オナホールぐらいにはなるんだろう? バラされたくなくば…
商社のエリート課長である三井貴浩の人生は離婚を機に暗転! 生活が荒れていく中で、元同級生の曽根に再会します。彼は高校時代、三井に告白してきたゲイ。現在はノンケの同居人に片想いしているらしく、それを察した三井は「バラされたくなくば」と曽根を強引に犯すのですが……。7月25日発売、イシノアヤ先生の新刊コミックス『トリガー』。これまでのほのぼのした作風から一転するような路線で描かれる、イシノ先生渾身の一作!! クズのエリートの人生の崩壊と恋愛、その先にあるのは!? それでは「801 AUTHORS 108」第683回、イシノアヤ先生どうぞ!
Q. 作品紹介をお願いします!ゲイなのを隠して生きてきたエリートサラリーマン・三井が、高校生のとき自分に告白してきた元同級生・曽根と再会して、堕ちるとこまで堕ちてプライドとセクシャリティーのはざまでぐわーっとなる話です。(バッドエンドでは…ないです!)
Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?下衆…というかクズ…というか……一方向から見ると酷いエリートリーマンが攻めで、包容力のある元同級生の生粋のゲイが受けです。
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?三井はエリートの皮でも被らなければ、ゲイなのを隠している自分を肯定できませんでした。
そういう頑な生き方や考え方の彼をどうやって変化させていくかを、いちばんに考えて描いていました。
Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!前編の三井が曽根を虐げているシーン(特に表情)を描くのは思いの外ラクでした。
Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?エンディングの方で、とっとと仕出し弁当屋に就職できた曽根は、そこのたくさんの女性陣に囲まれとてもかわいがられ、「恋人と同棲中!? キャー」などと結構やるわね的に騒がれている(もちろん相手は女性との認識で)―――というネタもありました。マウンテンバイクで通っているというコンテまで描いていました。
Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います!…オナホールって言葉を初めて知りました。
Q. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう?これだけひとりの人物の内部と向き合った話を描いたのは初めてで、描き上げたときは完結させれてほっとしましたが……発売前はやっぱり緊張していますっ。
Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!ちるちるユーザーの皆様、こんにちは。イシノアヤです。
これまでのほのぼのとしたコミックスとは真逆路線の今作ですが、主人公である三井がどうなっていくのか、描き下ろしも含めて最後まで見守っていただけたらうれしいです。
よろしくお願いいたします!
onBLUE編集部 K川さんよりクズエリート攻×包容力受のラブストーリー…なのですが、このクズエリート・三井の、“たぶん自分は男が好きだがそんな自分は受け入れられない”という気持ちとの戦いが苛烈で、とても見応えがあります。彼に連れ添う曽根くんも大変です。巻末では、エピローグが20P描き足されているのですが、これがすばらしいです。三井という男の人生の迷路に、ようやく光が差してきている様が描かれており、思わず涙が出てしまいます。
イシノさんの数ある作品の中で、傑作であり名作と呼ばれていく作品になることは間違いありません。
お試し読み特典情報[応援書店]描き下ろしペーパー
[ヴィレッジヴァンガード]三井と曽根がヴィレッジヴァンガードの店員さんになったら? 描き下ろし“ヴィレッジ男子”ペーパー
[とらのあな]描き下ろしイラストカード
(c)イシノアヤ/祥伝社
コメント5
匿名3番さん(1/1)
椿びよりのほのぼの感も萌えたけど、
ヒリヒリ切ない感も良い感じそう(^-^)
眠れる森さん
表紙が本当に珍しい構図ですね。
mimoxx1126さん
表紙がシャレオツすぎる
匿名2番さん(1/1)
シンプルな絵のラインがまた雰囲気出してますね〜。おもろそう。
匿名1番さん(1/1)
試し読み切ない
イシノ先生の独特な切り口で描かれる
バッドではないエンディングがどんなものか?
とても知りたくなりました。