターテイナーです。これからも楽しませていただきます!
浄土さん

少年は神シリーズのまさかのアナザーストーリー本!ランスロットのお話が読めるなんて…凄すぎました!本編では大人しかったランスロットの暴走が熱くエッチも熱かった!!!今後も期待!!
にーどるさん

本編終了後も、このシリーズがまた読めて幸せです。ランスロットの想いが切ないです。
卍さん

本編がハッピーエンドからのまさかの番外編。
ランスロット×樹里のアナザーストーリーは、
今まで抑えてたランスロットの情熱が爆発!という感じで、そのギャップにめちゃ萌えました!
3巻で完結だそうですが、もっとじっくりと、たくさん書いてほしいくらいです。
サンシロウさん

大団円を迎えたシリーズに、まさかの別ルートのランスロット編が始動!
いきなり本編の主役カプの攻め様がお亡くなりになり、当て馬だった脇役がメイン攻め様に昇格!
「あの時、あの分岐で、あの選択であれば、このルートもありうる?!」
シリーズ本編が大好きなだけに、この反則技とも言える新しい展開が受け入れられるか、微妙な気持ちで読み始めたが、杞憂だった!
おーもーしーろーいー!
もともと攻め様と拮抗するほどの良い男であったランスロットが、本シリーズではさらに魅力爆発。
受け様も、簡単に心変わりするでもなく、心揺れる様がじっくり描かれているので、読者的にも納得できる流れ。
2冊目まで発行済み、次巻3冊目で完結予定とのことなので、期待して待つしかない!!
ヨムヨムにゃーさん

ランスロット編。ランスロットのタガが外れてしまった世界。不憫だったランスロットが報われる世界に期待です。そして、一度完結したお話のパラレル、イフストーリーですが、本編と同じくワクワクと疾走感のあるストーリー展開です!
ななつのさん

ランスロット編始動ですね。
期待しかないです。3巻で終わってしまうのは残念です
匿名さん

まさかのサイドストーリー“ランスロット編”
本編で時間軸を移動するシーンがある。そのとき訪れた世界側のストーリー。もしもの世界ではなく、こちらも現実の世界。こんな美味しい物語を書いていただけるなんて、読者冥利に尽きます。アーサーのために尽くし、自身の想いもねじ伏せてきた彼が愛を解き放したとき、世界はどう変わるのか?この世界を見届けたい。
myonchanさん

夜光先生の「少年は神~」シリーズが大団円で終わったため、そちらでは当て馬だったランスロットが攻めとなるこちらのシリーズはいったいどんな風に展開していくのだろうと、ストーリー面が特に気になっていた作品です。
実際に読んでみて、本筋のストーリーとは大きく違うのにしっかりと「もう一つの「少年は神~」の世界」として進んでいく物語にぐいぐい引き込まれました。
私はどちらかというとスピン元の攻めであるアーサーよりランスロットの方が好きだったのですが、それでもアーサー編の大団円を知ってしまっているので、楽しいのにどこか寂しいというもどかしい気持ちでこちらのシリーズは拝読しています…(笑)
同じ世界観のパラレルワールドで攻めが変わって別の物語が進む、という試みの作品は初めてで、その点でも新鮮でした。
BLではかなり難しい手法だと感じますが、BL部分の萌えもさることながらストーリー自体もドキドキハラハラと読ませてくれる夜光先生だからこそ生み出せた作品かなと思います。
ランスロット編、最後まで楽しみにしています。
仙太郎さん

「少年は神」シリーズ本編を読んでいる時、何度「樹里が二人いればいいのに!」と思ったことでしょう。アーサーに負けず劣らず魅力的なキャラクター、ランスロットが主役の本作は、2018年に刊行されたBLの中で一番多く読み返しました!
ストーリー中盤まではifルートならではの展開にワクワクし、終盤では、抑圧されてきた樹里への愛が爆発したかのような、ランスロットの紳士的でない行動に悶えました。樹里への愛情全開のランスロットが見られて幸せです!
弥耶さん

