阿賀直己先生インタビュー

BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。

阿賀直己先生インタビュー 恋を迷うリーマンが惚れた、コックの体の部位とは? 小説『きみの背中 ぼくの手のひら』

2014/12/31 16:58

恋愛一直線の、いい意味で単純な物語にするというのを念頭に置きました
主人公の和泉東五は、大手広告代理店で働くリーマン。同性愛者であること、そしてトラウマにより恋愛を躊躇しています。しかし、あるレストランでコックの花月宝に出会って……。12月26日に発売された、阿賀直己先生の新刊『きみの背中 ぼくの手のひら』。コック服の捲くられた袖からのぞく宝の白い腕を見て、ひと目で恋に落ちてしまった東五! 自らの衝動に、正直に進むことができるのでしょうか!? それでは「801 AUTHORS 108」第512回、阿賀直己先生どうぞ!

Q. 新刊の紹介をお願いします!
同性愛者であることに対するコンプレックスと、あるトラウマのため恋愛に消極的になっていた主人公が、上司に連れられて訪れたイタリアンレストランのコックに一目惚れをして……という物語です。
勝手な思いこみですれ違ったり、突っ走りすぎて相手の気持ちがよくわからなかったりの王道ラブストーリーです。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?
イタリアンレストランのコック×広告代理店勤務のサラリーマンです。主人公の東五(受)は仕事に対しては積極的で、それゆえ狡いやり方や捻くれた考え方をするときもあるのですが、恋愛に関してはとても臆病で消極的でちょっと天然です。
攻めキャラである宝は裏表のまったくない、よくも悪くも欲望に忠実な人物です。欲しい! と思ったら即行動に移すので、一人で勝手に悩んでいる東五にぐいぐいいきます。社会人カップルですが大人っぽくはなく、無器用な恋愛をする二人です。

Q. 当て馬や重要な脇役は?
当て馬というのではないのですが、主人公の東五をずっと気にかけてくれるイイ男たちはたくさんでてきます。中でも個人的に好きなのが職場の先輩である八雲さんです。
東五に対して「体調の心配をしてくれる」「高価なプレゼントをくれる」「密かに恋愛の応援もしてくれる」わけですが、優しいだけではなく、むしろクールでちょっと変人、というところが気に入っています。

Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?
恋愛一直線の、いい意味で単純な物語にするというのを念頭に置きました。葛藤はそれぞれにあるのですが、結局「でも好きだから!」という気持ちで駆けだせるような、動きのある物語にしたかったので。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!
メインカップルを含めて、主要な男性キャラが6人と多くでてくるので、それぞれのやりとりを書くのが楽しかったです。頭の中で、このキャラとこのキャラが出会ったらどんな会話をするだろう……と考えてみたり。

Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?
編集さんとの表紙案の話し合いで、「今作は露出多めの表紙にしよう」と決まり、イラストレーターさんにお伝えする構図の参考にするためネットで色々検索して考えたのですが、真面目に選んでいるつもりでも検索画面に男性の裸ばかりでてくるのでちょっと半笑いになってしまいました。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします!
一話書き上げるごとにWEBで公開するというかたちを取っていたので、読者さんの反応がその都度わかって楽しかったし支えにもなりました。閲覧数などもチェックできたのですが、ちょっとセクシーなシーンがある回は閲覧数が微妙に上がるのが興味深かったです。

Q. 今、何かハマっていることは?
お風呂の中で本を読むことです。芯から温まって身体にいいはずだ、と思っていたのですが、ミステリーなどはきりのいいところまで読みたくなってしまい、最終的にはお湯がつめたくなっています。寒いです。

Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
発売前後はそわそわしますが、緊張や不安より喜びのほうが大きいです。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
はじめまして、阿賀直己と申します。たくさんの方にお力を貸していただき、とても綺麗な本ができました。楽しんでいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
ルナマリア 担当編集より
阿賀先生の4作目の本です。
1作目は印象的なお話、2作目はじんわりくるお話、3作目は好きなお話でした。
そして4作目『きみの背中 ぼくの手のひら』は、きっと読者の方に「一番面白い!」と思って頂けるお話だと思っています。

派手な設定も展開もありませんが、魅力的な登場人物とドラマティックなシーンとロマンティックなセリフ、そして、ぱち先生の美しいイラスト。この本を構成しているすべてが上質な砂糖のように甘いです。
是非、お手にとってみてください!

