かっこいい男の子のつもりだった攻、天然かわいいのつもりだった受父親の入院をきっかけに地元に戻ってきた藤原は、小学校の同級生の山田に再会。天然だったり頑固だったり、それまで知らなかった山田の一面を知るにつけ、藤原の胸は……。7月22日発売、阿弥陀しずく先生の初コミックス『ちいさくともる』。読んでいると、作品世界に入り込んで、二人の地元で恋の行方を見つめているような気持ちになってしまいます! それでは「801 AUTHORS 108」第379回、阿弥陀しずく先生どうぞ!
Q. 新刊の紹介をお願いします!小学校ぐらいの頃の幼なじみ、というのがやりたかったのです。気になるけどこれってまさか恋なの? 恋かな? みたいなのが描きたかったです。いつもそういうのがやりたいと思ってしまうのですが。
Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?普通のかっこいい男の子のつもりだった攻めの藤原はヘタレに、天然かわいいのつもりだった受けの山田はなぞの男前に、描いてるうちにちょっと変わっていった気がします。
Q. 当て馬や重要な脇役は?当て馬じゃなかったけど藤原くんをヤキモキさせるつもりで出した山田の幼馴染み神谷くんは、ただのガヤ要員ぽいとこが気に入ってます。
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?山田の顔をかわいく…というのをいちばん意識しました。髪型も顔パーツも自分の好きな要素を盛り込むとシンプルというか地味な感じになっちゃって、だからこそかわいく…と思いながら描いてました。天然キマジメ最強、みたいな受けがどうしようもなく好きなので、その自分の気持ちに素直に従って作ったキャラです。
Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!お話を作るのは毎回苦労しました…。私ってBLがよくわかってないんだな、と思い知らされたというか、BL的にはここはこうなる、というのがどうにも理解出来ていないようで、そこらへんでも担当さんにご迷惑おかけしました。でも、とにかく好きな顔と髪型を描けるので、二人を描くのは最後までずっと楽しかったです。
Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?草野球チームのおっちゃんらをもうちょっと描けたらよかったな、と思ったけど、それこそBLでやることじゃない、といま思いました。
Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします!終わったー、と思った足で友達と食べに行ったお好み焼き屋の牛すじキャベツが最高に美味しかったです。思い出はいつも食べものの話です。ソフトクリームを描いたとき担当さんが反応してくれたのも嬉しかったです。ご当地ソフトとかあると食べるタイプです。
Q. 今、何かハマっていることは?ずっと応援してる兼業農家アイドルさんが今年20周年なのですが、ツアーのチケットが全然とれなかったのがショックです。
Q. BL作家になったきっかけを聞かせてください!長いこと同人誌で二次創作で遊んでたのですが、仕事もやめて漫画家になろうと思っていた時期に編集さんからお声かけて頂きました。二次しかやってなかったのでオリジナルBLが描けるのかと不安でしたが、なんとか引っぱって頂きました…。
Q. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう?どうかお手柔らかに、という気持ちでいっぱいです。
Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!インタビュー読んで頂きありがとうございます。いろいろ慣れてない感じが出てしまってるコミックスかも知れませんが、少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです。
担当編集:東京漫画社 Oさんより阿弥陀さんは以前より「独特の雰囲気のある作家さんだな」と思っておりました。
実際オリジナル作品を描いて頂いたら、なんだか時間がゆったりと流れるような、不思議な暖かい空気感のBLとなりました!
心地よい間やテンポも、ストーリーと併せてお楽しみください。
そして、ちょっとマニアックなポイントですが、阿弥陀さんは手書きの文字がとても可愛らしくて、フォントとして売ってくれないかな…と常々思っています…!笑
その点も是非チェックしてみてください♪
特典情報共通:初版のみ描き下ろしペーパー封入
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