夜光花さんの作品はどれを読んでも面白いのですが、まさかの展開だったのがこの騎士の誓い。
アーサーとのハッピーエンドを迎えた本編と世界線がズレたもう一つの世界でのランスロットの話。
ランスロットが苦悩しながらも力強く輝いていて、この世界では樹里と身体も結ばれて、よく頑張った!ランスロット!と言いたくなる作品。
早く続きが読みたいです。
アルパカジャーキーさん

BEST 小説 13位

「幼生竜を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ(6)」

ポイント:
649pt
著  者:
犬飼のの
出 版 社 :
徳間書店
シリーズ:
キャラ文庫
発 売 日 :
2018/11/27

ユーザーの声を紹介

微笑ましい2人の成長がとても可愛かった

双子ちゃん達の台詞が可愛いのなんのって♡ほのぼの子育て奮闘記、新米パパママの甘々イチャラブ悶えました。 まるっと一冊ラブ満載‼︎幸せ家族愛一杯でとても癒され大満足でした。
綾瀬Lizさん

表紙を見て、なんだこれはっ! か、かっわいいじゃないか!!
笠井先生画のはず、、、となりました。
BLで受けが子供を生むのは好まれていなかった頃から考えるとびっくりですが、まったく許せちゃう可愛さです。
にゃおさん

久しぶりに甘くて優しくて、比較的安心して読めた1冊でした。いつものハラハラドキドキも大好きですが、微笑ましい2人の成長がとても可愛かったです。次の展開はまたハラハラしそうですがそれも楽しみです。
kikiiiiさん

めっっっっちゃかわいかったです‼️暴君竜と多種竜人の血が入った普通?の男子高生から生まれた双子ちゃんメインのお話だったので、ぎゅぎゅっとかわいさと暴君竜パパの男前さを楽しめました。続編で不穏を匂わす場面もあって、次巻もとても楽しみです。
匿名さん

2人の愛の結晶双子の慈雨と倖が可愛すぎてたまりません!読んで癒されています。暴君竜シリーズはすっごく好きで面白いので沢山の方に読んでいただきたいでし。
マーリンりんさん

子供たちがとても可愛かったです。また子供たちのお話が読みたいです!
bubu5yuyaさん

可畏と潤が親になって、育児したり、ほのぼのしたり、親になってもラブラブしたり、まさかこんなに続きが読めるなんて思ってなかったので、嬉しい一冊です。何度も読み返してます。特に、卒業式の可畏がお子様を紹介するところと、潤の母親と妹にお子様を会わせるところに、涙がでました。(母な気分で。)家族愛や愛の心理描写が細かくてホロリとします。
ラストが、続く様子だったので、続きが気になります!
れおねさん

もし第1巻目で可畏の暴君竜っぷりに挫折してしまった人がいたとしたら、是非この6巻目(できれば5巻目も)を読んで頂きたいです。「あの可畏が、こんなに愛情深いスパダリになるなんて!」と胸が熱くなります。シリーズを通して、可畏がどんどんいい男に成長していく様子を感じることができ、可畏と潤が出会えてよかったと何度も思いました。そして忘れちゃいけない双子ちゃんたち!もう可愛くておりこうさんで癒しの存在です。BEST表紙デザイン部門にノミネートされなかったのが不思議なくらいです!
コギもふさん

この双子、あんまりにも可愛くてしゃべり方に悶えまくりました。
おじいちゃんの妨害が怖いですが、4人離れないで穏やかであってくれれば良いなあと願っています。
つきよのみおさん

最もアニメ化してほしいシリーズなんです。とくにこの赤ちゃんたちに私はもうメロメロです。恐竜化を映像化したらどんなに楽しいか。無理ならドラマCD化大希望。でもエログロだからダメなのかなあ。はやく続きが読みたいなあ…
せっこさん

双子が可愛いくて今後が楽しみです!
いつもハラハラドキドキしながら読んでます!
1番好きな作品ですね
メガネんさん

BEST 小説 14位

「嫌われ魔物の大好きなひと」

ポイント:
622pt
著  者:
伊勢原ささら
出 版 社 :
幻冬舎コミックス
シリーズ:
幻冬舎ルチル文庫
発 売 日 :
2018/9/18

ユーザーの声を紹介

嬉しいのにまだ涙が止まらなかった

BEST優しさ部門があったなら、文句なくグランプリだと思う作品。魔物の青の無償の愛が純粋すぎて泣ける。青によって正人の家族に笑顔が戻り、正人も患者に心を開いてもらえる医者へと成長していくが、青自身は正人の妹を救うため自分の命の花を譲りこの世を去ろうとする。優しい青の心に泣けて泣けて・・・間一髪、正人に助け出された青が迎えたハッピーエンドに、嬉しいのにまだ涙が止まらなかった。癒しの一冊。
ゆずコさん

