しっぽの北先生インタビュー

目で好きを訴えてくる、口下手で甘えん坊な攻めに沼る…♥

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3900回
しっぽの北／文苑堂／.Poika comics
コミックス『キスと春雷』 2月14日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！

STORY
【猪突猛進イケメン天才棋士×流されフリーター】が織りなす両片思い幼なじみ同居BLが単行本化！ 幼なじみの天才棋士・柊馬とシェアハウス中の倫太郎。現在フリーターの彼は、柊馬との関係性についてある悩みを抱えていた。それは、柊馬から対局で勝利するたびに『ご褒美のキス』をせがまれるようになったこと。つきあってはいないのにキスをされる、どっちつかずの状況にモヤモヤを抱えつつも倫太郎もまた、この停滞した状況をズルズルと続けてしまっていて…？ 新星・しっぽの北が贈る、恋と夢の狭間で揺れるこじらせむずキュンラブ。

――作品紹介をお願いします
攻めの柊馬と受けの倫太郎は、幼馴染でかれこれ6年ぐらい一緒に同居している関係です。
攻めがプロ棋士になってからというものの、対局で白星をあげるごとに『ご褒美』にキスをせがまれるようになりー…。
お互い好きだけれども訳あって何故か付き合ってはいない、そんな二人のお話です。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
攻めの柊馬はプロ棋士として活躍していて、彼自身「将棋と倫太郎」のことしか頭にないキャラでとにかくクールです！
受けの倫太郎も元々将棋に取り組んでいましたが、今はフリーターで中華屋さんでアルバイトしつつ柊馬の世話を焼いたりしています。流されやすい受けです。

――当て馬や重要な脇役は？
当て馬ではないですが、二人の奨励会*時代の先輩で杉浦というキャラです。
なんだかんだ毎話登場してくれて、二人のお兄さん的な存在だったと思います。
個人的に好きなキャラクターは、倫太郎のバイト先の店長です！
*プロ棋士養成機関

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
とにかく攻めが表情を一切崩さないクールキャラなので、攻めの柊馬を描いている時は同じ顔をしていました。
あと将棋が絡んでくるストーリーなので、どのくらい漫画の中で説明したらいいか少し考えるところがありました。

――今作にまつわる裏話はありますか？
二人は小学生の頃からの付き合いですが、「出会った頃は違うクラスで会話したこともなく、最初にちゃんと会話したのが町の中華屋さん」という設定がボツネームの中にありました。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
前作(『好きになってよ、いずみクン。』)とは違いネームを何話かためてからの作画だったのですが、何故か微妙に作画時間が長くなりました…。
たぶん二人とも髪の毛がベタ(黒かった)せいだと疑っています。若干白髪が恋しくなりました。

――今、何かハマっていることは？
お散歩とお茶です！
お散歩は平坦な道が多いので、だんだん山が恋しくなってきました…。
おすすめの山やおでかけスポットがあったら教えてくださるとうれしいです！

――BL作家になったきっかけを聞かせてください
初めて作ったBLの同人誌をひっさげてコミティアに参加したところ、編集さんにお声がけいただいたのがきっかけです！

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
単話を読んでくださった読者の皆様のおかげでこうして一冊の単行本になりました。
とにかく読者様が喜んでくださったらこの上ない喜びです!!
まだ読んだことがないという方にも、どこかワンシーンでも心に残るそんな作品になったらいいなと思います！

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
はじめまして！ しっぽの北と申します。
両片思い、同居もの、幼馴染ものが好きという方がいらっしゃいましたら、是非お手にとっていただけるとうれしいです！
ありがとうございました!!

◆担当編集より
しっぽの北先生、二ヶ月連続刊行の第一弾コミックスです！

倫太郎と将棋以外に興味がないプロ棋士・柊馬×絶賛柊馬に振り回され中の受け・倫太郎。
将来のこと・柊馬のことなど悩みが尽きない倫太郎に対し、クールで口下手だけど倫太郎にだけはまっすぐ愛を注ぐ柊馬にトキメキが止まりません！
すれ違いのモダモダの果てにある、最高のハッピーエンドをぜひご覧いただけたらと思います。
幸せな気分になれること間違いなしです！

コミックス『キスと春雷』

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(C)しっぽの北「キスと春雷」／文苑堂