mongdo先生&Unicorn先生インタビュー

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mongdo先生&Unicorn先生インタビュー 恋愛ゲームの男爵令息に転生して魅力的な攻め達に翻弄される♥ コミックス『脇役に憑依したら愛されすぎて困ってます』

2025/09/29 17:00

モブなのに、イケメン攻略対象3人から溺愛されてるんですが!?

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第4110回
mongdo/Unicorn/NHN comico/comico
コミックス『脇役に憑依したら愛されすぎて困ってます』 2023年3月18日~配信中
mongdo先生サイン色紙プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
とあるハプニングによって、妹がプレイしていた恋愛ゲームの世界に憑依転生した主人公のイ・ジンス。しかし、転生した人物は未来で死ぬことになる悪役のモブキャラだった。元の世界に戻る方法を探すうちに、ジンスはゲーム内の男主人公たちと出会い、関係がどんどん変化していく奇想天外なBL恋愛ファンタジー!

 

――作品紹介をお願いします
mongdo こんにちは。作画を担当しているmongdoと申します。本作品は、妹をもつ兄である主人公、イ・ジンスが、恋愛ゲームに登場するろくでなしのモブキャラ「メイデン」に転生するお話です。攻略対象である男性キャラたちと関わっていくBLロマンスファンタジー作品になっています。

 


 


Unicorn こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。「脇役に憑依したら愛されすぎて困ってます」でストーリーを担当しているUnicornと申します。まずお伝えしますと、この作品はmongdoさんによるオリジナルBLウェブトゥーン作品で、キーワードは「ロマンスファンタジー」「BL」「転生もの」などです。タイトルのとおり、現代を生きる少年が妹のプレイしていた恋愛ゲームの中に憑依転生し、そこで繰り広げられるロマンスファンタジーになります。

 

 







――主人公たちはどんな攻×受ですか?
mongdo メイデン(主人公)は受けで、かなり裕福な男爵家の末息子です。転生後の世界にもすぐ馴染み、なんだかんだうまくやっています。荒っぽく自由奔放な面もありますが、意外と思慮深く、周囲を思いやることのできる性格です。少しツンデレっぽいとも言えるでしょうか…?

カルセンは攻めで、公爵家の主人。無愛想で冷たく見えますが、いたずらっ子のような茶目っ気ある一面もあります(ただし主人公に対してだけ)。過去に傷をもつキャラクターで、その救いに関するストーリーが展開されます。

カエルも攻め。帝国の皇太子で一見優しそうですが、それは皇太子らしさをアピールするための仮面をかぶった姿です。ですが、主人公に対してだけはどこまでも優しく、執着します。

セトリックも攻めで、誰にでも優しく誠実で責任感の強いキャラクターです。人狼族で、満月になると時々獣の本性が顔を出しますが、銀製の装身具で抑え込んでいます。主人公に対しては、純粋な愛と配慮を大切にする人物です。

Unicorn 主人公(受)のメイデンは、少しのツンデレ気質と優しさ、そして気さくな性格を併せ持っています。荒っぽくてちょっと神経質な面もあるけど人間らしい、そんな受けでしょうか?

本作の魅力は、男性主人公(攻)が複数人いる点です。メイデンが最初に出会うカエルは、執着と優しさが特徴の、皇帝攻めです。個人的には、彼には成長ストーリーの要素もある気がします(笑)。

次に、私が一番好きなセトリックです。忠実で紳士的、忠犬のようなイメージが強いです。いわゆる忠犬攻めですよね。ですが、言うことをよく聞く従順なわんこなので、個性的な他の攻めたちに押されがちで…。魅力をアピールしきれていないのが残念です。

最後は、一番メインの男性主人公カルセンです。執着というより、もはや依存に見えます。重度のメイデン依存症に陥っている攻めですね(笑) 。冷たくてクールな性格ですが、メイデンがいないとすぐにダメになってしまう、そんな儚い美しさも魅力です。

 


――当て馬や重要な脇役は?
Unicorn 個人的には、ロージーが一番好きです。いわゆる悪女のイメージから脱却した、女の子らしく人間味あふれる、彼女ならではの可愛さがあると思っています。悪女になってしまう可能性もありましたが、ユリエルの温かい愛のおかげで、優しい心をなくさずに強く成長していく姿を描きたいと思っていました。


