宮沢ゆら先生インタビュー

娼夫まがいのことをしている？ 兄弟同然の二人が噂を機に互いを意識し…
教会の養護施設で兄弟のように育った海堂と綾瀬。成長し、やがて施設の教師となった海堂の元に、神学校を卒業した綾瀬が神父として戻ってきて……。9月12日発売、宮沢ゆら先生の新刊『ロザリオの秘めごと』。眉目秀麗、温厚篤実を兼ね備え、神父として多くの人を魅了する綾瀬ですが、海堂の耳には彼の良くない噂が!! 二人の、兄弟のように強い絆の行方は!? それでは「801 AUTHORS 108」第420回、宮沢ゆら先生どうぞ！

Q. 新刊の紹介をお願いします！
教会付属の養護施設で兄弟の様に育った二人が、養護教師と神父という立場で再会し、とあるきっかけで関係が変わっていくお話です。題名にもあるロザリオがキーワードになっていて、しっとりしたドラマチックな展開を意識して描いてみました。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
見た目はちょっと遊び人風だけど、実は面倒見の良いお兄さん的養護教師の攻×存在がエロスでツンデレな神父受。
受はちょっと裏表のある感じです。
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
新刊紹介でも述べましたが、ドラマチックな展開を意識して描いてみました。特に海のシーンと、ラストの教会のシーン。あと、受の誘う表情とか…とても難しかったですが、上手く伝わると嬉しいです。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！
コミックス一冊丸っとひとつの連載は初めてだったので、初めに描きたいと思っていたラストシーンまで上手く持って行けるか心配でした。でも何とかなって良かったです！
連載中ずっとシリアス描いていた反動でコメディが描きたくて仕方なかったです(笑)。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします！
仕事場で皆で作業していたら、母が突然入ってきて、鬼は外！ 福は内！ と節分の豆を撒き始めたんですが、実はその日、節分の前日だったということが…(笑)。アシさんと夕飯の恵方巻きを食べながら、節分は明日ですよね？ と言われて、親子で勘違いしていたことに気付きました(笑)。
Q. 今、何かハマっていることは？
前々から怖い話が好きなのですが、最近は動画サイトで実話の怪談ラジオを聴くのにハマってます！
ネームまでは無音じゃないとできないので聴けないのですが、作画になるとバンバン聴きながら作業してます。
とっても楽しいです！

Q. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう？
正直、発売前からちょっと緊張しています。皆様のお手に取って頂けるように祈るばかりです。
 
Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
今までとは違う雰囲気の作品を目指してみました！ 皆様に少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです。
編集部コメント
コミックスの表紙を見て、アレっ？ と思われた読者さんも多いはず。
そう！ 今回の『ロザリオの秘めごと』は、宮沢先生初挑戦となるシリアス長編！ 養護教師×神父の禁断ラブなのです…！ 何ともミステリアス＆アダルトな2人に、目を奪われること間違いナシ♥
男女問わず人を魅了してしまう罪な神父・綾瀬と、世話焼きな養護教師の海堂。兄弟同然だった2人が、ある噂をきっかけに互いを意識し始め、すれ違い、やがて…。物語がどのような結末を迎えるのか、その目で見届けていただけたら嬉しいです。
また描き下ろしでは、その後の2人や、海堂の父＆秘書など気になる人たちが続々登場！ 本編とは違うまったりほんわかストーリーをお楽しみいただけますよ♥

特典情報
コミコミスタジオ限定：描き下ろしペーパー
パピレス限定：描き下ろしペーパー

(c)宮沢ゆら／オークラ出版