この日が来ることを信じてました!
伊勢原先生の書かれるお話はどれも癒されること間違いないのですが、
このお話を読んで感動で泣かない人はいないんじゃないでしょうか。男同士とか、人間だとかを越えた、とにかく素晴らしいお話なので大好きです!
匿名さん

色んな涙が出て胸が震える夜明けの腐女子にはぴったりの素晴らしい作品です。
匿名さん

とにかく青が可愛いくて優しくてまっすぐで、素敵なお話でした。何度も読み返しました。テクノサマタ先生のイラストが更に魅力度をアップさせて何度読んでも感動しました。
匿名さん

大っすきです!!!!
青がいじらしくて健気で泣きながら読みました。
魔物でも人間でもどちらの青も好きだと言える正人が素晴らしいと思いました。
周りの人々も暖かく癒しの作品だと思います。
もちゃさん

青ちゃん可愛い♡切なく胸が痛い所、可愛くてほっこりする所、ニヤニヤが止まらん所、たくさん楽しませて頂きました!オオサンショウウオなんて、着眼点が面白い。細かい描写が素晴らしく、一冊通してずっと映像が浮かんできました。面白かったです。
おはぎ☆さん

青くんが本当に優しくて健気で可愛くて…、こんないい子が幸せにならなかったらどうしようと泣きながら読みました。そんな青くんの元の姿も人間の姿もどちらも存分に愛してくれる正人の懐の広さがすごくいいのです。
そしてそんな優しい世界にぴったりのイラストがほんとに素敵で、奇跡のマッチングだなぁと思うのですよ。
もう今までに何度読み返したことか…、そして毎回切なくて嬉しくて泣いてしまいます。
本棚にあると思うだけで心が満たされるとても大切な1冊になりました。この物語に出逢うことができてよかったです。作者様や編集者様や関係者様、お薦めしてくださったちるちるの皆様、どうもありがとうございました。
さーばるさん

とにかく素敵なお話しです!泣けます!癒されます!ほっこりします!可愛い、愛しいがとまりません!魔物のあおが健気で可愛いくて愛おしいです( ;∀;)!!読後、誰かに恋したい、優しくしたいと思わせる作品です!!
ともかなちぃさん

青君の健気さに涙したり、可愛い行動にほんわかしたり、とても心温まるお話で大好きです。テクノサマタ先生のイラストが青君にピッタリで、イメージがふくらみお話に入り込んで夢中になって読んでしまいました。何度も読みたいと思い、保存用にと2冊目も購入してしまうほど私は大好きなお話です!
bubu5yuyaさん

主人公、青君の心の美しさに感動! 心洗われるってこういうことだなあと思いました。これまでキツネに萌えたことはあったけど、まさかオオサンショウウオに萌えるなんて。伊勢原ささら先生のみずみずしい文章と滲み出てくる優しさが大好き! 加えてテクノサマタ先生のイラストがまた素晴らしかったです。それぞれのキャラクターの生き生きした表情や、魔物姿の青君の可愛らしさが半端なくて。私にとって絶対に忘れられない一冊です!
匿名さん

ファンタジーが大好きです。
独りぼっちになっても正人のために記憶まで消しちゃう青の一途さがすごく可愛くて泣けました。自分の幸せではなく、相手の幸せを願える青が幸せになれてすごく良かったです。
匿名さん

すごくよかったです。
終始青に泣かされました。
正人と幸せになれてよかったです。
同人誌での二人も読みましたが涙が止まりませんでした。
ささら先生大好きです!!!
oc0304さん

BLという枠を超えて、沢山の人に読んでもらいたい物語です。人を好きになるって、人も思うって、辛いけど幸せなことなんだと
「優しくて純真で、その上俺ひと筋」な青くんに教えられました。
niemaさん

