ニト先生インタビュー

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ニト先生インタビューワンコ系？×美人の執着が交錯するスリリングなラブストーリー♥初コミックス『クラッシュオンアイズ』

2025/06/13 17:00

執着×執着♥ 緊張感あふれるやりとりが必見のデビューコミックス!!

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第4011回
ニト／一迅社／gateauコミックス
コミックス『クラッシュオンアイズ』 6月13日発売
サイン本プレゼントあり！詳しくはインタビュー後に！

STORY
クラブ通いを続けている莉央は、行きつけの店で貴臣という男に出会う。見るからに派手で自信満々、まるでこの世の全てが思い通りになると思っているような――複雑な境遇で育った自分とは真逆の、いけ好かない奴。そんな貴臣が自分に視線を向けていると気づいた莉央は、自身の恵まれた容姿を利用することに。――〝その気〟にさせて捨ててやる！どれだけすげない態度で接しても好意を寄せてくる貴臣に対し、引き際か…と思い始めていたところ――酔った貴臣を介抱した莉央は、クラブのVIPルームへと連れ込まれてしまい…!?視線と視線が絡み合う、危険な恋の攻防戦。

――作品紹介をお願いします
攻めで遊んでやろうと思っていた受けが攻めに仕返しされる話です。
最終的にはちゃんとくっつく2人ですが、お互いに自分なりの基準で相手に惹かれて、それがうまく噛み合って両想いになります。
「立場が逆転する」・「ここが好きだから他のここはちょっと…なところも受け入れられる」という関係が好きなので、そんな2人になるように考えました。　

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
ワンコ系？攻×美人受です。
攻めの貴臣は、ワンコ系に見せかけて、傲慢な一面があります。澄ました美人が外面が崩れていくのが好き、いろんなプレイがしたいという変態です。
受けの顔がものすごく好みです。
受けの莉央は黙ってれば澄ました美人で、中身は感情の起伏が激しいタイプです。
仲良くなる前は素っ気なかったり、ツンツンしていますが、心を開くと笑顔で甘えたり、わがままを言ったりします。
貴臣のことは、マニアックすぎてドン引きすることも多いですが、大事にされていると感じるので、なんだかんだ受け入れていきます。　

――当て馬や重要な脇役は？
莉央の友達です。物語上は深く関わってきませんが、莉央に様々な影響を与えています。
貴臣と莉央を引き合わせた人でもあります。
物語のその後の話では、喧嘩したら友達のもとへ莉央が愚痴を言いに行き、「深入りはしたくないけど、莉央のことは放っておけないし…」と仲直りするきっかけ作りはしてそうですね。
どのキャラも設定を考えたり、受けと攻めと普段はどんな話をしているかなど考えているので、脇役や当て馬も結構愛着があります。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
マニアックなプレイと乳首をいじっている場面は絶対入れたいと思い、入れました。
変態チックで無理やりにしたい、けど貴臣と莉央がいい感じになるためにはやりすぎではダメだしと莉央の許容範囲のギリギリを狙いました。
あとドン引きするときや嫌がるときはしっかり嫌がってるように描きました。ここは特に意識して描いています。
ドン引きしてから受け入れる流れに、どうすれば莉央と読者の方が納得してくれるのか、嫌なものは嫌、でも段階を踏んで受け入れていくことに納得感があるかは大事だと思います。
客観的には受け入れがたいことでも2人の性格と関係なら受け入れていくのではないだろうかと考えながら描きました。
仕返し中の貴臣は、最初は莉央に無理やり色々していくわけですが、少しずつ段階を踏み、最終的にはちゃんと莉央の合意を得て行為に至りました。
これが最初からずっと無理やり挿入ありのセックスまで至っていたら2人はくっつくことはなかったと思います。　

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
苦労した点は、背景です。苦手です…。今後の課題です。
楽しかった点は、莉央の顔とエロシーンを描いているときです。

――今作にまつわる裏話はありますか？
莉央は初期は今よりもう少しツンとして落ち着いた綺麗なお兄さんのイメージでした。
考えていくうちに感情豊かな人になりました。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
今作の執筆と趣味で漫画を毎日描きながら日中は会社員とスケジュールが詰まった日々でした。
我ながらよくやりきったなと思います。

――今、何かハマっていることは？
心霊系動画の鑑賞です。
特に心霊スポット探索が好きです。幽霊がいるかもしれない、いないかもしれないというのはロマンがありますね。
あと幽霊の怖さはもちらん、生きている人間の怖さも垣間見えるのが好きです。
心霊スポットになるのは何かが起こった後です。解決できるものではない、状況から考察はできても真実はわからない、未知のものへの恐怖などが魅力です。
漫画の作業中に観るのが最適です。

――BL作家になったきっかけを聞かせてください
二次創作を描いていたときから担当さんが見てくださっていたそうで、趣味で創作BL漫画を描くようになり、そこからお声をかけていただきました。　

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
本当に本がでるんですか？というまだ信じられない気持ちで、ずっと夢見心地です。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
ここまで読んでくださり、ありがとうございます！
今作を楽しんでいただけましたら幸いです。　

◆担当編集より
ニト先生のデビューコミックス『クラッシュオンアイズ』が、6月13日(金)発売＆配信解禁です！

危険な恋の駆け引きに心が揺れる――。
執着が交錯するスリリングなラブストーリー。

夜ごとクラブに通う莉央は、ある日、派手で自信満々な男・貴臣と出会う。
まるでこの世の全てを手中に収めているかのような彼に、複雑な過去を持つ莉央は嫌悪感を抱くが、同時にその視線を逆手に取ることを決意する。
まっすぐ好意を向けてくる貴臣に、引き際を見計らっていた矢先、酔った彼を介抱した莉央は、思いもよらぬ展開に巻き込まれていく…。

緊張感あふれるやりとりと、その中で莉央が徐々に快楽と感情に絡め取られていく姿は必見です！
最初は優位だったはずの駆け引きは狂い始め、立場が逆転し、また逆転し――。

「執着×執着」という拗れた関係性を求めている方に、おすすめしたい一作です。
ぜひコミックスでお楽しみください！