一途でちょっとハズれてて、可愛いおばかさんたちが汁だくに~!主人公である大学生の竜生は、おじさんの研究室に所属する結城先輩に恋しています。なのに、とある事情で女体化してしまって……。剣崎絢先生のBL初コミックス『快感☆メタモルフォーゼ』が3月25日に発売。表題作をふくめ、コミカルさとエロのバランスが絶妙な3本を収録しています! それでは「801 AUTHORS 108」第305回、剣崎絢先生どうぞ!
Q. 新作の紹介をお願いします!表題作は、先輩を好きすぎる一途でちょっぴりおばかな主人公が、とある事情で性転換してしまうラブコメです。
好きになればなるほど現実の自分と遠ざかってしまうギャップに悩みながら、ヒミツを隠そうと青くなったり赤くなったり、一生懸命な姿を読みながら応援してもらえたらうれしいです。
表題作の他『おしかけ執事の夜伽調教』は、世間知らずの執事とおしかけられた主人公との、まったく噛みあわない会話を楽しんでください。
最後の『寝技で一本っ!胴着の隙間の欲望』は「ケンカップル」「美形攻め」がテーマです。
ノンケにしか見えない受が、口八丁手八丁の美形に言いくるめられて気づいたらペロペロされてるゥ!? なシュチュがたまらなく好きなので、「同志!」と思われた方はぜひ。
3つのお話、一途でちょっとハズれてて、可愛いおばかさんたちを集めました。
日常の憂さを忘れてひたすら楽しく読んでいただけたらうれしいです。
Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?受の主人公・竜生は大学生、一途で単純でちょっとおばかで楽天家。ひたすら恋してる結城先輩のことばかり考えてます。
攻の結城先輩は、生物学教授である竜生の叔父の研究室にいる大学院生。頭がよくて爽やかなイケメンですがえっちの時は違います(笑)。
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?性転換、という特殊な設定なので、それだけでひいちゃう方もいらっしゃるかもしれませんが、女体化するメリットではなく、むしろ女子の自分と男子の自分がライバル関係になるような、変形の三角関係として描きました。
あまり露骨にも描いてませんので、女体NGな方にも気軽に楽しんでいただきたいです。
Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!女体化描写もありますがあくまでもBLなので、そのへんの描写には気を遣いました。
Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします!“メタモルフォーゼ”は2011年の作品で、ちょうどあの頃はアナログからデータに変えたばかりだったので試行錯誤しながらやってました。
Q. BL作家になったきっかけを聞かせてください!事情があって一度諦めた漫画家でしたが、ある時「人生は一度きり」という境地になりまして、持ち込みを始めました。
持ち込み=落ち込みの繰り返しでしたが、現在の出版社さんで入賞をいただいて、それがデビューになりました。
こうして単行本を出していただけるなんて夢のようです。メゲずに頑張ってよかったです。
Q. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう?緊張してますー! 手にとっていただけるかな、楽しんでいただけるかな、とドキドキしっぱなしです。
Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!初めまして、剣崎絢と申します。初めてのBL単行本です。
愛情込めて描いたキャラたちなので娘を嫁に行かせる父親の心境です。お嫁に行った先でぜひぜひ末永く可愛がっていただきたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
秋水社 担当編集より剣崎先生のおっしゃる通りまさに「一途でちょっとハズれてて、可愛いおばかさんたち」満載の一冊です! しかも汁だく!! エロシーンの表情と見せ方が秀逸なので、ぜひご覧になって頂きたいです。個人的に気に入ってるのは、生まれながらの執事・相楽のお話『おしかけ執事の夜伽調教』です。どじっこ天然執事・相楽が、夜は一転オスの顔…とても萌えます~。ぜひご堪能ください(ノ≧∀≦)ノ
(c)剣崎絢/秋水社