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 市花マツビ先生 インタビュー

2014/01/22 16:57

コミックス『烈情の絆』(大都社)1月25日発売
ヤクザ×刑事! 市花マツビ先生の新刊は、1月25日に大都社「Daito comics ボーイズlove」からリリースの『烈情の絆』。主人公である刑事の悠人は、なぜヤクザと関係を持ったのか? そうせざるを得なかった理由は……、そして二人の結末は!? 市花先生がご自身の萌えを詰め込んだシリアスBL! また表題作とはガラッと異なり、メンズ用セクシーランジェリーを着用する年上眼鏡受の短編も収録しています! それでは「801 AUTHORS 108」271回のゲスト、市花マツビ先生どうぞ!

Q. 新刊の紹介をお願いします!
表題作の『烈情の絆』は、親友を殺された主人公の刑事が敵であるヤクザの情夫になって復讐を遂げようとするシリアスなお話です。
「ヤクザものが描きたい!」周期が定期的に来るんですが(笑)、何度目かの周期の時にこの作品を描きました。日本のヤクザものというよりは、海外のマフィアものが昔から好きです。
で、どうせヤクザものを描くなら、「兄弟」や「ヤクザと刑事」「刺青」など、自分が萌える要素をいっぱい詰め込みました!
他、年下攻×年上眼鏡受のリーマンもの『MEN♂パン』が入ってます。年上眼鏡受はメンズ用セクシーランジェリーを履きます。表題作とはかなり…タイプの違う作品です(汗)。こちらは「眼鏡美人キャラが描きたい!」周期が来てた時に描きました。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?
クールなヤクザ攻×ブラコンの実直刑事受です。攻の壟生はヤクザですが、言葉より態度や行動で部下を引っ張っていくタイプ。男の中の男、男が惚れる男、この人にだったら命を捧げられる! と思われるような男です。受の悠人はちょっと天然というか、弱いわけじゃないんだけど時々見せる危うさがあって、思わず守ってあげたくなるような子です。

Q. 当て馬や重要な脇役は?
私の周りでは、主人公の親友の直哉が人気でした。皆、「直哉がいい!」と言うので、私の頭の中は直哉でいっぱいになり「直哉メインの話が描きたくなりました!」と担当さんに告げたところ、「今はそちらじゃないです!」と止められたのを思い出しました。
単行本で直哉メインの描きおろし番外編を描けたので…よかったかな(笑)。
ちなみに自分で一番気に入っているキャラは南條です。眼鏡をかけたクズキャラが好きなので…。

Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?
過去と現在を交差しながら動いていく登場人物たちのそれぞれの思惑…、主人公の心の動き…でしょうか。
それと、悠人や壟生が持っている銃もこだわって描きました。そんなに詳しいわけではないんですが、モデルガンを3丁買ってきて、キャラクターのイメージに合わせて別の形のものを持たせました。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!
攻め様の背中の刺青は全部点描なのですが、今はデジタルでトーンとか自作したり色々できますけど、未だ私はモノクロ原稿がアナログ制作なので、ひたすらペンで点を打ってました。
何かに憑りつかれたかのごとく点を一心不乱に打ちまくったおかげで手首痛めて後の作業に響きました…。
いい思い出です。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします!
モデルガンを扱ってるお店に行ったのですが、ロケットランチャーが展示されてて欲しくてたまらなかったです。そのあたりをウロウロしてました(笑)。
他にも某ル●ンや某●ジコちゃんが愛用してる銃が売り切れになっててガックリしたり。
見てるだけでも楽しかったです。

Q. 今、何かハマっていることは?
フィギュアが好きで、ガチャ見かけると目当てな物が出るまで投資してしまうんですが、いつしか…肉体美なマネキン(♂)が気になり始めて(笑)。
ネットで素敵なトルソーを見かけたんですけど購入迷ってます。置く場所がない…。

Q. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう?
前作の『甘い舌でとろけさせて』とは真逆のシリアスな作品なので…どんな反応が返ってくるんだろうとワクワクドキドキビクビクしてます。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
はじめまして!
すでに電子版で読んでる方もいるとは思いますが、1冊にまとまった作品をまたあらためて読んでみるのもツウかと思います!
担当さんと試行錯誤しながら色々とチャレンジして描いた作品です。どうぞよろしくお願いします!!

連載担当編集からのコメント
普段は明るいノリのラブコメテイストの作品が多い市花マツビ先生ですが、今作ではシリアスな物語に挑戦しております。
主人公の苦悩と葛藤、そして刑事としての情熱や友情、憎き相手への複雑な感情…その辺りを楽しんでいただけたら嬉しいです。
先生もおっしゃってますが小道具や作画にも力を入れてくださっているので、是非注目してみてください!
市花マツビ先生の新作(前作『甘い舌でとろけさせて』も合わせて)、何卒よろしくお願いいたします!

コミックス担当編集からのコメント
ラブラブものもいいけど、愛憎が渦巻いてて、ふたりがくっつくまでに色んな障害があって、立場の違いに苦しんだりする、そんな重めのBLを読みたい気分の時ってあると思います。
そんな方にぜひ読んでいただきたいのが『烈情の絆』です。
愛情と憎悪、ヤクザと刑事、夜の街、雨、淫靡なセックス…というところを意識してカバーを描き下ろしてもらいました。
ふたりの複雑な表情、雨に濡れて透けたシャツはもちろんなんですが、市花先生渾身、夜の街のネオンの背景が届いた時は、デザイナーさんと共に大興奮!
ぜひ手に取ってじっくり眺めて欲しいです。
同時収録の短編『MEN♂パン』はガラッと雰囲気の違う作品ですが、市花先生の作風の幅広さを知っていただきたいと、敢えて選びました(笑)。
読み応えばっちりの1冊になっていると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!

特典情報
描き下ろしペーパー1種
配布書店一覧
喜久屋書店(一部店舗を除く)
広島県 中央書店 サンモール店 コミコミスタジオ
神奈川県 青馬堂書店
神奈川県 あおい書店 横浜店
滋賀県 本のがんこ堂 唐崎店
東京都 ホーリンラブブックス(芳林堂書店コミックプラザ)
東京都 ブックファースト 新宿店
東京都 福家書店新宿サブナード店
東京都 オリオン書房ノルテ店
徳島県 南海ブックス
詳しくは秋水社HP

(c)市花マツビ/大都社/秋水社

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