何度も読み返した心に残る良い作品です。魔物がかわいそうで最初から泣きっぱなしでこんなに泣いたBL作品はこれが初めてじゃないかな?途中本当にハッピーエンドになるか心配になりましたが、正人が色々思い出してくれて安心しました。純粋で健気な主人公の温かい話なので是非みんなに読んで欲しいと思える作品です。テクノサマタ先生のイラストもイメージピッタリで大好きな一冊になりました。
yuzumikanさん

伊勢原ささら先生の書かれるファンタジーが大好きです。
この上なく優しい物語です。
哀しさと切なさと愛しさと優しさが絶妙にブレンドされていました。
また、テクノサマタ先生のイラストが最高にマッチして相乗効果増し増しです。

「魔物」の優しい気持ちと健気さには胸が痛くなります。
魂が綺麗って、こういう事を言うんだな・・・と読み進めるごとに「魔物」の虜になっていきます。
「魔物」と小学生の正人との出会いが、とても優しく綴られています。
二人が出会って、友情を育んでいく姿には心温まります。
とにかく沢山の人に読んで欲しい、切ないけれど優しい物語です。
marilynさん

BEST 小説 15位

「運命の向こう側」

ポイント:
607pt
著  者:
安西リカ
出 版 社 :
心交社
シリーズ:
ショコラ文庫
発 売 日 :
2018/9/8

ユーザーの声を紹介

オメガバースという概念を払拭するオメガバース

萌えも十分なうえに、オメガバースでこんな作品が読めるなんて、と驚きました。

普段、BLにはあまり「予測不能」を求めていませんが、こんなふうに驚かせてくれるものに出会えると、すごく嬉しくなります。

安西先生の小説は全て外れなしで、安心して買えますが、最近は安定の「萌え」に加え、どんな仕掛けがあるのかとも期待するようになりました。
匿名さん

オメガバースの「運命の番」設定がどうも苦手と言いますか…。本能で感じちゃうなら気持ちはどこにあるのかな?って思ってたところに、この「運命の向こう側」ですよっ!!
こちらの作品でも「運命の番」ならではの始まりですが、その後の内容はきちんと「人として」「友だちとして」相手を思う気持ちがしっかり書いてあるんです。もうその内容に泣きましたし最後はニヤッとしたり。オメガバースという概念を払拭するオメガバースになりました(笑)本当に素晴らしい本です!
マツリlamentさん

オメガバースな世界から、オメガバースじゃない世界にトリップしてオメガバースなことを見つめなおすというのが新鮮で面白かったです!
匿名さん

カップルができあがるまでの過程が好きなのですが、このお話は既に恋人で番になっているにもかかわらず、全力で真剣に恋愛しているのが楽しかったです。
冬至の願いを叶えてあげるべきかどうか、という春間にとって若干他人事だった妊娠出産問題が、愛を再確認することで自分の願いになったのがよかった。
匿名さん

アルファとオメガ、運命の出会いで伴侶になった冬至と春間。パラレルワールドに迷い込みバース性のない世界で、置かれた立場や状況の違いからくる不安や葛藤で揺れながら、それでもお互いの愛情を信じようとする二人に心打たれました。運命のあちら側ではバース性がなくても愛を育んでいた二人に感動。メールの「幸せに」の文字が消えるシーンでは文字が花びらに消えていく映像が脳内に広がり、本を読みながら映画を観たような気分になりました。読み終わった時、あまりにも感動して「今年のちるちるのアワード、私はこれがNo.1だわ…」と震えたのを覚えています。
海菜さん

オメガバースもの。そしてオメガが虐げられていない珍しい作品。ファンタジー要素もありながら、描写の細かさからリアルな雰囲気出ています。面白かった!!
瑠槃さん

安西先生の作品は全て読んでいますが、オメガバースということで楽しみにしておりました。バース性が存在しない別世界にいってしまうという設定は今まで読んだことがなかったので、とても新鮮でした。
オメガでありながら前向きに明るく生きている春間のキャラクターがとても良かったです。
一番好きなのは最後の「運命のこちら側」で冬至視点でオメガの孤独や運命の番に出会えた喜びが丁寧に描かれている所です。
全サの番外編で入学式のその後も読むことができてとても嬉しかったです。
二人の子育ての様子を是非続編でお願いします!
これからも安西先生の活躍を期待しております。
匿名さん