今回、発売キャンペーンとして、阿賀先生に書き下ろしで“ウラモノガタリ”なるものをご執筆いただきました。
主人公・東五(トウゴ)の名前にあやかって15名様限定プレゼントです。
本編は受けの東五の視点で描かれていますが、“ウラモノガタリ”は攻めの宝の視点で描かれています。
“ウラ”モノガタリらしく、しっかりセクシーです!(重要!)
たくさんのご応募お待ちしております^^

新刊発売キャンペーン
『きみの背中 ぼくの手のひら』の“ウラモノガタリ”をゲットしよう!
帯についている応募券を官製はがきに貼り、感想を書いて送ってください。抽選で15名様限定サイン入り特製スピンオフをプレゼント。
詳細はルナマリアのホームページにてご確認ください。

(c)阿賀直己/ぱち/ルナマリア

関連作家・声優

コメント15

投稿順|最新順

匿名1番さん(1/3)

またレビューが、もにょもによ…な感じになるのかなあw

今回も、レビューすればタダでSS貰える企画やっているのかしらね(笑)

匿名2番さん(1/1)

阿賀先生の新作待っていました!今回もすごく良かったです。いま、一番好きなBL作家さんです。

匿名3番さん(1/2)

前回のようなレビューキャンペーンはもうやらないほうが妥当。
あれは印象が悪かった。

匿名1番さん(2/3)

匿名3番さん
わたしも今だにその印象の悪さ引きずってますw
ちゃんとレビューしてる方にはゴメンナサイ

匿名3番さん(2/2)

匿名1番さんありがとうございます。
レビューを書いている人はSSを読みたいが為に真剣に書いていたと思っています。
その気持ちは好きな作家の本であれば当然の行動だと思う。
けれどもここでは熱狂的な信者にかき回された印象が残ってしまいましたよね。
今回はたったの15名だけしかウラモノガタリを読むことが出来ないと言うし。
信者の人に申し訳なくて、応募に参加する勇気はありません。
どうせウラモノガタリが読めないのであれば、もやもやが残りそうなので買うのはやめておこう。
そういう結論に至ってしまいました。
とても残念な気持ちです。

匿名4番さん(1/1)

この作家さんはいっそ別の出版社に移った方が良いかも。
この会社のキャンペーンが悪印象の元だし。

匿名5番さん(1/1)

同感です。
作家を大事にしたいなら、もっと真っ当な売り出し方をするべきなのに、
出版社は手を汚さず、読者任せにした結果、こうなったのだと思う。
様々なサイトで目にする熱狂的なレビューは、信者や中の人の自演?と敬遠されても仕方ないかも。
作家やファン、きちんとレビューしてる人の足を引っ張ってると思う。

匿名6番さん(1/1)

表紙がとても素敵で、内容も面白そう。ちるちるさんでレビューを拝見したらすごく読みたくなって購入してみようと思った。
ところがこちらの記事を拝見してちょっとびっくり。
帯についてる応募券を添付して感想を書くとスピンオフが読めるのか~。いいじゃん、書いてみよう。
と、思ったら抽選で15名様。
15名様?え?15人しか当たらないの…?全サじゃないの?
なんで?サインがついてるから?
こんなキャンペーン、初めて見たかも。
なんか買う気なくした…。

Amazonのステマレビュー、一気に消えましたね。
匿名7番さんと、Amazonレビューで経緯がよく分かりました。これは酷い。

匿名8番さん(1/3)

ずっと気になっていた作家さんで読んでみようと思っていたのですが・・・ その不誠実なキャンペーンというのはどう検索すれば出てきますか?出版社のHPを見たのですが15名限定スピンオフは違いますよね?察するにレビュー関連だとか。誰か教えてください。

匿名8番さん(2/3)

匿名8番さん 情報ありがとうございました。わたしはこのサイトで阿賀さんのことを知ったのでそういうことがあったとは印象よくありません。もちろん純粋にレビューを書いている方ばかりだと思います。これはルナマリアさんではないですが、ツイッターのハッシュタグで感想を書いて景品ゲットなんていう宣伝方法もどうなのかなという気がしてきました。

匿名8番さん(3/3)

匿名7番さんでした↓

匿名1番さん(3/3)

あれ?ちるちるの作家紹介に、二次書きとかデビューにあたり二次サイトは削除されてるとか、事実がちゃんと書かれてあってGJだったのに、今もとに戻ってますね?ちるちるさん何故なんでしょう。

匿名9番さん(1/1)

ちるちるやAmazonなどの高評価レビューを見て阿賀さんの作品を全部買いました。いい作品でしたし後悔はしてませんがレビューキャンペーンがあったなんて知りませんでした。個人的にはちょっと騙された気もしますね…。

PAGE TOP