あがた愛先生インタビュー

頻繁に届く前の住人の郵便物が気になって連絡したら!?
サラリーマンの田崎は転勤で新しい生活をスタート。しかし、引っ越した部屋には前の住人、篠田宛ての郵便物が頻繁に届きます。しびれを切らした田崎が連絡すると、慌てて部屋にやってきた大学生の篠田は、謝罪しつつも部屋に置いてくれと言い出し……。6月15日発売、あがた愛先生の初コミックス『東南角部屋彼の恋』。田崎は篠田に押し切られ、期間限定で同居を許しますが、後で彼がゲイだと聞いて!? 「レイプなんてするわけないでしょ」――わんこなゲイの大学生とノンケのリーマンは、ひとつ屋根の下どう恋に落ちるのでしょう!! それでは「801 AUTHORS 108」第636回、あがた愛先生どうぞ！

Q. 作品紹介をお願いします！
表題作『東南角部屋彼の恋』は、真面目な会社員(受)の家にひょんなことから大学生(攻)が転がり込む、というところから始まります。お互いが知らないところであまえ、あまえられるようになるその先にはやっぱり恋だよね、というようなお話です。他に読みきりが3本収録されています。全体的に攻めが受けに対し赤面しているようなカップリングが多いかもしれません。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
わんこ系大学生(ゲイ)×真面目なサラリーマン(ノンケ)です。
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
表題通りマンションや部屋を描くことに力を入れました。また収録されている『20分間の秘密』の攻めくんを描くのが楽しかったです。どうしてだろう・・
Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！
普段じめじめとした話ばかり描いているので、どの作品も明るく！ を念頭にプロットを書いていたのを覚えています。

Q. 今作にまつわる裏話ってありますか？
読みきり『マネキンは笑わない』では攻めに妹がいて、その妹が受けのユニットを応援しているため部屋に受けのポスターが貼ってあり、なんとも気まずい…という裏設定がございました。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います！
表題作の資料として一人暮らしの姉のマンションの写真をたくさん撮ったのですが、「何に使うの？」と尋ねられて何と答えたのか覚えていないことです…

Q. 今、何かハマっていることは？
線画アプリというもので景色を撮って遊んでいます。変わった簡略化をするので見ていてとても楽しいです。背景を線画に起こすときの参考になります。
Q. BL作家になったきっかけを聞かせてください！
ものごころついた頃からBLを読んでいました。いつかオリジナルのお話が描けたらなあと夢みていたので本当に驚きです。ありがたいです。

Q. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう？
単行本という形にしていただいた嬉しさと同じくらい 緊張と不安でいっぱいです…！

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
はじめまして、あがた愛と申します。ここまで読んでいただいてありがとうございました。つたないところも多いと思いますが、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
担当編集より
「ここに…住まわせてもらえませんか…！」

自由奔放な大学生(ゲイ)×真面目なサラリーマン(ノンケ)の表題作『東南角部屋彼の恋』は転勤の関係で引っ越した部屋に前の住人宛ての郵便物が届くことがきっかけで…
ぐいぐいと迫ってくる自分よりも若く、そして明るい篠田にたじたじになる田崎は必見です。
若いからこそ怖いもの知らずで、それでも誰しもがなにか悩みを抱えている――

あがた先生のリアルで繊細なタッチで描かれる色々な愛の形。
表題作の他にもアイドルを目指す男子高校生とクラスメートの話『マネキンは笑わない』や少し不思議でエッチな家庭教師と教え子の『20分間の秘密』など多彩な話を詰め込んだデビューコミックス。
書店様でのペーパー特典もありますので詳細は公式サイトにて、ご確認ください！

(c)あがた愛／一迅社