見下ろされる不快さ、そして恐怖… なのにどうしてオレ達はHしてるんだ!?小学校教諭の向坂志郎(さきさかしろう)は身長155cm。その低身長が幼い頃からのコンプレックスです。彼の前に現れたのは、身長2m超えの新任教諭、黒木晴人(くろきはると)。やたらと懐いてくる黒木に、向坂は……。8月16日発売、松崎司先生の新刊『リリパット』。身長差50cm前後と、男同士では珍しいこの差のカップル、インタビューでは描く際の苦労もうかがえました! それでは「801 AUTHORS 108」第400回、松崎司先生どうぞ!
Q. 新刊の紹介をお願いします!デジタルアンソロジーQpaで掲載させて頂いた作品をまとめた『リリパット』です。竹書房さまからの2冊目となりまして、メインの表題作の連作4編と、おじさん受の短編2作となります。
Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?同じ小学校教諭の同年代・身長差カップル(長身攻×低身長受)で、2人とも性格にちょっと問題のある変なカップルとなります。自分としてはめずらしく2人とも若いカップルですね(笑)。
Q. 当て馬や重要な脇役は?長身の攻めの以前の恋人(♂)役で、同じ教諭仲間が1人出てきます。これも自分にしてはめずらしいタイプのキャラですが担当さんにお気に入りと言って頂けたのが嬉しかったです。
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?身長差・体格差がなるべく見せられるようにしたつもりなのですが…成功したかどうかは…。
Q.苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!身長差カプは個人的にも萌え設定なので楽しんで描きましたが、キャラ2人の顔を同時に1コマに収める構図に悩みました。そして初回のテーマが「ヤンデレ」だったのですが、自分の中にヤンデレ要素がカケラも無いため理解が足らず、キャラにうまくヤンデレ感を出せず反省しています。
Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?前述のヤンデレがうまく描けず、担当さまにネームを直して頂いた箇所があります…。またちょうどこの『リリパット』から完全デジタル作画に以降したのですが、いまだに慣れずに四苦八苦しています。かえってアナログより時間がかかってしまって…。
Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします!作業BGMに頻発に怪談読み上げ動画やwebラジオを聴くのですが、ついに聴くものが無くなるほど聴いてしまい、今は2週目(以前聞いたものを再度聞く)に突入しています。目は原稿から離れず、緊張して眠気も飛ぶのでオススメしますよ(笑)。
Q. 今、何かハマっていることは?今年に入ってから某カードゲームアニメにハマり、さらに同番組の男性声優パーソナリティ2名によるwebラジオにハマってます。これまではカードゲームアニメも若い男性声優さんにも興味が無かったので我ながら意外です。
Q. BL作家になったきっかけを聞かせてください!BLという言葉もないほどの黎明期に、同人誌イベントで知り合っていた編集さんに声をかけて頂いたのがきっかけです。それまでほとんどオリジナル作品や何十ページもの長編漫画を描いたことが無かったので、すごく幸運だったと思います。
Q. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう?いつでも嬉しさと同時に緊張してしまいます…特殊枠なので…。
Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!松崎司と申します。キャリアだけはいたずらに長く、BL→ゲイ雑誌→BLと変な作家活動を続けさせて頂いております。ヒゲと筋肉とおじさん成分が多めな暑苦しい作風ですが、いろいろ愛情こめて描かせて頂いておりますので、ご興味があれば手に取って頂けると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします!
担当編集コメント恐怖の中から芽生える愛情が表題作『リリパット』の見せ所です。
小動物の反応を楽しんでいるかのような高身長の黒木先生と、そんな黒木先生に本能の部分で恐怖を感じてしまう低身長の向坂先生。
恐怖と快感。ベッドの上で起こる二種類のドキドキ。
向坂先生がじわじわと追い詰められていく様子がとても楽しい一冊です!
(c)松崎司/竹書房
コメント4
眠れる森さん
世間が思う「身長差」のイメージとはだいぶ違うと思いますよ、
だって、松崎司さんですもん。肉量に定評のある。
この受け(向坂志郎)さんも背は小さくてもすごくガチムチ・・・いやムチムチしてる感じですね。
60kg、いやヘタすっと70kg近くありそう。
ニノミィ617さん
misa2様
情報ありがとうございます!チェックしてみます(๑•᎑•๑)
misa2さん
ニノミィ617さま、こちらの作品ですが、
麗人2014年 9月号に試し読みがありましたよ〜!
ネタバレしたくないのでしたら余計な情報かもですが。
ご参考までに♪
ニノミィ617さん
その身長差、めっちゃ気になります!どんな顔してるの~