――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
mongdo ストーリーにはこだわっています。お見せしたい内容は多いのに、ネームに起こそうとすると上手くまとまらず、また、分量の調節も難しかったです。いざ重要なシーンで流れと雰囲気が壊れていないか、間延びしていないかなどが気になり、心配で悩むことが多かったのですが、ありがたいことにシーズン2(54話)最終話から完結、そして外伝までの制作に、ネーム作家のUnicornさんが新たに加わってくださいました。Unicornさんのおかげで色々整理できましたし、一番助けていただきました。(この場をお借りして改めて感謝を伝えたいです。)

絵も、初期の作画よりクオリティを上げよう、安定させよう、とたくさん努力したのですが…、実際に読者の皆さまがどう感じられていたか気になります!^ ^ スピードも大切ですが、私はキャラクターの美しさ(顔や体など…)を重要視したかったので、できる限りラインが崩れないように意識して頑張って描きました…!

Unicorn mongdoさんのオリジナルシノプシスですので、mongdoさんの構想からできる限り逸脱しないように努力しました。そしてその中で、私が拾い上げた各キャラのストーリーや個性を最大限引き出して描きたいと思っていました。そのせいで、mongdoさんにはチェックをしていただく上でだいぶご負担をおかけしたかもしれません(笑)。

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
mongdo シーズン1、2の頃は、ベースカラーと陰影をつける作業はアシスタントさんにお願いしていたものの、それ以外の工程、つまりネームから作画までは全て一人でやっており、それもあって、セリフを考えるのが大変でした。このキャラにはどんなセリフが似合うだろう、どうすればもっとドキドキさせられるだろう、と本当にたくさん悩みました…。シーズン3からはUnicornさんのおかげでネームとセリフはスムーズになりましたが、その分作画パートをアシスタントさんに全くお任せしなくなったので、常に締め切りに追われていました。(しょっちゅう締め切りに遅れていましたが、広い心で許してくれた担当編集さんには本当に感謝しています)
それでも、一番書きたかったシーンに向かってひた走っていた時が一番楽しかったように思います。「読者の皆さまはどんな反応をするだろう」と考えながら、楽しく描くことができました。^ ^

Unicorn 正直、苦労した点はほとんどありません。楽しすぎて、大変だったことも忘れてしまうほどでした。一緒に作品を作ったmongdoさんとのやり取りもいつも楽しくスムーズでしたし、担当編集さんも色々な面で助けてくれました。ただただ感謝しています。

――今作にまつわる裏話はありますか?
mongdo 本編の主人公たちと関連キャラクターたちの後日談は、長くはありませんが外伝になっています! ぜひ外伝を読んでもらえると嬉しいです >ㅁ<
制作にあたり、分量的な問題でボツにしたのは「ジュード」とその兄の「ドルキファ」に関するストーリーでした。あとは、主人公の妹でもありセトリックの妹の体に憑依転生する「セイ(イ・ジナ)」のパートですね。人狼族らしいカッコいい戦闘シーンやキャラクター性をもっとお見せしたかったのですが、分量の問題で入れられず残念でした…(泣)。

 


Unicorn 実は、外伝の最後のラブシーンはもっと濃密になる予定でした。メイデンとカルセンがついに結ばれる、と思うと私も盛り上がってしまって、全てを注ぎ込んで構成を練ったところ、ありえないコマ数になってしまって(笑) 。さすがに自重したほうがいいと思い、mongdoさんが無理なく描ける範囲に抑えるために何度も修正を重ねました。



――執筆中の思い出に残るエピソードなどうかがえますでしょうか
mongdo 個人的には、シーズン1の序盤で主人公がドルキファに捕まり、セトリックとカルセンに出会うストーリーがお気に入りです。セトリックの過去の回想、牢からの脱出、明かされる主人公の特別な能力、カルセンとの再会、妹の憑依転生を暗示するシーンなど、様々な出来事が起こる長めのエピソードだったので、執筆も一番楽しかった記憶があります!

Unicorn 一番思い出に残っているのは、外伝です。伏線を回収するためにめちゃくちゃ頑張りました。私の一番大きな役割は、mongdoさんがストーリーをつくる裏で、展開に違和感がないかをチェックしたり、たくさん張られた伏線が矛盾なく繋がるようにすることだったのですが、まだ回収されていない伏線を整理するために本編を何度も読んで復習したり、不自然なところをきれいに繋ぎ合わせようとしたりで、頭がパンクしそうでした(涙)。…でも終わってから思い返すと、そのプロセスすら楽しく、本当に夢中で取り組んでいたのだなと思います(笑)。

――今、何かハマっていることは?
mongdo 最近は、カメラで写真を撮ることにハマっています。散歩のときや遊びに行くときに思い出もかねて映像や写真を撮り、その上にパソコンで絵を描いたりしています。また、紙に直接絵を描く水彩画などの手作業も楽しんでいます。時々はアナログ絵も好んで描くタイプなので、楽しく充電期間をすごしています!