オメガバースものは大好きな人が居る一方で、敬遠する人はどんな部分が苦手かってのがはっきりしているジャンルだと思います。
しかし、この話はオメガ特有の設定にある生まれた特性からの身分差、人によっては取っつきにくそうな発情期を示すベッドシーンの激しい描写が緩和されている内容でした。
話を追う上で肝心であろう登場人物の心情を穏やかに伺えます。
自分の場合、これだけ多くのオメガバースものがあると、門切り型の設定に沿った内容のものは手が伸びず、読むのを後回しにしがちです。
そんな中でこの話は、”何を焦点にして他作品と差異を付けたいか”って部分にピンときた事から手に取ってみて正解でした。
渋茶さん

最近オメガバース設定が二次だけでなく商業BLでも流行していますが、そのオメガバースに感じていた疑問に「オメガバースで結ばれた運命の番の二人がひょんなことからオメガバースのない世界に跳ばされた」というこの作品が、綺麗にすくいあげ素晴らしいお話にして解答してくださった、と勝手に思っています。バース性と運命の縛りがない世界で、改めて二人の関係を見つめ直し選択するところが読み応えありました。何より攻が受のことをベタ惚れで揺るがないところが素敵。続編もできることなら読んでみたいです。
七生子さん

BEST 小説 16位

「メロウレイン~ふったらどしゃぶり~」

ポイント:
575pt
著  者:
一穂ミチ
出 版 社 :
新書館
シリーズ:
発 売 日 :
2018/10/29

ユーザーの声を紹介

日常を紡ぐ彼らがいて凄く嬉しい

傑作だと思います。ふったらどしゃぶり本編でもどこかにありそうだと思わされるのに劇的で、でもその筆致はいつもとても日常的なところが好きでしたが、メロウレインはさらに細やかなやりとりに現実感があってどきどきしてしまいました。やるせなく、切なく、愛しく、日常を紡ぐ彼らがいて凄く嬉しいです。宝物のような、少し苦くて、大人の短編だと思いました。
匿名さん

整と一顕のカプが大好きです。メールの誤送信がきっかけで知り合った二人が、晴れて結ばれてカップルになったその後の日常がたくさん読めて嬉しかったです。特に好きなお話は、友人の結婚式の幹事になった一顕が女側の幹事に密かに想いを寄せられていることをツイッターで知った整がモヤモヤしたり、携帯こっそり見る女と変わりないじゃんと罪悪感を持ちながらも一顕への独占欲を自覚するお話。大好きなんだ、返してもらうよ。って心の中で呟く整にキュンとしました。一顕の整が好きでたまらないのも、私を悶えさせてくれました!一話一話読み応えがあり、大切にページをめくりながら楽しみました。
なのかようかさん

身体から始まった整と一顕の日常を知ることができる大好きな作品です!和章やかおりの代わりとして相手を求めたんじゃなくて、新しい場所にちゃんとその人だったから欲しかったんだといって、過去に不安になりながらも恋をしてる様が好きでした!整の中にある和章の姿を垣間見て、もう二度と会わないって言ってたけど、いつかまたただの友達として会える未来を見てみたいと思いました。整に一顕がいて、和章には柊がいるから、過去を共有した、たった一人の大事な人としてあってほしいなと、勝手な願望を抱いています(笑)メロウレインだけでなく、一穂先生の作品すべてを通して言えることですが、日常の些細な風景を切り取って、私が気づかないようなことに気づかせてもらいます。そして言葉遣いがとても美しいです。そんな一穂先生が書く日常のなかで、恋をする整と一顕が本当に大好きです!!!
ぐちお丸さん

帯の「傘はいらない あなたがいれば」が秀逸です。
同人誌で出された短編の集まりで、そのどれもが二人が想いあうエピソード。
本編はセックスレスや報われない恋などシリアスなテーマでしたが、こちらは何回も読み直したい幸せな気持ちであふれています。
寝る前に少し読むのか日課。
いい夢が見られそうです。
nonokaさん

