BLアワード2018|ちるちる

BLアワード2018|ちるちる

ついに今年もランキング決定!!
商業BLの祭典BLアワード2018!!

BEST ディープ 4位

愛憎極まる義兄弟インモラルドラマ、終結。

「心を殺す方法(4)」

ポイント:
705pt
著  者:
カシオ
出 版 社 :
祥伝社
シリーズ:
onBLUE comics
発 売 日 :
2017/11/25

「昼ドラBL」と名高い、愛憎極まる義兄弟インモラルドラマ完結編。一方的に執着する義弟と、心が疲弊し壊れていく義兄。終始切迫した雰囲気の中、徐々に二人の関係性は変化を遂げていき……。息を呑むようなラストにも注目です。

ユーザーの声を紹介

重厚な昼ドラBL

誰が言い出したのか「昼ドラBL」ドロドロの人間関係…胃もたれおこしながらそれでも貪るように読んでます。しまいます。
poohmaniさん

堂々の完結。そして、少し引っかかるような終わり方。どこをっても昼ドラ的な、インモラルな話が好きな方にとっては最高、このような作品の登場を待っていたはず...!ここぞという時に決めきれない英先輩にやきもきもしたが、この終幕がきっと一番いい形なんだと思う。
匿名さん

最終巻(4巻)を読んだ後に「あぁぁ〜〜」と思わず思い、改めて作品のタイトルを再確認して「あぁ…」と納得。英先輩もかなり頑張っていましたが、やっぱりこの結末しかなかったのかな…と思ったり。この重い展開を最後までしっかりと描かれたカシオ先生さすがです。
えにしさん

カシオ先生が独特な絵柄で描く個性際立つ魅力的なキャラクターが織り成す昼ドラは、最初からハラハラドキドキしっぱなしでした。光くんのサイコパスっぷりと、春樹さんの優しいが故の可哀想さがたまらなく良かったです。
匿名さん

これ以上の昼ドラ展開を知りません。
続きが気になって本誌(onBLUE)を買うようになった作品です。
noirさん

心が苦しくなる、衝撃の展開

衝撃の展開。煮詰まり、どこまでも絡み合っていく人間模様。身体も精神も犯され、堕ちていく春樹と、堕ちながら必死に春樹に手を伸ばし続けた光。そして最後に2人の選んだ生き方も、100%のハッピーではなく、こういう終わり方もあるんだと思わされました。
ハイレベルさん

シリーズ序盤からインモラル全開で通した作品は、巻を追うごとにヒートアップ。ディープ作品のノミネートに恥じることなく、圧巻の闇度でした。
なぜ、どうして?と思う選択をしていく登場人物に疑問を感じながら、人間の行動と感情は矛盾があって当然なのだ、とも思います。
2人を取り巻くドロドロとした関係に決着がつきました。が、この決着が良かったのかどうか、読者の判断によるところ。その読者の判断をカシオさんは楽しんでいるように思います。ほんと、すごい作品でした。
kapyさん

大好きな作品です。一番、心を奪われた作品かもしれません。全4巻を通してとてもディープですが、先の読めないストーリー展開と、結末に向けてのそれぞれのキャラクターの描かれ方が絶妙です。この作品は色んなボタンのかけ違いで悲劇が起こってしまい、あの時ああしていれば、こうしていれば、と思うのことは沢山あるのですが、それでも起きたことを受け入れて生きていかなければならない...ということを教えてくれているように思います。とても大切な作品になりました。
nil☆さん

BEST ディープ 5位

孤独だった二人の純愛物語

「I -イトウさん 2-」

ポイント:
584pt
著  者:
冥花すゐ
出 版 社 :
茜新社
シリーズ:
EDGE COMIX
発 売 日 :
2017/9/28

謎の殺し屋・Iと孤独な男娼・恭介。Iが“イトウ“になる前と恭介とのその後を描いた、始まりと再生の物語。前作を補足する内容となっていて、キャラクターと世界観に深みと厚みを与えます。パラレルワールドを読んだ後は幸福感に満たされ、より一層世界が広がるはず。

ユーザーの声を紹介

哀しい過去が明らかに…

お互いの過去が不幸過ぎて・・読んでて辛かった。でも、お互いが出会えたことでそこに小さな幸せを見ることが出来て良かったです。でも、それが途中奪われてしまって・・切なかった。続編がでて、時が流れて本当に幸せになれた時、心から嬉しくこれからの2人を見守りたいと思いました。
ようるさん

重く苦しいディープな世界観だからこそ、人を愛することがとても美しく感じられて心を打たれます。壮絶な過去を経たイトウさんとキョウスケの二人には末永い幸せを願わずにいられません。
くまちぇりーさん

ずっとずっと待っていた、待ち望んでいたイトウさんの続編。
前作のイトウさんを読んだなら、読むべき作品。そして、読んでなくても読んでほしい作品です。
「ああ、そういうことだったのか」という謎解きの側面もあり、未来も見せてくれます。
本当に読んでよかった。本当に大好きな作品です。
匿名さん

壮絶な人生を歩んできた、彼らの終着点

2巻を読むと1巻を再読したくなり、そのあとまた2巻を……と、何度も読んでしまう中毒性のある作品。
1巻であいまいだった部分が2巻で判明したり、2巻を読んで知った事実を踏まえて1巻を読むとなにげない言葉やシーンがすごく重かったりで、何度読んでも発見がある。
残酷描写が多くあるので最初は読むのをためらった。けれど、その闇を乗り越えたから見られた光あふれるラストの描写はすばらしく美しかった。本当に心を打たれた。
匿名さん

殺伐とした人生を送ってきた二人が迎えた穏やかな終着点に涙が出た。パラレルワールド(学園もの)まで収録されているのも嬉しい。
女里さん

パラレルワールドでの二人も描かれたことによって、二人の関係性や両思いぶりをより深く理解できました。記憶がなくても平凡でも、「この人だ!」という人とともに歩める人生って素敵ですね。
RoonyFriendsさん

イトウさんの過去から、恭介との運命的な出逢い、気になっていた二人のその後。幸せなパラレルまで描かれた、大満足の一冊でした。イトウさんという心のない殺し屋が、なぜあそこまで恭介に執着したのか、前作では分からなかった二人の過去が明らかになり、より作品に深みが出たと思います。殺し屋と売り専の恋、設定はディープですが、とても素敵な純愛の物語だと思います。
nil☆さん