GANGDDO先生インタビュー

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GANGDDO先生インタビュー 激重感情に殴られる!クールなモデル×芯の強い元同級生の救済愛!初コミック『Backlight:バックライト』

2025/12/06 17:00

トラウマを乗り越え深まる愛…超重厚な再会BL!

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第4175回
GANGDDO/レジンコミックス/BeLTOON × レジコミ フーシア
コミック(電子単話)『Backlight:バックライト』
サイン入りアイテムプレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
芸能マネージャーをしていたペク・ヨンウンは、会社の指示で担当の芸能人を尾行している最中に、高校時代に密かに思いを寄せていた同級生のハン・ソインに再会する。その日以来、とっくの昔に終わったはずの失恋の成長痛が、再び頭をもたげるが…。「いまだに俺はお前から抜け出せていないみたいだ」。

 

――作品紹介をお願いします
『Backlight:バックライト』は、初恋の相手と10年ぶりに再会し、それぞれが抱えているトラウマと共に絡み合っていく物語です。 



――主人公たちはどんな攻×受ですか?
ハン・ソイン(攻)
世界的に有名なトップモデルとして活躍し、数々のブランドCMやアンバサダーを務めてきました。
華やかな表向きとは裏腹に、乱れた私生活を楽しんできたタイプ。外見の良さもあって周囲からは柔らかい雰囲気のイケメンとして見られていますが、感情をあまり表に出さず、気ままで冷たい性格の持ち主です。
それでも心を許した相手には繊細で優しい“クー(ルなツン)デレ”。
大きなフィジカルとは反対に、壊れやすく不安定な愛着タイプでもあります。



ペク・ヨンウン(受)
過去から逃げ、平凡な日常を送っていたものの、中学時代の同級生だったソインと再会し、彼のマネージャーをすることになります。
優しく穏やかな性格と好感の持てる顔立ちのおかげで、周りから好かれやすい“癒し系”。ただ優しいだけではなく、正しさへの線引きはしっかりしており、未練があっても潔く手放す時もあれば、自分が損をしてでも心のままに選択することもあります。
与えられたことには全力で向き合い、一生懸命に生きる20代の青年。柔らかく見えて、内面はとても強い人物です。 



――当て馬や重要な脇役は?
ソインの兄として登場する「ハン・ジェウォン」です。
二人の間にトラウマを生み出した中心人物で、10年経って大人になった今でも、ソインとヨンウンは「ジェウォンの影」から彷徨っています。
傷を扱う物語の中で、ジェウォンという人物は“傷の具現化”のような存在です。死んだ後でさえ、その残滓は二人に確実な形で影響を与えています。
とても嫌われているキャラの一人ではありますが…私はジェウォンというキャラクターが本当に好きなんです。ファンタジー寄りではあるけれど、サイコっぽさと怒り・欲望に一切ためらいがない人物像を描いてみたかったので。
それに、ジェウォンがいなかったら『Backlight:バックライト』は20話くらいで終わっていたと思います。
ジェウォンくんの狂気に、これからも拍車がかかることを密かに期待しています。


――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
『Backlight:バックライト』の面白さは、キャラクター同士の「過去と現在が交差しながら心理が変化していく様子」だと思っています。
それを没入感を持って伝えるためには、キャラクターの表情描写や、過去と現在のデカルコマニー演出が重要だと考えていたので、その点には特に力を入れました。


――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
やっぱり締切…ですね。
毎話「面白くしなきゃ」というプレッシャーがあって、コンテ作りにけっこう時間がかかります。
そこから始まる締切地獄…最悪の最悪を更新し続ける悪循環…狂っていく自分…。
今はそのプレッシャーを少しでも手放して、原稿のクオリティに集中できるよう改善策を探しているところです。


でも読者の皆さんからの愛がこもった考察や応援の言葉を見ると、締切の辛ささえも嬉しい思い出になってしまうんですよね。

――今作にまつわる裏話はありますか?
企画段階の話をすると、初期案ではソインとヨンウンは同級生だけど全く仲が良くない設定でした。ヨンウンだけがソインを意識している状況だったんです。
企画書を何度も修正しているうちに、いつの間にか両片思いものになっていましたが…初期案のままでも面白かったかもしれません(笑)。


