BLアワード2019|ちるちる

BLアワード2019|ちるちる

ついに今年もランキング決定!!
商業BLの祭典BLアワード2019!!

BEST ディープ 2位

傷付くのが怖い、でも本気で愛し愛されたい…!!

「チキンハートセレナーデ」

ポイント:
1345pt
著  者:
大島かもめ
出 版 社 :
コアマガジン
シリーズ:
drapコミックスDX
発 売 日 :
2018/11/2

家庭でのゲイバレがトラウマになっているクール美人・松根と、呉服屋に勤めるゲイのワンコ系青年・倉橋の関係はセフレから始まった。傷付くのを恐れる孤独な男たちが、強がり、傷口をかばいながら歩み寄る…。大人の重層的な心理を圧倒的に描写した名作をご覧あれ!

大島かもめ先生からのコメント

今回『チキンハートセレナーデ』がディープ部門 2 位にランクインということで本当に有難うございます! 担当さんから連絡を頂き吃驚して思わず立ち上がりました。央倫と駿斗の物語を楽しんでいただけてとても嬉しく思います。ご投票くださった皆様に感謝の気持ちで一杯です。

ユーザーの声を紹介

大人の恋愛の切なさがリアル!

私的2018年No.1BLです。例えば、ふたりがもう少し若かったら駿斗は見合いなんてやめて欲しいと言えたかもしれないし、央倫も最初から見合いを断れたかもしれない。勢いだけではどうにもならない、そんな年齢にいるふたりの大人の恋愛模様。
冬見優さん

ホテルで寝るだけだった2人の関係に変化があったり、倉橋の兄への想いなどが大島かもめ先生の作画とマッチしていて大人だからこそ踏み込めない部分があるという大人同士の恋愛がまさにコレっていう感じで大人だからこそ若気の至りという言い訳も出来ない。その中でどういう答えを出すのか。ストーリー展開が好きでとても満足した1冊です。
BOGさん

「誰かに愛されたい、愛したい」と思っているのに、感情のままには動けない大人。そんな、大人だからこその切なさや、相手を大切に思う気持ちが丁寧に描かれていて、心に響きました。くすっと笑える掛け合いも入っていて、重くなりすぎず、バランスの良い作品だと思います。
TMKTMKさん

登場人物の心情の描写が巧みでリアリティに富み、二人がまるで本当にこの世界の何処かにいるような気がしました。過去現在の辛さを乗り越え支え合う二人がとても愛おしくなり、何度でも読み返したくなるような心あたたまる物語です。
のりかんさん

トラウマに囚われた二人だから進める気のない関係。でも、ひょんなことから急接近して恋が始まり出していくけれど、やっぱり傷つきたくなくて突き放してしまう…。
それぞれのトラウマの原因も原因となった相手が悪いと言いきれない人間味があって、なんとも言えない深みがあります。
nu172332さん

一度離れてしまったことで、本当に欲しいもの、大切にしたいものに気づいて、彼らがお互いを選んだ結末に、ただただ胸熱でした…!
Kaina72さん

央倫に抱かれている時、まるで怯えるように「怖い」と言っていた駿斗が、最後は「愛してる」と言いながら幸せそうに笑った顔を見てホロリときてしまいました。
ジョン子さん

最初の感想は「大人の恋」。大人になる、年を重ねる、だんだん仕事も恋愛も一筋縄ではいかなくなる、そんな大人の恋の物語にすっかり虜になりました。気持ちを誤魔化したり、押し殺したり、計算したり…それでもやっぱり好きな気持ちって貫きたい。悲しい過去も辛い想いも冗談半分で言っちゃったり、そういう描写がなんとも言えず胸に響きました。大好きな作品です。
Maimai000さん

ゲイゆえの苦悩を自然に描き出す

「誰かに愛されたい」「誰かを本気で愛したい」ゲイ故に更に深く苦しい,そんな思いが成就して本当に良かった。BLを読む醍醐味を堪能しました。かもめ先生の、台詞はないけど、何か言いたげな表情やコマ割りがものすごく印象的で好きです。
豊華さん