Unicorn 今はほとんどの時間を、自分の作品のために割いています。インプットをたくさんしたくて、映画や小説、漫画、ゲーム、アニメーションなど、ジャンル問わず何でも吸収しているところです。世の中には面白いコンテンツがこんなにあるんだ、ということに改めて気づかされています。

――BL作家になったきっかけを聞かせてください
mongdo 学生の頃にたまたま知ったBLというジャンルが、私の心の内面の新たな扉を開きました。大人になってからもBL作家になりたいという思いがあり、楽しみながら絵を描き続けていました。
大学卒業後、少し休みたい気持ちもあってアルバイトをしつつ趣味で『脇役に憑依したら愛されすぎて困ってます』をちょこちょこ描いては「POSTYPE」というサイトに投稿していたのですが、本当に運よく今の担当編集であるチョン・ジウンさんの目に留まり、デビューの準備を始めることになりました。ありがたいことに15禁ジャンルにもかかわらずたくさんの人に楽しんでいただき、人気も続いたので、私にとっては初の作品でしたが、良い結果と経験を得られたなと思います。
ちなみにどうでもいい情報ですが、私が初めて触れたBL作品は中村春菊先生の『世界一初恋』のアニメです…(笑)。

Unicorn BLに関していうと、今回mongdoさんの作品に協力することになって初めて携わったので、これがデビュー作といえるかもしれません。もともとBLも大好きだったので、良い経験になりました。

――インタビューを受けてみて、今のお気持ちはいかがでしょう?
mongdo そうですね…。正直に言うと、戸惑いつつ嬉しい気持ちが一番大きいです。海外からの反応は言語やサーバーの壁もあって触れることが少ないのでよく知りませんでしたが、インタビューの依頼をいただいたことで、日本でも多くの読者さんたちが楽しんでくださっていることを間接的に知れて、嬉しいですしドキドキもしています…!(笑)

Unicorn 今回、インタビューに回答しながら制作過程を振り返ることで、頑張ってやりきったのだなと改めて実感し、胸がいっぱいになりました。まだまだ足りないところも多いですが、そんなところも今後の成長の糧になると信じて謙虚に受け入れていきたいです。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
mongdo 初めての作品で未熟な点も多かったかと思いますが、国を超えて楽しんでいただき、また応援していただきありがとうございました。これからもより良い作品をお届けできるよう頑張ります。私の近況や他のイラストが気になる方は、X(旧Twitter)に時々載せていますので、よかったら遊びにきてください。そして皆さん、日々健康で、幸せでいてください。またお会いできる日まで、バイバイ~!(ありがとうございました^ ^)

Unicorn ちるちるユーザーの皆さん、こんにちは! ご挨拶できて嬉しいです。Unicornと申します。
「脇役に憑依したら愛されすぎて困ってます」をお読みいただき、ありがとうございました。mongdoさんの魅力的なシナリオとキャラクターが際立つこの作品に、こっそりひっそり私も参加させていただいていたのですが、インタビューまで受けることになるとは思いませんでした。私はあくまでもmongdoさんのヘルパーにすぎませんが、それでも本作の執筆メンバーの一員として、読者の皆さんに楽しんでいただくために少しでもお役に立てていたら嬉しいです。本編も外伝も、ぜひお楽しみください!

◆担当編集:NHN comico Korea Jさんより
こんにちは。『脇役に憑依したら愛されすぎて困ってます』のタイトルのように、先生方と長い間一緒に制作に携わった担当編集のJと申します。
『脇役に憑依したら愛されすぎて困ってます』をご覧いただいた読者の皆さまにおすすめの新作がもうすぐ配信開始となりますので、ご紹介します。(『脇役に憑依したら愛されすぎて困ってます』の先生方の推しキャラ・人狼族セトリックに続く、かわいくてセクシーな男性キャラが主人公で登場します。)
人狼であることを隠すために夫婦の営みが淡泊な夫と、それによる寂しさを抱えたまま過去に戻ってしまった妻のお話「オオカミ公爵の秘密」が、9月27日からcomicoで連載されました。ぜひご期待ください!

 

コミックス『脇役に憑依したら愛されすぎて困ってます

 

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