あと初期設定のヨンウンは、格闘家出身のボディーガードでした。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
実は、うちの両親は私が成人向けBL漫画を描いていることを知りません。
父方の親戚が保守的で家父長的な価値観が強い家庭なので、言い出せなくて…。
そんなある日、突然父から「せめて作品のローンチ日だけでも教えてくれ」と言われ、私は'まさか…'と思ってわざと別の日付を伝えました。
すると数日後、叔母から「GANGDDOちゃん!作品すごく面白かったよ!」というメッセージが届きまして…。
どうやら父が間違ったローンチ日に、ローンチされた別作品を探して、それを家族グループチャットに共有したらしいです。
その作品のジャンルがよりによって「成人向け百合」で…それ以来、私は親戚に顔を出せていません。
でも連載が終わったら、いつかちゃんと説明するつもりです(笑)。

――今、何かハマっていることは?
思い切って DSLRを購入して写真を始めました。勉強中ではあるのですが…最近は「私は写真を撮りたいのか、それとも機材を好きなだけなのか」分からなくなってきました。

――BL作家になったきっかけを聞かせてください
大学のころ、友達の家に遊びに行って、布団の下に隠してあったBL漫画を見つけたのが私のBL人生の始まりでした。
その後、子供向けアニメ制作会社で働きながら、副業でウェブトゥーンの彩色アシスタントをすることになり、気がついたらこうして作家になり、オリジナル作品まで描くことになりました。

――配信に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
「第2部をどう綺麗に締めくくれるか」で頭がいっぱいです。重要なシーズンなので、前シーズンよりプレッシャーが倍になっている気がします。
でもこのプレッシャーすら楽しんでみようと思っています!
こんなふうに自分が何かに本気で没頭して挑戦するのは初めてで、作品がここまで皆さんに愛されるとは思っていなかったので、今の状況が現実じゃないみたいです。
こうしてインタビューを書いていることさえ夢のようです。

会社の方々、そして読者の皆さんのおかげで、毎日感謝しながら生きています。
もっと努力して、成長した姿をお見せできるように頑張ります。



 

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
作品をローンチした当初は、海外の読者さんにも受け入れていただけるのかとても不安でした。
しかしそんな不安が吹き飛ぶほどの大きな関心と愛をいただき…とても嬉しいですし、もっと頑張らなければと気が引き締まります。
子どもの頃から日本の出版漫画を読んで育ち、漫画家に憧れていた時期があったので、こうして BeLTOONを通して日本の読者さんに作品を届けられることが本当に幸せです。
これからもソインとヨンウンのさまざまな姿、楽しい姿をたくさんお見せしますので、ぜひ見守っていただけたら嬉しいです。

ちるちるユーザーの皆さまの今年、そして来年が祝福と幸運に満ちた一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
本当にありがとうございます。



レジンエンターテインメント 担当編集より
『Backlight:バックライト』は、物語が進むほどに、作品の随所に隠された意図やポイントが少しずつ明らかになっていく作品です。
何気なく流れてしまうようなシーンも、最初から読み直してみると、すべてが意味をもった仕掛けだったことに気づかされます。
そのため、読むたびに新しい発見があり、何度でも楽しめる魅力をもつ作品としてご紹介したいです。


お読みいただく際には、ぜひ一度はソインの視点で、もう一度はヨンウンの視点で追ってみてください。きっとストーリーにより深く没頭できると思います。
同じ出来事であっても、二人それぞれの感情の揺らぎによってまったく異なる表情を見せてくれるのが、本作の大きな魅力です!


ソインとヨンウンが関係をより強く、より確かなものへと育んでいくその過程を、最後まで見守っていただければ幸いです。 

 

Backlight:バックライト

 

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コメント3

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匿名1番さん(1/1)

先生、いつも素敵な作品をありがとうございます!

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