Oshima sensei has never failed in inspecting and showing the real life struggle of same sex couples. It is found in 倉橋's complicated thoughts towards his role model brother, and 松根 who tried to meet everyone's need even if it meant going against his sexual orientation. Yet the story ends with a happy ending, which seems to forecast a positive future for the LGBT community.(大島先生は同性カップルの実生活での苦悩をよく調べ、表現しています。それは倉橋の兄への複雑な思いや、自分の性的指向に反してでも周りの人々の要求に応えようとした松根に表れています。けれども物語は、LGBTのコミュニティに明るい未来を示唆するハッピーエンドです。)
とうふきむちさん

ゲイの抱える葛藤が切なかった。女の人を抱けてほっとしたなんて文字で読むだけでもすごく悲しい。
なつよしさん

この作品から大島先生の作品を全部買い。下の名前しか知らないセフレだった二人が、マイノリティや家族の軋轢に苦しみながら、深い関係になっていく過程に引き込まれました。二人の雰囲気やヒロミチが醸し出す静かで影のある雰囲気と、無理に明るくしようとするハヤトの態度は、そこにある二人の不安定な関係性が読み取れるようでした。ハヤトが見せた不安の表情もゾクリとさせられて良かったです。
腐婆婆さん

基本的にBLはファンタジーだと思っていますが、ゲイの在り方、生き方について考えさせられました。自分は主にえろが濃い作品が好きですが、この作品は雰囲気がとても良くて何度も読み返しています。
noirさん

親、世間体、将来性…同性愛者の葛藤をこれでもかとリアルに感じさせてくれました。セフレである2人が、サラッとした関係に見えて徐々にドロドロとした依存心を持っていくその過程を苦しくも美しいと思いました。もしかしたら誰しもが望むハッピーエンドではないのかもしれない…でもこの2人にとっての最良の形で、結末をはっきりと描かないことで想像が掻き立てられました。読み手によって解釈が変わりそうなシーンをファン読者同士で語らいたい、そう思いました。
むんさんさん

自分を偽らない人生を選び覚悟を決めた央倫が本当に男前…! 「誰かに愛されたい、だから本気で誰かを愛したい」という駿斗の切実な思いに、私もぎゅっと抱きしめたくなりました。ハッピーエンドでも全てが丸く収まったわけではなく、このほんのり苦味の残る余韻がまた素敵なのです…! 大好きな作品です。
オギノハヤさん

BEST ディープ 3位

これが本物の人外×人間セックス!

「妖しの箱庭に浮かぶ月」

ポイント:
1306pt
著  者:
羽純ハナ
出 版 社 :
双葉社
シリーズ:
マージナルコミックス
発 売 日 :
2018/12/7

全寮制の男子校に赴任したゲイの美人教師を、いきなり襲った牛鬼の生徒。人間に近い姿から完全なるグロテスクな人外の姿まで、バリエーションに富んだ人外エロに見せられたユーザーさんが続出! 狐のツンデレ生徒×可愛いアラサー教師のサブCPなど、魅力的なキャラクターが盛りだくさん。

羽純ハナ先生からのコメント

投票してくださった皆様、手にとって読んでくださった皆様に、心から感謝致します。 「まさかコレが…?!」と驚きを隠せないのですが、確かにこの作品の居場所は“ディープ部門”しかないなぁ、 と思いました(笑)。好きな要素を詰め込み、思う存分楽しく描かせて頂きました。描かせてくださったマー ジナル編集部の皆様、担当 M 様、本当に有難うございました!

