志々藤からり先生インタビュー

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志々藤からり先生インタビュー 天涯孤独の年下ワンコに執着された警察官は…!?コミックス『ワンカレ』

2014/02/25 17:24

キスから始まった行為がエスカレートしていく年下ワンコの一途な恋物語
両親を亡くして一人暮らしをしている高校生・航(わたる)と、そんな彼が行き倒れているところを助けた警察官の恵那(えな)。保護者代わりと、軽い気持ちで航を見守りはじめた恵那ですが、航にはある感情が芽生えます。2月28日発売、志々藤からり先生の新刊コミックス『ワンカレ』。ただのワンコじゃない攻と、飼い犬に咬まれた受の関係はどう展開するのでしょう……!? それでは「801 AUTHORS 108」第293回、志々藤からり先生どうぞ!

Q. 新作の紹介をお願いします!
町の平和を愛する交番勤務のおまわりさん・恵那が、不遇な身の上のフリーター・航に執拗に懐かれ迫られる話です。最初は掲載誌『Dear+』の職業制服特集に合わせた短編の予定でしたが、おかげ様で丸一冊分の作品になりました。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?
攻の航は両親を亡くした後、高校生の頃からバイトで自活をしている19歳のフリーター。恵那に犬のようにじゃれる明るく人懐っこい性格ですが、天涯孤独の寂しさや恵那への異常な執着心のようなちょっと暗い部分もあったりなかったり。
受の恵那は24歳の警察官で、未成年の航を保護者代わりに見守るだけのつもりが恋愛感情をぶつけられて持て余しています。しっかりした大人の振る舞いをしようとしていますが、血の気が多いので結構すぐキレます。ツンギレです。


Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?
攻の航が受の恵那よりかなり可愛げのあるキャラだったので、受攻逆転しないようにちらちらと攻っぽさを挟み込むようにはしました。逆に恵那は受っぽさが薄いのですが、こっちはそんなに気にならなかったです。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!
最初、航はワンコ攻という区分で描いていたのですが、ワンコなだけでは恵那を押し切るのは無理だと気付いて、中盤以降に航の成長や恵那への感情の在り方なんかを一生懸命ねじ込んだのが若干しんどかったです。
でも航の人生が今までどんなふうで、これからどこへ繋がっていくのかを作者として認識できるところまで描けたので、それはとても楽しかったです。読者の方にも伝わるといいなと思っています。


Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?
航の両親は財産残してないのかとか相続どうなってんだろうとか、設定段階でいろんな謎があったのですが本筋に関係ない事だったので黙殺しました。
あと裏話というか、カバー下に本編には一切出てない恵那の妹と弟も登場する4コマ漫画を描きました。恵那のプライベートがちょっとだけ分かる感じになっています。


Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします!
実家を出て一人暮らしを始めました。さすがに一人になったら食事とかに困って外食とかが増えて必然的に引きこもりも治るだろ! と思ってましたが全然治りませんでした。
月に3回くらいしか外に出なくても余裕で食べていけます。冷蔵庫ってすごいですね。

Q. 今、何かハマっていることは?
上のような事情で食事は自炊なので料理をいろいろするようになりました。

Q. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう?
今までのイメージとは違ったとても格好良い装丁で、自分の本ではないみたいでドキドキしています。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
最近は短編集が続いていたので、一冊通して同じキャラの物語が読めるコミックスは久しぶりになります。ご興味もたれた方はお手にとっていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。


編集部よりコメント
素直で従順ワンコ、ときどきオオカミな年下カレ好きな皆さま、お待たせしました!
志々藤からり先生がツンとデレと胸キュンたっぷりで、年下ワンコの一途な恋をお届けいたします。
大人ぶってみたり、色っぽくしかけてみたり、直球を投げてみたり……あの手この手で航が必死に恵那を口説く姿にキュンキュンすること間違いなしです!
年下カレのオイシイところがた~っぷり詰まった珠玉の1冊を、飼い犬に咬まれた恵那の動揺っぷりと一緒に、ぜひご堪能ください♥

(c)志々藤からり/新書館

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