蔓沢つた子先生インタビュー

オスでも子供を産める世界！ イケメン純血種×生い立ち不幸な雑種
人類は猫を祖先に進化する過程で、オスもメスも区別なく出産する能力を手にします！ 親に捨てられ、施設で育った雑種のカズイは、血のつながった家族が欲しくて、手当たり次第に子種漁りをする日々！ でも、なかなかうまくいきません!! 9月17日発売、蔓沢つた子先生の新刊コミックス『好物はいちばんさいごに腹のなか』。カズイは、バイト先の店長の紹介で売れっ子モデル、ノアの専属マネージャーになります。純血種でイケメンな上、いつも自分を心配してくれるノアとの時間に、心地よさを感じ始めるカズイですが!? それでは「801 AUTHORS 108」第720回、蔓沢つた子先生どうぞ！

Q. 作品紹介をお願いします！
家族に恵まれなかった主人公が父親になってくれなくていいから子種くださいという生活をしていたところ、ひょんな繋がりで血統種美人モデルのマネージャーになるおはなし2話の他、学生雑種モデル×スパルタマネージャーで1話、顔がきつめの上司×面食いイケメンで2話、計5話が猫から人に進化した世界のお話で、最後にまったく別のお話、ヤンデレ予備軍甥っ子×アホ叔父のぷちわちゃっとしたお話の入ったオムニバスコミックスになっております。
Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
自分基準で行動を起こすような不思議ちゃんぽい美人攻めとつがい相手にはめぐまれそうにない生活をしてきたけど悲壮感薄い前向きな受けです。
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
フェロモンという受け側の許可をもらって初めてエッチできるとしたら面白いかなと思ってそういう流れも組み込んでみたりしました…。
1カップルそれに反してるのがありますけども…それはそれでそういう手段なんだと思って貰えれば…(笑)

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！
担当さんと相談しながら、ちょっといままでの自分の中にない流れに挑戦した箇所がいくつかありまして、そのどれもが、結構苦戦しました。
あと、猫人間の世界の決まりみたいなものがとてもあやふやで、どこまで設定を貫くかで頭を抱えました…。
一番楽しかったのは、一話完結で描かせて貰った甥っ子×叔父のお話です。これは自分の描きたいモノをそのまま描かせて貰ったのでやりきった感がありました(笑)

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います！
近所のスーパーでレトルトのガパオライスが売っているんですが、めちゃくちゃ美味しいのに簡単で、ご飯に使える時間が無いときはずっとそれを食べてました…。あと、ちょっと詰まった時に、妹がケーキを持って励ましに来てくれて嬉しかったです。理解のある(腐仲間の)家族ってありがたいなと。
Q. 今、何かハマっていることは？
某武器のブラウザゲームと、某引っぱりソーシャルゲームを少々…。

Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
一冊目のときとは少し違って、プレッシャーが混じっているかなと。
Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
竹書房さんのQpaコレクションから二冊目の単行本です。これからも精進していきたい箇所、個人的な反省は多々ありますが、ようやくみなさんのお手にとっていただける形になりました。
二冊目は、一冊目とはまた違った読み物になっていると思いますが、新しくここから読んでいただける方にも、一冊目からの読者様にとっても、お気に召していただけるお話があったらとてもうれしいです。
よろしくおねがいいたします。
担当編集より
前作『くさかんむりに化けると書いて』が大ブレイクした蔓沢つた子先生の待望のセカンドコミックス登場です！
本作は前回と一味違った、ちょこっとファンタジー「ねこみみ種付けオムニバス」でお届けいたします!!
猫を先祖に進化を遂げた世界が舞台ということで、キーワードは「ねこみみ」「発情」「種付け」なのです。
この設定が蔓沢先生の描かれるえっちなシーンの身体の柔軟さがより活かされていて、釘付けになります！
売れっ子イケメンモデル×愛に飢えた淋しがり屋の表題作をはじめ、負けず嫌いな雑種モデル×敏腕スパルタマネージャーの年の差ラブ、カラダの相性“だけ”はバツグンな上司×超面食い部下のドタバタラブなど、愛情・愛欲あふれるねこみみシリーズ3篇をオムニバスでまとめました。
各お話を綴りながらも「雑種」と「純血種」や、「年の差」、「絆され愛」などテーマがあり、つながった世界観でいろんなカップルのいろんな愛の形をお楽しみいただければと思います。

特典情報
アニメイト：描き下ろしシート
中央書店コミコミスタジオ：描き下ろしペーパー
とらのあな：描き下ろし両面イラストカード
有隣堂：描き下ろしカード
全国特約書店共通：描き下ろしペーパー
特典一覧は竹書房サイトの特設ページをご参照ください！

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(c)蔓沢つた子／竹書房