「ふったらどしゃぶり」のシリーズが大好きなので、その後の彼らを読ませてもらえたことが嬉しくて嬉しくて! 同人誌も小冊子も持ってなかったから本当にありがたいです。本編後から恋が育っていく、信頼関係が深まっていく、そんな二人を見つめることができて幸せです。傷つき、傷つけあい、苦さも切なさも十分すぎるくらい味わって、その痛みゆえに繋がり結ばれた二人だから、彼らが日常共に過ごしていること自体が愛しくてたまりません。嫉妬や不安に行きつ戻りつしながらも、お互いを大好きで大切に思う気持ちはずっと貫かれているところに心がキューッと締め付けられます。愛しさも苦さも何もかも飲み込んで包み込みあって、セックスで愛情を交わし合うことが、彼らにとってどれほどかけがえのない意味を持つかわかるだけに、読みながら胸も目頭も熱くなります。何度でも読み返したくなります。またいつか、彼らのその後を読みたい、読ませてもらいたい、と切に願ってやみません。大好きなシリーズです!
Kaina72さん

本編ではほとんど味わえなかった恋人同士としてのふたりが、ちょっとしたことで気まずくなって仲直りしたり、仕事の合間にイチャイチャしたり、旅行に出かけたりと、ふたりで過ごす日々を大切に重ねている様子が丁寧に描かれていて、何度でも読み返したくなる作品です。
coimoさん

一穂ミチさんは、BL小説だということを忘れるほど純粋にその文章の美しさを味わい、ストーリーを楽しめる希有な作家さんだと常に思っているのですが、特にこのメロウレインはきらめくような文章がちりばめられて、何度も何度も繰り返し読みたくなる素晴らしい小説だと思います。
さくら子さん

二人の醸し出す雰囲気がしっとりしつつもヤンチャさが時にキラリと光り、ドキドキする描写が言葉で紡ぎだされることに、いつも感嘆のため息です。これからもずっと見つめていたいふたりです
きくみさん

BEST 小説 17位

「禁じられたアルファの子 ~誓いのはちみつマドレーヌ~」

ポイント:
529pt
著  者:
華藤えれな
出 版 社 :
二見書房
シリーズ:
シャレード文庫
発 売 日 :
2018/7/24

ユーザーの声を紹介

最後にすべての思いが救われる

目が潰れるかと思うくらい泣きました。
これほどの健気・不憫受けはなかなかいないと思います…
健気・不憫受けの泣ける作品が好みなので、どストライクでした。
故に攻めのひどさが際立ったので、後半もっとスパダリや溺愛を見せてくれたら文句なしでした。
Ciyさん

BLでシークレットベイビーができるのはオメガバースと言う設定の有り難さだと実感。艱難辛苦乗り越えた先のハピエンは、ハーレクインに通じました。
あっちゃん34さん

えれな先生のせつないストーリーに胸が締めつけられましたが、最後にすべての思いが救われるような気持ちになりました。
作品世界の描写はいつも美しく書かれていて、心の中でいつも景色を想像しています。
Malieさん

去年は小説でもオメガバースの話をたくさん読む機会があり、これもその一つです。華藤えれな先生の話は結構自分の好きな要素が詰まっているのですが、これは本当に私が求めるものばかりの面白さでした。時々キースの態度に苛立ちましたが、ジュリアンが可愛いのでなんとか読み続けることができました。一生懸命頑張る健気受けが好きなのでこの作品は続きも気になり一気に読んでしまいました。おかげで次の日寝不足でしたが幸せな気持ちいっぱいでした。同人誌も買ってしまいました。
yuzumikanさん

優杏がとにかく健気で泣けました…キース、お前早くもろもろ気づけ!と途中ちょっと怒りたくもなりましたが(笑)ちゃんと優杏をまた愛してくれてよかったです。ジュリアンもとってもかわいい、けど、父親似の賢い策士ですな
とっびら★さん

大阪から東京へイベント遠征した時に時間潰しに買ったのですが、入ったハンバーガーショップで読んで泣き、帰りの新幹線の中でも泣きっぱなしでした。
大好きなオメガバース設定、健気受け、シークレットベイビー、スパダリ、全てが好きです。
藤堂みずきさん

