里つばめ先生インタビュー

対照的な性格で凸凹がハマる友達と、酔った勢いで!?
学校にバイトに友人に、普通の大学生活を送る大輔は、こと恋愛にはまだまだ疎いお年頃。そんな彼が朝目覚めたら、なぜか友達の旭と裸でベッドに寝ていて……。2月24日発売、里つばめ先生の新刊コミックス『未熟な僕らの卒業論文』。突然訪れた、友達関係からの逸脱!? 恋にオクテな大輔、そして旭、理系男子二人はどんな答えを導き出すのでしょうか!! それでは「801 AUTHORS 108」第555回、里つばめ先生どうぞ！

Q. 作品紹介をお願いします！
今回は理系大学生同士の恋愛を描かせて頂きました！
友達の関係だったのがちょっとしたきっかけで変化して、自分でも元に戻りたいのか別の形になりたいのかわからないのに立ち止まってもいられない…といった状態から、自分の気持ちも相手の気持ちも大事にできるように頑張る主人公の葛藤と成長を、周囲の大きかったり小さかったりする諸々の事に絡めて描いています。
今回の話は、何年も前に工学部の学生が作った研究室紹介HPを見て、理系っぽい観察眼による日常描写がとても面白くて印象に残っていたのがきっかけとなりました。
真面目で冷静だけどそれだけじゃない、若さと遊び心とマニア熱溢れる毎日から生まれる恋愛を、らしく描けていれば嬉しいです。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
同級生同士のカップルで、主人公の大輔はぼんやりと大学生活を過ごしてるタイプ、相手の旭は何でもハッキリバッサリで好き嫌いの分かれるタイプです。
対照的な性格で凸凹がハマる友達としてのポジションから発展した恋愛、という感じです。
元が友達なので、お互い常に気恥ずかしさが付きまとう関係かなと。
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
基本的には二人の普通の時間の中での恋愛なので、学生生活の描写は頑張ったつもりです。
(一応工学部の学生の生活を工学部出身の知人に聞いたりもしたんですが、既卒早何年という人ばっかりだったのでちょっと大丈夫かなという気も…)
自分の気持ちも相手の気持ちも掴み切れなくてモヤモヤしても、学校に行けば自然に毎日会えるという贅沢な環境を活かせてればと思います。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います！
週末にインフルエンザにかかり慌てて行った当直医院がなんとも怪しげで、出された薬も聞いたことがないものだったので「ええ～…これ効くんですかぁ？」とか言って渋々もらってきたんですが、一年後に注目の漢方(麻黄湯)だったと知りました…。休日に診させといてどんな失礼な患者だ…反省しております。
Q. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう？
前作とは色々違うこともあり、また改めての緊張感があります…！

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
お手に取って頂けるととてもとても嬉しいです。
そして登場人物たちのことを少しでも好きになって頂けたら本当に幸いです…！
よろしくお願いいたします！
編集部からのコメント
目が覚めたら友人と裸でベッドイン…！
そんな経験をしてしまった大学生の大輔が、不慣れな恋愛感情に振り回されてモダモダする今作。大人でもなく子供でもない世代のフィジカル＆ピュアな恋模様を是非その目でお確かめ下さい♪ 因みにベッドでの上下関係は超必見です！
また彼らの通う理工学部の先輩'ズもそれぞれキャラが立っていて面白いですよ！
“理系あるある”も見所です☆

特典情報
共通：初回限定描き下ろしペーパー封入
応援書店限定：描き下ろしペーパー

(c)里つばめ／東京漫画社