うみまりあき先生インタビュー

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うみまりあき先生インタビュー健気わんこ系男子×儚げ美人優等生！「秘密」を共有する青春ラブ♥初コミックス『青嵐とピアス』

2025/05/20 17:00

少しずつ距離を縮めていく二人のピュアな恋にきゅん……♡

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3972回
うみまりあき／文苑堂／.Poika comics
コミックス『青嵐とピアス』 5月15日発売
サイン本プレゼントあり！詳しくはインタビュー後に！

STORY
美麗タッチと心理描写が話題の新星・うみまりあきデビューコミックス！同じクラスの物静かな同級生・鈴が告白されている場面に出くわした風太。若干気まずい空気が流れるなか、突如の雨で鈴がびしょ濡れに…。見かねて服を貸した風太が見たものは、鈴の細い腰で異様な存在感を放つ、へそでぎらりと光るピアスだった。【犬系爽やか男子×儚げへそピ美少年】が織りなす脆く淡い青春ピュアラブストーリー。

――作品紹介をお願いします
クラスでいつも一人でいる物静かな優等生・鈴(りん)、彼がヘソにピアスをつけていることを知ってしまう、ピュアなわんこ系男子・風太(ふうた)。
誰も知らない彼の秘密を自分だけが知っている、そんな特別感を抱きつつ風太は鈴に惹かれていきます。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
風太(攻め)は、思っていること全部顔に出る、わかりやすくてかわいい攻めです。長男なので面倒見がいいです。鈴と仲良くなってくると、遠慮がなくなってきたり、ああいえばこういうみたいな態度とってみせたりします。
鈴(受け)は、静かで誰とも関わりをもとうとしない、ミステリアスなキャラです。他人が自分に興味を抱くはずないって思っているので、風太が何かと心配したりしてきてもどこか他人事です。でも少しずつ心の内をみせてくれるようになっていきます。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
視覚的に印象に残るシーンが一つでもあればいいな…と、がんばって描きました。
商業BLを実はあまり読んだことがなく、モノローグなしの青年漫画ばかり読んでいたので、台詞以外のモノローグを入れるのに苦労しました。
キャラクターの心情が伝わればいいなと、モノローグを考えていきました。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
高校生のキャラクターなので、自分が通っていた高校のことを思い出しながら描いていました。
田舎の高校ですが、のどかな感じが二人のゆるい雰囲気に合っていたのかなと思います。

――BL作家になったきっかけを聞かせてください
『青嵐とピアス』は元々趣味で描いてネットに投稿していた漫画でした。それをきっかけに担当編集さんに声をかけて頂きました。
漫画を描く以前は5年程絵も描かない生活をしていましたし、漫画の描き方も知らなかったので、本当に1から教えて頂きました。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
趣味から始まった風太と鈴の物語が単行本化するということで、半分夢心地の状態です。
声をかけてくださった編集さんに感謝の気持ちが大きいです。本当に貴重な機会を頂きました。
また、連載中からわたしの漫画を読んでくださり、メッセージやお手紙をくださった読者様の存在にずっと助けられていました。
初めて尽くしで不安しかなかったのですが、皆様の優しいお言葉に今も励まされています。感謝の気持ちでいっぱいです！

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
初めての単行本です。
慣れないことも多くありましたが、どこか一つでも気に入ってもらえるシーンがあれば嬉しいです。
また、キャラクターを好きになってもらえたら本当に嬉しいです！
読み返してみるとけっこうゆるふわな二人だな…と思いました(笑)。
あまり力まずに読める話かもしれないです。
ここまで読んでくださりありがとうございます。

◆.Poika編集部より
美しくて繊細な描写に心を奪われる・うみまりあき先生のデビューコミックスです！

ある過去から自罰的な鈴と、まっすぐ鈴の幸せを願う風太。
風太の思いは鈴の心をとかし、鈴にとって罰の象徴だったへそピアスは、2人の秘密に変わっていきます。
繊細で優しい2人の恋模様は、読んでいてキュンとするのはもちろん、大切な誰かに贈りたくなるような一冊です。