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 端丘先生 インタビュー(初コミックス)

2014/01/09 19:19

コミックス『妄想くんのふたりあそび』(リブレ出版)1月10日発売
王子様(?)×妄想家! 主人公の昴は、いつか出会う白馬の王子様を待つしがないコンビニ店員。そんな彼の前に、理想を実体化したかのようなお客さん、聖が現れる……。1月10日に、初コミックスにして描き下ろし大長編『妄想くんのふたりあそび』をリリースの端丘先生。リブレ出版「ビーボーイコミックス」からデビューです! 期待の新人作家にみなさん注目を! それでは「801 AUTHORS 108」263回目のゲスト、端丘先生どうぞ!

Q. 新刊の紹介をお願いします!
傷つく事に対し臆病なコンビニ店員・昴は「理想の王子さま」を思い描き、恋をしたいという欲求を紛らわせていました。
そんな昴の目の前に自分が思い描いてた王子像にしっくりはまる聖が現れます。
聖の事を良く知りもしないまま熱をあげ、いっそう活発に聖との理想恋愛の妄想を繰り広げますが、残念ながら妄想なので聖との接点はゼロのままです。
そんなアホで卑屈な昴が王子様(仮)と結ばれるには…!?
といった話です。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?
夢見がちでアホで、卑屈さと明るさを行ったり来たりする受と、人から理想視される事に窮屈さを感じている等身大の攻です。

Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?
描き下ろし原稿のため、ページ数に上限がほとんど無く自由度の高いストーリー展開にさせて頂きました!



Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?
昴の甥・春と、自称元恋愛詐欺師の小川の話、(同時収録)『春の導火線』は何度もネームを作り直したのですが、どうも重たくなってしまって難航していました。そんな中、担当編集さんが「トイレに行っている間に思いついた!」らしいナイスなアドバイスで作り直したところ纏まりました。その日は暑かったので…。おかげでボツにならないで済みました~!  

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします!
予定がいっぱい入ります様に、どうか神様!! と願いをこめて買った去年の手帳は白いままでした。…家の中で作業すると手帳じゃなくてカレンダーに書いちゃうんです。

Q. BL作家になったきっかけを聞かせてください!
電車に乗っている時間が長くて乗り過ごす事が多かったんです。コンビニで買った漫画を読んで、うたた寝を防止していました。そのうちコンビニの漫画を全部そろえてしまったので、本屋さんで買う様になり、BLも読みはじめました。(もちろん家に帰ってから読みます。笑)すごく好きなBL漫画に出会って、続きのコミックスの発売が待ちきれないので雑誌やアンソロジーも読む様になったら好きな作品が増えていって、BL業界を作っている人たちに会いたくなったのがキッカケです。何かに感動出来ることは私にとって貴重でした。

Q. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう?
ちびりそうです。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
恐らく、ちるちるさんを利用されているユーザー様はBLをたくさん読んで知り尽くしている読者様ばかりかと思います。そんな方々に読んで頂くのはドキドキするのですが、少しでも皆様のハートに届くものがあればと思います。宜しくお願い致します。


担当編集:リブレ出版 Iさんより
端丘先生の作品との出会いは衝撃的でした。原稿の持ち込みに来られて、その際作品を拝見したのは別のスタッフだったのです。しかし、そのスタッフから「こんな面白い作品来たんですよ」と見せられ…………電撃!!!! 年甲斐もなく「担当になりたい担当になりたい」と編集部内で叫びました(笑)。
端丘先生にしか描けない世界、キャラクター、演出、表情――それらはたくさんあると思うのですが、何よりすごいと思わされるのは「人間の黒い部分」。
ひどい男として表現されたり、極端にアホすぎて(笑)心配になったり……と、形はさまざまなのですが、ただ都合がいい、ただ善良なだけではないキャラクターの人間力を感じ、心が震えます。そして、「黒い部分」があるから、そのキャラクターの「光」が輝いて見え、ドラマチックになる……恋愛のジェットコースターをお楽しみいただきたいです。
今作は、アホと妄想が過ぎた(笑)可愛いキャラクターと一緒にときめいたり傷ついたりしながら、「愛とは見返りなのか? 一人でなし得るものなのか? 人と関係が成就するとはどういうことなのか?」といったことを考えさせられ、そして萌えられると思います。
渾身の描き下ろし大作にして、デビューコミックスです。どうぞよろしくお願いいたします!

特典情報
リブレ応援店特典:描き下ろしマンガペーパー

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(c)端丘/Libre Publishing

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