読み進める手が止まらず一気に読了したのですが まあボロッボロに泣けまして。
すれ違いや誤解にドキドキハラハラ、えっちに萌え悶えと忙しかったです…!。
愛しさ、切なさに胸キュンでした。
湯。さん

BEST 小説 18位

「ブライト・プリズン 学園の薔薇と秘密の恋」

ポイント:
494pt
著  者:
犬飼のの
出 版 社 :
講談社
シリーズ:
X文庫ホワイトハート
発 売 日 :
2018/7/5

ユーザーの声を紹介

最後の意味深爆弾にドキドキさせられました

最後の意味深爆弾にドキドキさせられました。常盤✕薔も大好きですが、楓雅椿がどうなったのかもきになりますっっ!!2人の蜜月も見たい!
AOIsanさん

不動に薔くん大好き♡今回も頑張ってましたね。そしてえっち生で、そして中で求めちゃうのかわいすぎて…大好き♡あと剣蘭…苺ちゃんって…常盤と血は争えないですね…笑
でも最後が衝撃的過ぎて心配していますが、犬飼先生信じて大丈夫ということなので、薔くんのかわいさ次回も楽しみにしてます♡
匿名さん

シリーズ冒頭ではわざと反抗的な態度を取ってきた薔(受)が、いくつもの障害を乗り越え身も心も常盤にメロメロにとかされながら成長していて可愛さマシマシです。
常盤のスパダリ感もエロダリっぽくなってきて、むしろ親近感がわいてきました。
相手を思って言葉が足りずの誤解すれ違いが身に沁みます。
にゃおさん

大好きなブライト・プリズンシリーズ最新刊、今回は常盤と薔が重大な決断をして動き出すのでいつもよりハラハラ、ドキドキ感が満載だった。
二人がお互いのために辛い役目を演じたりもするけど、神子の薔の運の良さは守られるなって感じる。本編のラストには「え!?何で??」となって早く続きが読みたくてグルグルしている
早く二人が自由で幸せに過ごせる時が来ればいいなと願ってやまない作品です
あきさん

薔くんがいい子で可愛すぎるが故に巻数を重ねるごとに変態みが増してゆく常盤おじさん最高です♡榊さんどうか幸せになって生き抜いてください!!榊さん推しです!!!
匿名さん

BEST 小説 19位

「恋のゴールがわかりません!」

ポイント:
449pt
著  者:
切江真琴
出 版 社 :
笠倉出版社
シリーズ:
クロスノベルス
発 売 日 :
2018/7/10

ユーザーの声を紹介

ゴールはわかりません! な楽しさです。

読み終わったあと想像以上の面白さにびっくりしました!攻めの礼一郎が1人三役して御津さんを励ましたりデートしたり、壁越しに自分のことを聞いている姿には笑いと萌えが絶えませんでした。購入してから何度も読んでいますがいつも礼一郎の年下っぽいワンコ姿とたまに見せるギャップのあるかっこいい姿を御津さんと一緒にいつもときめかさせてもらっています(笑) ラブコメBLが好きな方は絶対に気にいると思うのでぜひ読んで欲しいです。
みすみ❁︎さん

とにかく面白い!
この本読んでから切江先生の本(電子書籍)全部揃えました
受けがとても可愛かったです
白ましろさん

軽妙さの中にある味わい深さ
切江作品を愛する一読者としては、とてもとても可愛いくて愛しい作品です
いつも通りの巧みで繊細な描写でストーリーに引き込まれ、読む速度が上がる上がる
多分先生初の三白眼キャラの礼一郎さんがクールなスパダリかと思いきや、とても暖かくかわいらしい年下攻めで、綺麗可愛い亮くんがとんだ天然記念物で、どうしてそうもすれ違うのかと大笑いしました
私の大好きな江藤さんも登場し、自分を僕と言い穏やかでおおらかで押しが強い人に惹かれるという告白もどきのおまけ付き
楽しく拝読させていただいております
これからも応援してます
きりん@BL大好きさん