ユーザーの声を紹介

種は違えども…生徒×教師の純愛

羽純ハナ先生の独特な世界観がたくさん盛り込まれて、とても幻想的。同僚の先生も実はしっかり想われててよかった。結城くん所々高校生らしくて、見た目とのギャップ萌です。
aiko7777777さん

人外の中でも異端とされる鬼の寂しさ哀しさがひしひしと伝わってくる作品で、とても読みごたえがありました。ハナ先生は心の機微を描くのがとても上手なので、この作品も一気に引き込まれました。
yuringさん

妖魔の学校に赴任した先生と生徒のお話。妖魔も色々いて個性豊かなキャラがいっぱいで楽しい。ストーリーはちょっとダークな部分もあるけど、最後はそれぞれ幸せになれたので良かった。
あきさん

年下攻めはそんなに好みではなかったはずなのに、こちらの作品にはドはまりしました。羽純先生ってのもあるんで期待はしていましたが、人外本当にうまい。本気の獣で楽しませてくれるのがいいなと。普通の人間同士のおはなしもおもしろく仕上げてくるので、今後のお話も楽しみ。
umi08さん

おに~!! 学ラン~!! 年下攻め~!! この3点がクリティカルヒット。
あとお尻がすばらしい。
yayuyokooさん

大好きな羽純ハナ先生のお得意人外モノ。醜い本来の姿を晒せないところは高校生男子故の可愛さですね。2人の気持ちが通じ合う瞬間は胸キュンです。
もーにゃんさん

受けの先生の色気がハンパないです。サブカップルなど脇役も魅力的。閉じられた学園内でのエロい"マーキング"合戦という設定も最高でした。シリーズ化希望です!!
ワンダーさん

蜘蛛型の牛鬼!? “人外”レベルの高さ!

妖怪?? 牛鬼?? と最初はどうゆう設定なのかと困惑しましたが、読んでみたら最高でした。みんないろいろ考えてて、その悩みも妖怪ならではのもので、それをそれぞれ受け止めて幸せになっていく姿が私も幸せになりました。笑
めんたい子さん

人外×人間の設定は最近はよくあるストーリーですが、人外といっても“牛鬼”というのはかなり意外でした。他にも人外はたくさん出てくる作品ですが、人間がほとんど出てこない作品はなかなか無いのでどうストーリーが展開していくのか先が読めない作品だったので読んでいて楽しかったです。
ちゃんゆりさん

牛鬼が攻めというのは今までに本当に見なかったのではないかと思いますが、だからこそ、その体格差や異種という点が際立っていて惹かれました。マーキングの設定がエッチで魅力的でした。結ばれて完結なので、この続きが少し読んでみたいと思いました。
匿名さん

綺麗なだけじゃない人外ものも描いてくださる羽純先生には頭が上がりません…なかなか容赦のない醜さを抱えた妖怪とそれさえ愛し受け入れる人のお話、楽しく読ませてもらいました。
さかえきぬさん

決まったシリーズ作品しか読まなくなっていた自分が絵柄に惹かれて購入したら、読んだことがないジャンルで冒険できました! BLもすごくジャンルが広くなったなーとしみじみ実感して人外BLを楽しく拝読できた作品です。
ASAMI00SANさん

「ペンデュラム」、「レムナント」の獣人オベガバースでもお馴染みの羽純ハナ先生のコミックスで、こちらは鬼×人の異色のBLです。他の作品でも絵の美しさとストーリーの世界観がしっかりしている先生の作品なので、とても面白かったです。どちらかと言えば人外モノは苦手なのですが、羽純先生のは物語にグイグイ引っ張られてどんどんページが進みます。気づいたらこの「妖しい」世界観に魅了されて一気に読んでしまいました。インパクトも強くてディープな世界観にすっかりハマりました!
KOVAさん

人外と人間、というシチュエーションの作品を初めて読んだのですが、物語も面白く、絵もとても綺麗で、すんなりと入り込むことが出来ました。
イロアさん

半人間の時のキスシーンがエロくて良かったです。牛鬼とは? 思ったら蜘蛛型だったので思った以上に怖かったです笑
natsucollonさん