THEラブコメ!という作品で、二人のやり取りに笑いつつも年下攻めくんと天然受けの可愛さに萌え転がりました。
明るくて元気をもらえる作品をありがとうございます!
匿名さん

初めて読む作家さんでしたが、その先の展開がわかるからこそニヤニヤして読む、という前提条件があるからこそ余計高くなってしまうハードルを見事に越えてきてくれたな!というのがまず最初の感想でした。他に候補に上がっている作品はだいたいはシリーズもので根強いファンがいるでしょうから、この作品を1位とすることでより他の人に誌ってもらう機会を創出したいなと思います。
匿名さん

受の亮は天然なんだけどあざとさとか嫌みなところが一切なく可愛くて可愛くて。
礼一郎がめろめろになるのすごくわかる‼︎
攻の礼一郎もとにかくカッコよくて‼︎
望月さんとして話している時に亮に「すごくかっこいいです」って言われて、「俺、かっこいいですか?御津さんから見て?」って一人称が俺になって二丁目の色男が覗くシーンが好き。
亮が言うように、えっちしてる時と普段が結構違ってギャップがあって素敵でした。
匿名さん

当初、ノミネート圏外だったかもしれない本作が「ノミネートされなきゃ死ぬ!」で、紹介されてから読みました。アンジャッシュさんの「勘違いネタ」になぞらえた例えがピッタリ過ぎて。観客(読み手側)には早々にネタバレしているのもアンジャッシュ仕様。
勘違いからやむなく一人三役になってしまい、ハラハラしている礼一郎ですが、
それぞれがそれぞれに亮と接する事で、亮の人となりを3倍知ることになり、恋募るのも無理なく進んで行く展開で、凄く上手い!良い!と思いました。
観客としては、結末は想定内なんだけど、どうやって終結させるのか?!
っていうワクワクを見届けるしかない!
まさしく、結末は分かっているんだけど、「ゴールはわかりません!」な楽しさです。
chikakumacoさん

アホ可愛い受けがあざとくもなくイラッともしない絶妙なアホ加減で和みます。
将来の為に節約して貯蓄する堅実さや頑張りすぎないポジティブさを持ち合わせている受けは全方向で愛でる事が出来るキャラ。
ドタバタしすぎないラブコメで読んでてずーっと楽しい!
ハイスペックな攻めだけど、受け視点の中に時折入る攻め視点パートで垣間見せるヘタレ具合も美味しく頂けます。
みずかねりょうさんの挿絵がぴったり合っていて、表紙のイメージそのままの作品です。
たかぽさん

受のさっぱりした明るい性格も、エッチだけど身持ちが固くてかわいいところも、攻の気持ちがわかるお話の進みとかも、甘いところも全部好きでした。お話も読みやすくて楽しませていただきました。ありがとうございます。
(りょ)さん

すごく面白かったです!3人の同一人物と別々に仲良くなる(笑)とは、なかなか思いつかないストーリーではないでしょうか!?途中、礼一郎と亮の顔がものすごく近い挿絵は、めちゃくちゃどきどきしました!みずかねりょう先生、ときめきをありがとうございます。また、礼一郎のセックスの最中の攻め方がすごく好みでした。切江先生の個人サイトで、礼一郎の同僚の江藤さんのお話も読ませていただいてます!
RoonyFriendsさん

BEST 小説 20位

「春淫狩り ―パブリックスクールの獣―」

ポイント:
433pt
著  者:
高月紅葉
出 版 社 :
フロンティアワークス
シリーズ:
ダリア文庫
発 売 日 :
2018/3/13

ユーザーの声を紹介

記憶に残る最高の一冊でした

イギリスを舞台にした全寮制のアヤシイ関係がツボです!エッチシーンがもう!たまらない。是非お勧めです。
クロウサ33さん

どエロ小説だと思いながら読み始めたら純情一途な恋で最高でした…!学園ものでしかも寮生活なのもよかったです。初めて読んだBL小説でしたが記憶に残る最高の一冊でした。
シオランさん

各キャラクターのウィットに富んだセリフに、パブリックスクールへの憧れが掻き立てられる。
匿名さん

高月先生の小説!笠井先生の表紙!そしてパブリックスクール!買わずにはいられない本でした。大満足。
匿名さん